「東京裏返し都心・再開発編」吉見俊哉、集英社新書、2024年12月東京裏返し都心・再開発編(集英社新書)吉見俊哉集英社にほんブログ村都心南西部を7日に分けて歩きながら、その街の歴史を振り返る本。歴史を振り返るのはよいのですが、振り返る都度、再開発を行ったデベロッパーや行政を批判するので興醒め。西武の創業者、堤康次郎批判は何度出てきたことか。せめて批判は一箇所にまとめてほしかったです。自分も同じようなテナントが入った同じような高層ビルをこんなに建てる必要はあるのかなと思ったりもしますが、ここまで批判されると再開発側の肩を持ちたくなってきます。神宮外苑の軟式野球場は再開発によってなくなりますが、著者はここでは軟式野球場への批判を繰り広げており、読んでてガクッとなりました。草野球の聖地なのに。【目次】第一日駅か...東京裏返し都心・再開発編