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AMATが決算発表で株価下落!でも日本の半導体製造装置は…?
週明けは厳しいスタート? 米国債の格付けが下げられたというニュースが金曜の米国引け後に出てきて、週明けの日本市場も荒れそうな感じですが…今回は米国の半導体製造装置大手であるAMAT(アプライド・マテリアルズ)が決算発表後に-5.25%と大きめに下落したということで、半導体製造装置について書きました。まずはAMATの決算発表内容を見てみます。 AMAT決算発表内容Q2実績EPS:$2.39(市場予想:$2.31)売上:$71.0億(市場予想:$71.3億) Q3ガイダンスEPS:$2.15~2.55(市場予想:$2.35)売上:$67~77億(市場予想:$72.4億) Q2実績のEPSは市場予想…
アプライド・マテリアルズが決算受けて大幅下落 米国の半導体製造装置大手、アプライド・マテリアルズ(以降AMAT)の株価が決算発表後に-9.20%と大幅に下落しました。週明けの日本市場でも半導体製造装置関連が下げて始まりそうですが…AMATと東京エレクトロン、SCRENの決算内容や会社コメントなどを見ておきます。 AMAT 24Q4決算発表時のガイダンス25Q1売上予想:前四半期比+1.5% HBM向けのTSV(though-silicon via)なども手掛けておりAI関連に乗れていそうかなとも思っていましたが、会社発表の25Q1売上予想が弱めということで決算発表翌日の株価は-9.20%と大幅…
SCREENは通期上方修正 10/31に決算発表があったSCREENホールディングスは通期経常利益を上方修正、配当も増額となりました。通期経常利益はコンセンサスを上回っていた様子ですが、株価反応は今のところはさほど良くなさそうです。ASML決算の影響が半導体製造装置全体の株価を重くしているような気もします。 ASML決算の考察 2nmプロセスなどの最先端EUV露光装置がイマイチなのかもしれません。まずはスマホやPCといった民生品に適用と考えますがスマホ市況に左右されているようにも思います。 一方、需要が旺盛なAIサーバーなどの産業用は量産実績がある4nm(5nm拡張版)プロセスと考えます。 A…
月足を見てみる 決算シーズンで半導体関連銘柄も色々と動いています。ASML決算で悲観されて、TSMC決算で好感されてと上下激しい感じですが、月足の48ヶ月移動平均線とその乖離率などから銘柄をグループ分けしてみて、それぞれどのように対応してくか考えてみました。 (1) 月足上昇中グループ・NVIDIA・TSMC・アドバンテスト 株価が上昇していて、48ヶ月移動平均線との乖離率が拡大傾向にありそうなグループです。以降のチャートは月足で48ヶ月移動平均線とその乖離率を下段に示しています。これらの銘柄はAI向けに強い銘柄、といったところでしょうか。TSMCは決算も良く、今後の業績への期待も高そうです。…
NVIDIA決算通過で、NVIDIAから他の半導体関連に資金が入る?
NVIDIA決算は良好でも… 8/29(木)早朝にNVIDIA決算発表があり、実績もガイダンスも市場予想平均を上回るという良好な内容でした。ただし株価は決算を受けて翌日-6.38%と下落、その翌日は+1.51%と戻し気味ですが、決算内容ほどの勢いは株価の動きに見られない様子です。 NVIDIAの株価が決算後に勢いがないというのは、AIを軸とした半導体需要が終わりに向かっているという訳ではなく、株価位置であったり需給によるものだと考えています。NVIDIAの業績が良いというのは誰もが予想しており、世界的に多くの人が既に買っていたと推定しますが、そうなると決算後に更に買う勢力よりも利益確定の売り勢…
AMAT、好決算でも輸出規制絡みのニュースで急落?他銘柄への影響は少なそう?
AMATが急落 米国の半導体製造装置最大手のAMAT(アプライドマテリアルズ)の決算発表直前に、中国向け輸出規制に関して当局の捜査が入っているとのニュースがありました。 ただし最近発覚したという感じでもなく、会社側は決算説明会で「2022年10月には当局から召喚状を受けたことを開示済み」と説明しているようです。 決算内容は4Q実績、1Qガイダンスとも予想を上回り良好でしたが、上記ニュース影響なのか翌日株価は-4.01%でした。 仮に中国規制が強化されても 中国規制関連での業績影響を懸念されているようですが、仮に中国向けが減っても2024年はこれまで投資が強く抑制されてきたDRAM、NAND向け…
半導体関連の決算対応と振り返り 11月第2週を過ぎて決算発表もかなりの数が出揃いました。半導体関連株と一言で表しても、それぞれが担う工程は様々です。半導体市況が変化(回復、悪化)するタイミングでは工程ごとに業績の濃淡が出ると考えて「各工程で先行したところの決算内容を参考に、後続で期待できそうな銘柄を厚めに狙う」という作戦で決算に臨みました。 前工程製造装置ラムリサーチ → SCREEN→ 東京エレクトロン シリコンウェハ三益半導体 → 信越ポリマー信越化学 → SUMCO SUMCOと東京エレクトロンについて、決算前に考えた記事は下記です。およそ想定通りの決算内容でした。 ynark.hate…
日米とも決算シーズン 先週は半導体製造装置のラムリサーチ(NASDAQ:LRCX)とSCREENホールディングス、半導体テスターのアドバンテストとテラダイン(NASDAQ:TER)の決算がありました。半導体不況が株式投資をしていない人達にも知れ渡っている現状ですが、各社の売上実績と今後の見通しを見てみると、そろそろ底堅いような印象を持ちました。以下、四半期ごとの売上実績と会社発表の見通しを見ていきます。 ラムリサーチ (LRCX) 米国の半導体製造装置メーカーで幅広い工程をカバーしており、市場規模がかなり大きいドライエッチング装置で高いシェアを持ちます。四半期ごとの売上は前々四半期(23Q3)…
東京エレクトロン、ガイダンス弱めでも株価好調!半導体関連強め?
記載内容:東京エレクトロン、AMAT、NVDA、SOX 東エレは決算後に上昇 東京エレクトロンが5/11(木)に本決算発表がありましたが、翌日の株価は+3.21%の高値引けという反応です。本ブログでは4年前との類似点から東京エレクトロンの自社株買いを意識してきましたが、実際に4年振りとなる自社株買い発表もありました。 ynark.hatenablog.com 半導体関連銘柄の中でも、前工程製造装置関連は決算後に上がった銘柄が多い印象です。LRCX(ドライエッチャー等)、KLAC(外観検査装置等)、ASML(露光装置等)、SCREEN(洗浄装置等)、そして今回の東京エレクトロン(コータ・デベロッ…
半導体製造装置メーカーのアプライド マテリアルズ(AMAT)が11月17日のマーケット終了後市場後に同社の第4四半期決算を発表しました。