メインカテゴリーを選択しなおす
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲19(ラスト) BL小説 「ちょっかいはちょっかいだ。しかし因果応報ってやつだな。そんな昔の所業のせいでお前をあんな野郎に取られるところだった。千雪から、土方にお前が脅されているらしいって聞いて、俺は自分を呪ったぞ」 「工藤さん…」 良太は伸ばされた腕にすがりついた。 確かに工藤が
月夜の猫-BL小説です 春雷60 BL小説 「ああ、そういえば、俺も学生ん時くらいしか。確かに日本じゃ、パーティとかそうそうやらないからな、セレブとかじゃなければ、ハロウィンとかクリスマス、かこないだみたいな誕生会くらい?」 それを聞くと、えええ? と森村は情けない顔をした。 「わかった。確か業者さんでも合コン
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲17 BL小説 「工藤さん…でも…」 言いかけた良太の言葉を遮り、工藤は言った。 「会社のひとつやふたつどうにでもなる」 二人が出て行って閉まるはずのドアがまた開いた。 「残念ながら、そんな面ろい記事とか、書けへんで」 入れ替わるように入ってきた黒縁メガネの男が言った。
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲16 BL小説 「俺の出方次第じゃ、どうするって? いいのか? そんなこと言って、俺がお前のことを書いて週刊誌にでも売りつけりゃ、青山プロの評判もがた落ちだな? 社長が社員にウリさせていたなんてな」 「あれは俺が勝手にやったことで、会社とは何の関係もない!」 「さあ、そ
月夜の猫-BL小説です 春雷58 BL小説 と、良太のジャケットのポケットで携帯が震えた。 取り出すと工藤の文字が浮かんでいる。 「はい、お疲れ様です」 「そっちはどうだ?」 いつものように前置きなしの質問に、「ええ、今のところ滞りなく」と良太は答える。 「秋山の件はどうだ?」 「そっちは、そう簡単にはいかない
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲15 BL小説 鈴木さんから渡された差出人のない手紙を封切ると、パソコンで叩かれたメッセージには、土方のサインがあった。 今度は郵便かよ…… メールに入っているメッセージを無視していたせいで、手紙をよこしたのだと、良太はムナクソ悪くなる。 そこには土方の部屋がある同じマン
月夜の猫-BL小説です 春雷56 BL小説 良太はアクセルを踏んだ。 可能な限り飛ばしてスタジオに戻った良太は、エレベーターで撮影が行われている階へ上がると、アスカの控室を探した。 「良太さん! まだ彼女でてこなくて」 ドアの前から森村が駆けよって小声で言った。 「アスカさん何か言いました?」 「ああ。鍵かけて
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲13 BL小説 土曜の夜、良太は重い足を引きずりながら土方のマンションの前に立っていた。 覚悟を決めてやってきたのだが、土方がドアを開けたところで、「広瀬くんやないか」という声に、良太は怪訝な顔で振り返る。 「え……千……小林先生…?」 千雪と言いかけたが、眼鏡をかけ、
オッサン (ダンナ) は、 今朝 旅経ちました、 黒海へ向けて。 いつもの様に、道中 Find My で追跡させていただき…
月夜の猫-BL小説です 春雷55 BL小説 「あんなあ………、言うても遥か昔のことやろ。しかも勘違いとかの問題やで?」 千雪は言った。 「だから、千雪さんは何も………。要は工藤さんがってことだし。人の思いなんて他人がどうこうできないんだし」 「やから、工藤さん、今大事にしとるんは良太やで? 前に俺がどうとか言う
月夜の猫-BL小説です 春雷54 BL小説 「監督の話、面倒なヤツじゃなかってよかったですね」 夜間工事のために少し先が渋滞していた。 「うん。やから別にわざわざ俺呼び出さんでもええのに」 「ええ? 監督としてはやっぱ、原作者の小説を勝手に変えることに抵抗ありますよ。山根さん、そういうとこ、きっちりした人だし」
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲10 BL小説 それからの良太は何か吹っ切れたように仕事に打ち込んだ。 凡ミスはなくなったけれども、やはりどこか一本欠けている、そんな雰囲気を周りのみんなは感じていた。 良太がおかしいとアスカに言われ、工藤はちゃんと時間を取ろうと考えていた。 確かにたまに顔を合わせても
月夜の猫-BL小説です 春雷52 BL小説 「まあとにかく、鴻池がその阿部を降ろして結局良太ちゃんになっただろ? それも鴻池の企みだったんだが、その時オーディション受けて、監督やプロデューサーもこいつだって決定しかけてたのが、実は天野だったんだ。スカイプロモーションも自信もって天野を売り出そうとしてたとこだった
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲7 BL小説 男の車で連れていかれたところは、代々木上原にあるそこそこのマンションの一室だった。 閑散としているのは良太の部屋も同じだが、黒で統一された家具調度はきちんとコーディネイトしてあるのはわかる。 ベッドルームにでんと置かれたキングサイズのベッドまで黒。 げー、
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲6 BL小説 やっかいごとは早く片付けた方がいいだろう、と翌日の夜、良太は指定された場所に出かけていった。 「土方建造…さん? フリーライター…ですか」 名刺を出されたので自分もバカ正直に名刺を渡す。 「広瀬良太、ね。どっかで見たと思ってたんだ。青山プロか。お前、新宿のあ
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲5 BL小説 良太の前に立った背の高い男は、「おや、まさか、こんなところでゴーさんにお会いできるとは」と、親しげに森山に声をかける。 「お前もここ出入りしてるんやったな。そんな嬉しそうな顔したかて、ネタなんかないで」 アスカにくっついて一緒に乗っていた森山は軽快な関西弁で
ワタクシ、 トルコ在住約30年。全くなんの自慢にもなりませんが。あと数か月で満。 = オッサン(ダンナ/たまにアイツとも表現)と結婚30年。Ma…
2023年5月14日(日) 今日は『母の日』ですね。 世界中のお母さん方、母の日おめでとうございま~す! と、ほのぼのとしたお祝いの日であった筈なの…
今日は新入社員の歓迎会です。 昔はこういう飲み会嫌いじゃなかったんですが、最近は苦手になりつつあります。 多分、会社の人たちと深い付き合いがないからなのかなと思います。 若い人が多く、会話も探り探りなためなーんか疲れちゃうんですよね🤣 同じくらいのオッサン同士が一番楽なんですが、なかなか周りにいないもので…。 一次会でサクッと帰ろうかな。 それでは皆さん今日も1日頑張りましょう! にほんブログ村
ケーススタディー <ケース① 牛乳> コーヒー用に牛乳温めようっと、、、あれ、もうあんまり残ってなかった。買い置きあって良かった〜。 <…
(前ブログ『オツボネ人生最高のバクラヴァを食す☆2023年姑詣で on 断食明け砂糖祭第一日』からの続き…) シシ子とクロちゃん、ただいま~。後でご…
トルコに長過ぎたオツボネが日本に帰って思う事 ー ① コーヒー編
一人暮らしの母親の為に、 一年に一度は必ず日本に帰国するのですが、 帰った時にいつも思う事、 それは、 …
なんせ、爺婆のグループ故に、ジェットコースター系は乗らない。😅ランキングに参加しています。どっちもポチっとして頂けると非常に嬉しいです。 にほんブログ村
先の2月に日本へ帰国した際に、気晴らしに髪染めてみた 日本で流行っているインナーカラー(青) 周りの評判、クール&ドライな辛口娘ナー…
オッサン (ダンナ) & セゼロフ (息子)、今日も断食中。(3月23日から開始なので、13日目) オッサンの方はどうでも良いのですが (笑…
目的 ブレーキフルードとクーラントを買いに千葉北2りんかんまで行ってきました。もう5年乗ってるのに両方とも一度も交換してなかったので(汗) こちらが購入したカワサキ純正のロングライフクーラントとブレーキフルード。暇見て交換します。 駐車場
書くことが沢山あって頭の中整理出来ない…久しぶりに昼間オッさんと共に散歩猫キャットウォークノルウェージャンフォレストキャットランキングにほんブログ村">
月夜の猫-BL小説です 花さそう28 BL小説 「研二さん作ったんですか?」 「うん、大根食べとうなって」 研二は控えめに頷いた。 「ほんまに美味い。今度レシピ教えて下さい」 佐々木も気に入ったらしく、しきりと感心している。 四人がテーブルに向かい合って食べていると、ぞろぞろと皆が階段を降りてきた。 「美味そう
月夜の猫-BL小説です 花さそう24 BL小説 「そうだ、工藤さん。佐々木さんが、工藤さんとこの別荘にある作品見せてもらいたいんだと」 沢村が工藤に言った。 「かまわないぞ、いつでも。俺がいなくても平造がいる時なら」 「何かしら? 工藤さんの別荘の作品って」 理香がそれを聞きつけて工藤に聞いた。 「いや、なんか
月夜の猫-BL小説です 花さそう23 BL小説 「じゃ、コニャックを頼むよ」 速水が言った。 「ジントニックお願いできる?」 理香が聞いた。 「わかりました」 「マティーニとかいいかしら?」 彩佳が聞いた。 「もちろん。工藤さん、バカルディでいいですか?」 「ああ」 工藤は頷いた。 「あたし、何を飲もうかな」
月夜の猫-BL小説です 花さそう22 BL小説 頭にタオルを巻いてバスローブ姿のアスカは、良太の注意にも馬耳東風で、カウンターに入って行くと、ソーダをグラスに注いでゴクゴクと飲んだ。 「はあーっ、生き返った」 「オヤジな発言!」 「うるさいわね、良太。ちょっと長湯し過ぎちゃって、喉乾いちゃって」 そこへ牧や森村
月夜の猫-BL小説です 花さそう21 BL小説 「どうぞ」 速水が工藤と良太の前にグラスを置いて向かいに座った。 「ありがとうございます」 良太はほとんど炭酸かというロンググラスに口をつけた。 工藤は彩佳を覚えていなかったが、住田という名前に記憶があった。 三友フィナンシャルの住田か? いつの間に良太のやつ、知
月夜の猫-BL小説です 花さそう20 BL小説 「キッチン、去年よりすごいことになってて。業務用のでかい食洗機があるんです。食器とか片付けるのもすげえラクで」 良太はこんな風に工藤が仕事を離れてゆっくりしていることが何だか嬉しかった。 「手伝っていたのか?」 「ええ、今さっき終わったとこです。あ、でも、社員さん
月夜の猫-BL小説です 花さそう18 BL小説 「最初はいずれ会社はお前に任せればいいかと思っていた。無論お前が望めばだが。しかし、アスカの操縦はお前じゃないとダメだろう。独立という手もある。バックアップは惜しまないぞ」 すると秋山はややあって神妙に答えた。 「ありがとうございます。その言葉を疑いませんよ
月夜の猫-BL小説です 花さそう17 BL小説 「うっさいぞ、沢村!」 良太は振り返りもせずに言い返す。 「お二人、ほんと仲いいんですね」 笑う牧に、「どこが。犬猿の仲だろ」と良太は反論する。 「そろそろ風呂、行きませんか?」 あいつは相変わらずどこでも馴染むやつだ、とそんな良太のようすをみていた工藤を秋山が誘
月夜の猫-BL小説です 花さそう16 BL小説 「そうなのよね~、フフ、昔、克也が千雪ちゃんにコテンパンにやられた事件って知ってる?」 「え、何ですか、それ」 理香の話にちょっと興味を持った良太が聞き返したその時、理香の背後から「古い話を坊やに聞かせて取り入ろうなんざ、お前もやきがまわったな」と茶化した声で速水
月夜の猫-BL小説です 花さそう15 BL小説 良太がリビングに戻ると、鍋も終盤に差し掛かり、京助や公一がデザートをトレーに乗せて運んできて、カウンターバーの前のテーブルに置いた。 ほとんどが参加者の差し入れだが、良太はパンナコッタのグラスを見つけて早速手に取った。 以前藤堂がオフィスに持って来てくれたパンナコッ
月夜の猫-BL小説です 花さそう14 BL小説 ロケットの蓋を開けると、そこには工藤の亡き母親の写真が入っている。 ルビーが本物かどうかなどより、母親の写真が入ったロケットなど工藤家の思い出の品であることが重要だろうが、良太としては、そんな高価なものを自分が預かっていることが何やら背中がむずがゆくなってしまうの
月夜の猫-BL小説です 花さそう(工藤×良太)13までアップしました BL小説 花さそう(工藤×良太)13までアップしました
月夜の猫-BL小説です 花さそう13 BL小説 「こいつ、犬が寄ってくるんだぜ? いつだったか、犬と一緒のCM撮りでさ、どうも犬がご機嫌斜めで撮影がストップしてたのが、良太が来たらえらく懐いて、俄然、撮影も調子よく進んでさ」 小笠原が笑いを浮かべながらしゃべる。 「そう言えば、イタリアでも加絵の犬や猫にやたら懐
月夜の猫-BL小説です 花さそう12 BL小説 「あのさ、ここはとにかく健全な、合宿なんだよ。変なことなんかあるわけがない」 断言した良太だが、これまでの佐々木に言い寄った面倒な男たちのことを考えると、沢村が心配するのも無理はないかとも思う。 まあ、その一人は無害なスラッガーだったからいいようなものの、沢村と
月夜の猫-BL小説です 花さそう11 BL小説 「ただ今戻りましたあ!」 元気よく走り込むように入ってきた良太と森村は、リビングに展開されている鍋料理に、「うわあ、うまそお!」とばかり突進した。 「あ、工藤さん、ちゃんと食べてくださいよ! あ、それとさっきのスーツ一式クリーニングに出しますから、あとで渡してくだ