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下記は、「秘密資料で読み解く激動の韓国政治史」永野慎一郎(集英社新書1224D)の「第一章朴正煕軍事独裁政権の終焉」から「探偵会社に金大中の見張りを依頼」と「後藤田正晴官房副長官の潜伏命令」を抜粋しました。下記を読めば、当時の田中内閣も、「金大中拉致事件」を法や道義・道徳に基づいて解決する気がなかったことがわかります。そして、それは第二次世界大戦末期に、ソ連軍の南下を抑止するため、急遽、三省調整委員会で38度線を設け、その後、その38度線を基に韓国や日本を「共産主義の防波堤」として位置付けたアメリカも同じだったと思います。朴正煕大統領は、「漢江の奇跡」と呼ばれるような「高度経済成長」をもたらした大統領として評価されることがあるようですが、その背後には、朴正煕軍事独裁政権を支援したアメリカや日本の関与がある...金大中事件、現職自衛隊員の関与と田中内閣