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ダークな味が案外心地いい「ダークマター スケルフ葬儀社の探偵たち」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。各国のミステリが紹介されるなかで、スコットランド発のミステリも多くなってきた。この本は、2020年マッキルヴァニー賞(スコッティシュ・クライムブック・オブ・ザ・イヤー)候補作。エディンバラで創業100年のスケルフ葬儀社。物語はその当主ジムの火葬場面から始まる。妻ドロシーは夫の秘密を知る。娘のジェニーはコラムニストの仕事を解雇され、10年前からジムが始めた探偵の仕...