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子どもの成長・発達のための支援とは~家庭や学校を責めても解決には繋がらない
子どもの成長・発達には、子どもの側に立った養育環境や教育環境、地域や社会の環境が必要です・マズローの欲求5段階説から 「マズローの欲求5段階説」という、心理学者マズローが提唱した「自己実現理論」があります。以下に紹介した有名な「三角形」は、子どもの成長・発達を考えるときに大変理解しやすいと言われています。人間はこの三角形の底辺から頂点に向かって成長・発達していくことを表しています。土台があってこそ次の段階があるということです。 三角形の底辺の下から1段目は「生理的欲求」2段目は「安全欲求」です。生きるための心と身体の衣食住の生活環境の健康度が保障され、安眠できる環境を求める欲求を示しています。…
一.成果主義人事制度 20年ほど前から、「年功制から成果主義へ」というスローガンのもとに成果主義人事制度を導入する会社が増えています。 「厳しい経営環境のもとで、もはや年功的な人事制度は維持できない。年功的な処遇では能力や意欲のある社員はやる気が起こらず、組織も活性化しない。成果と関係のない年功で賃金を決めるということは不公平である。」というような、誰でも納得できそうな明快な説明をしています。 しかし、このように年功制をやめようという議論は、すでに60年以上も前からありました。 日経連は、1955年に企業は賃金制度として職務給を導入すべきであるとして、次のように提唱しました。 「賃金の本質は労…