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近年、日本国内では、‘おひとりさま’、すなわち、一人で暮らしている単独世帯が増加傾向にあります。2040年には全世帯の40%に達するとする予測もあり、戦後の急速な核家族化の流れを背景として、とりわけ高齢者の単独世帯が増えているそうです。このため、子や配偶者等の相続人がいない状態で亡くなるケースも少なくなく、昨年の2023年には、国庫に納められた国庫帰属相続遺産は凡そ768億円にも達しました。統計を取り始めた2013年には約336億円でしたので、わずか9年間で倍にまで増加したことになります。単独世帯の数と国庫帰属相続遺産の額が比例的に増加するとしますと、今後とも、後者の額は上昇してゆくものと予測されます。おそらく、1000億円を超える日もそう遠くはないことでしょう。現状では、これらの国庫帰属相続財産は歳入と...国庫帰属相続財産を‘教育・研究支援基金’に