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一.成果主義人事制度 20年ほど前から、「年功制から成果主義へ」というスローガンのもとに成果主義人事制度を導入する会社が増えています。 「厳しい経営環境のもとで、もはや年功的な人事制度は維持できない。年功的な処遇では能力や意欲のある社員はやる気が起こらず、組織も活性化しない。成果と関係のない年功で賃金を決めるということは不公平である。」というような、誰でも納得できそうな明快な説明をしています。 しかし、このように年功制をやめようという議論は、すでに60年以上も前からありました。 日経連は、1955年に企業は賃金制度として職務給を導入すべきであるとして、次のように提唱しました。 「賃金の本質は労…