盂蘭盆会は何故7月15日なのか?(高田道見先生『盆の由来』参究4)
【七世の父母か?無量世の父母か?(高田道見先生『盆の由来』参究3)】の続きである。早速に高田道見先生の『盆の由来』から問答を見ておきたいと思う。◎問ふ、然らば此法は何時にても、随意に之を行ふて然るべき筈なるに、毎年七月十五日と定めたるは如何なる訳なるぞ、又此法は如何なる縁起によりて始まりたるものなりや、委しくその由来を示せ○答ふ、これは目連尊者がその亡母をたすけ玉ひしより始まりしものなり、今ま盂蘭盆経によりて、その来縁を按ずるに、〈中略〉其母は哀れ餓鬼道に生じて苦みを受くること無量なり〈中略〉ソコデ又仏目連尊者に告げ玉はく、七月十五日は十方より集まり居れる衆僧が、自恣とて随意に休暇(ドンタク)を催ふして、既往三箇月中の善し悪しを述べ、甲乙互に懺悔滅罪を為す喜ばしき日柄なれば、其時を幸ひとして当に盂蘭盆会を...盂蘭盆会は何故7月15日なのか?(高田道見先生『盆の由来』参究4)
2024/08/11 09:47