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月夜の猫-BL小説です 幻月33 BL小説 「わかった。何かおかしなことがあったらすぐに俺のところにくるんだよ」 「ラジャ!」 パーキングから車で出ていく直子を見送って、のんびりと歩いていた藤堂だが、通りかかったタクシーを拾った。 ワンメーターほどの距離に嫌そうな顔をした運転手に、「悪いね、急ぐんで、釣りはいら
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!11 BL小説 俺て、恋愛運とことん悪い思てたけど、ここまできたらお祓いでもしてもろた方がええんちゃう? 南青山にある広告代理店プラグインは、二年前、大手広告代理店英報堂のエリートだった河崎、藤堂の二人が興した会社で、河崎の元部下である三浦と浩輔を加えた四人がこのオフィ
月夜の猫-BL小説です 月で逢おうよ32 BL小説 「知らなかったの? ほら、二人のおじいちゃま、元政治家の」 ひかりが言った。 「ああ、長谷川元外相?」 「幸也のパパとタケのパパが、その息子だから。タケのパパは婿養子に入ったから、検見崎だけど」 「え、そうなんだ………じゃあ、似てても当然ですね」 ごく普通
「菅原」「……どうしたの?」「ここ、こりこりになってきた。すごい、指で弄れそう」 したたるような声で言うや否や、清音が指先で彩葉のはっきりと赤みをまとったふたつの尖りをつまんだ。そこから注がれる快感に息を呑んだ彩葉の喉から、うわずった声が迸る。「あ、あぁ、……っ、や……!」 反射的にぎゅっと目をつぶってしまったので、否応なしに触覚と聴覚が研ぎ澄まされる。はっきりわかる。清音にどんなふうに触られているか。...
月夜の猫-BL小説です 幻月32 BL小説 「いやもちろんもちろん。それにその二人の話からも、完全に工藤さんをクロにできない何かがあるんだろう。当然、否認しているだろうし」 藤堂は一人頷く。 「うーん、とっくに名探偵コナン氏も動いているだろうけどね。小田弁護士もついているから」 「そうなんだけど、やっぱりさっき
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!10 BL小説 心臓がドキリと跳ね上がる。 あの男だろうか。 何故佐々木の電話番号を知っているのか、一応そのあたりのことは確かめなくてはならないだろう。 「…………はい」 「切らなくてもいいでしょ? 今朝だって、何も言わずに帰っちゃうし」 背筋にすっと悪寒が走る。 「す
月夜の猫-BL小説です 月で逢おうよ31 BL小説 「あいつら学生じゃねーだろ」 幸也が怪訝な顔をする。 「だから、女の子ならいいの」 「少なくともしょっちゅう仕事でいなくなるタケより俺のが役に立つよな、勝浩」 今度は勝浩を巻き込むつもりらしい。 「ちょっと手伝ったくらいで、口だけ男のお前に懐柔されるわけないだ
「菅原、こら、じっとしてて」「ごめん、想像以上に恥ずかしい、これ」「……こら、もう、強硬手段に出るよ」 そう言って、彩葉のパジャマのボタンをベッドの上でひとつずつ外しながら、真上から彩葉を押さえ込んでいる清音が器用に脚で彩葉の動きを封じた。直接、肌に触れる清音の指がくすぐったくて身をよじりたいのに思うように動けない。こんなときなのに笑いだしそうになる。 されるがままにパジャマをはだけられ、素肌に手の...
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!9 BL小説 「そやね、キッチングッズとか一所帯いるよねぇ。悪いけど直ちゃん、買い物行って来てくれるかなあ」 佐々木はオフィス用に作った法人カードを直子に渡した。 「例えばグレードは? 食器類とかの。あと、佐々木ちゃんのご要望は? 欲しいものある?」 「ナオちゃんの判断
月夜の猫-BL小説です 月で逢おうよ30 BL小説 午前中いっぱいは、ハイキングコースを走ったり、二ヵ所にあるテニスコートのうち山荘の裏手のアンツーカーの方を臨時ドッグランにして犬たちを自由に走らせ、一緒にフリスビーをやったりして、犬も人間も思い切り楽しんだ。 その間中、幸也はなんだかんだと勝浩に絡んできて気がつ
どうせまたすぐ脱ぐんだけどな、と思いながらも一応パジャマを着て、先に髪を乾かし終わった彩葉はキッチンでペットボトルの水をごくごく飲んだ。清音がドライヤーをつかう音がする。なんだか生活って感じ、と気分をよくして水を冷蔵庫に戻す。 リビングのソファにおさまり夜のニュースをつけると、清音が脱衣所から出てきた。紺のストライプのパジャマをだぼっと着た清音は彩葉のとなりに腰をおろすと、つけたばかりのテレビを...
月夜の猫-BL小説です 霞に月の67 BL小説 「それはまた……」 天野は気の毒そうな顔で良太を見た。 「いやいや、もう、いい思い出ってだけで、意気消沈してるわけじゃないですよ?」 「そうですか? さっき歩いてた時、かなり思いつめたような顔をしてたみたいだったから」 「え………」 ひょっとして、だから誘ってくれ
2023-10-01更新2023.10月発売の新刊の購入予定です。 (文頭の数字は発売予定日) 02#59101;灰かぶりコンプレックス⑥/木下けい子 17#59101;ハッピーオブジエンド/おげれつたなか 19#59101;賢者と寵愛の翼/榎田尤利 27#59101;君には届かない。⑧/みか #59101;副音声はうるさい十分に④/英子 あれっ?! 今月は欲しい新刊少なめですね。 「灰かぶりコンプレックス⑥」 格差CPももう6巻ですか! NYの妖怪(直純の親族)が出てくるのかなぁ?? 「ハッピーオブジエンド③」 実は2巻積んでます・・・・・・・(^▽^;) なので、購入予定には上げましたが 3巻は新刊落ち(というか2巻読む)までは買わないかもです。 「賢者と寵愛の翼」 「賢者とマドレーヌ」の続編です! 電子での配信はいつになるのかなー。 紙で買えるものなら買いたいけど 電子で買え..
月夜の猫-BL小説です 幻月30 BL小説 滅多なことでは狼狽えることもない鈴木さんだが、彼女にしては怒り心頭といった目を二人の粗暴なやり方の刑事に向けていた。 「何か、出ましたか?」 年配の刑事と若手の刑事の二人組はやってきた小田の顔を見るとあからさまにムッとしたような顔をで頭だけ下げた。 「ちゃんと元通り
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!8 BL小説 ええご縁が、ごっつい男やなんてことになったら、おかあちゃん、怒るやろな。 いきなり昨夜の男を母親に紹介するシーンが頭に浮かんで、佐々木は慌ててそれを打ち消した。 「おかあちゃんの、ええ加減、耳タコやし。ほな、俺もオフィス行ってみますわ。ナオちゃんだけに押
月夜の猫-BL小説です 月で逢おうよ29 BL小説 幸也が部屋に戻ってきたのは、十二時になろうという時間だった。 「……ん……長谷川さん…」 ややあって、傍らに誰がが立っている気配に、寝ぼけ眼で勝浩は幸也を見上げた。 「悪い、起こしちまったか。いいから寝てろ。ちょっと煙草吸ってくるから」 くしゃっと勝浩の髪を撫
「どうした、急に赤くなって」 からかう口調で清音が言う。赤くなった頬を隠す方法がない。だから、彩葉は清音をまっすぐに見た。「や……あの、これから清音とするんだなって、ほんとにセックスするんだなって……」 ばしゃんと湯が跳ねて、抱き寄せられる。ぴったりとすきまなく身体がくっついてしまうと、これ以上ないほど速まった鼓動を知られてしまいそうで恥ずかしい。それよりも。「やだ、ちょっ……と、清音、」 清音は器用に...
#59011;紙書籍 #58946;電子書籍 #59020;CD・DVD (#59101;=購入時、発売から1ヶ月未満の新刊) 色字は感想記事へのリンクです。 (文頭の数字は購入日) 01#59011;#59101;その恋、自販機で買えますか?③ /吉井ハルアキ #59011;#59101;明日はどっちだ!⑩/山本小鉄子 02#58946;がっこうのせんせい①/松本花 #58946;ALASKA/キム・フィールディング #58946;もうひとつのドア/月村奎 03#58946;#59101;ギヴン⑨/キヅナツキ #58946;#59101;蛍火艶夜(上)/amase #58946;#59101;秘密の森の魔術師はのどかを願う(上)(下) /蔓沢つた子 #58946;がっこうのせんせい②~⑧/松本花 #58946;日々是好日/松本花 #58946;がっこうのふわもこ日誌①②/松本花 #58946;ロイヤル・シークレット①② /ライラ・ペース 07#58946;#59101;くさっても猫なので(下)/関口かんこ ..
2023-09-30更新==2023.9.2購入(コミックシーモア)== #59128;ALASKA/キム・フィールディング #59128;もうひとつのドア/月村奎 9/1-4 新書館ブックフェアで50%OFF +小説・ラノベ10%OFFクーポン ==2022.9.3購入(コミックシーモア)== #59128;ロイヤル・シークレット/ライラ・ペース 9/1-4 新書館ブックフェアで50%OFF +3-5冊作品横断20%OFFクーポン #59128;ロイヤル・フェイバリット/ライラ・ペース 9/1-4 新書館ブックフェアで50%OFF +ディアプラス・コミックス10冊20%OFFクーポン 「ALASKA」 初のモノクローム文庫。 海外BL小説に初めて手を出しました。 短編なので、サクッと読めましたが 内容は読み応え抜群で とても短編とは思えないくらいでした..
月夜の猫-BL小説です 幻月29 BL小説 木戸は千雪の言った通り、女が殺されたとされる時間の一時間ほど前に大きなスーツケースを引いてチェックインし、翌朝チェックアウトし、駐車場から車でホテルを出たようだ。 木戸は西早稲田のボロアパートに住んでいて、誰かと一緒でもなく一泊数万円ものホテルに泊まるには何らかの理由
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!7 BL小説 「ちょ、ちょっと春日さん、またそうやって、たったか一人で決めるし。営業なんか、そこまで面倒見る余裕ないよって。ナオちゃん、一緒に来てくれるだけで十分……」 その時、ドアがノックされて、たった今話題に上がった当の池山直子が顔を覗かせた。 「ああ、やっぱりここ
月夜の猫-BL小説です 月で逢おうよ28 BL小説 「何だよ、いつのまにそこの二人、できちゃってんの?」 「えー、知らなかった、美利と勝浩くんって、そうなのぉ?」 酒が入っているから、みんな勝手なことを言う。 「あの子が勝浩に告ってたって?」 犬たちにおすそ分けをしながら、幸也はへらへらやってきた検見崎を掴まえ
パジャマを抱えてふたりで脱衣所に入ってしまうと、彩葉はもうなんでもいいような気分になり厚手の長袖Tシャツとジーンズをぽいぽい脱いで洗濯かごに放り込んだ。下着に手をかけたところで清音がうろたえたような声を出す。思わず振り返ると、ボタンダウンのシャツを半分脱いだところで動きが止まっている。「菅原、待って、ちょっと待って」「どうしたの?」「……その、あまりの色気のなさに驚いた」「ここまできたらあってもな...
「風呂、どうする?いっしょに入るか?」 食事をすませ、シンクに水の落ちる音を聞きながら、皿洗いをする恋人を眺めていたところに唐突に聞かれた。空耳かと思った彩葉は「え?」と問いかえす。だから、と言って清音がゆっくり目を伏せた。「いっしょに入るか、別々に入るか」 まさかそこから選択のカードが切られると思ってもみなかった。内心の動揺を気取られないように気をつけつつ、彩葉はしばらく考え込んだ。「いっしょに...
月夜の猫-BL小説です 幻月28 BL小説 麻布警察署の留置所でまた浅い眠りのまま朝を迎えた工藤は接見に来た小田を見て苦笑した。 「毎日ご苦労なことだな」 「他人事のように言うな」 小田は生真面目な顔で年季の入った鞄から手帳を取り出した。 「皆がお前のために動いている。しばらくの我慢だ。会社の方は問題なく動いて
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!6 BL小説 「隣いうても、あちらさんはうちなんかと比べ物にならんでかいお屋敷やから、あの高い塀の中の人間とちゃんと顔合わすなんて、あんまりないからな。けど、確かに美人でしたよ。今時珍しい天然て感じの」 淡々と、佐々木は説明した。 「フン、お前に聞いたのが間違いだったよ
月夜の猫-BL小説です 月で逢おうよ27 BL小説 「うん、動物園とかでも面倒見切れなくなったからって、人間の都合であちこちやられて。動物の心をもっと考えろって、思いませんか?」 「全く人間は勝手な動物だよな」 「俺ね、小さい頃、動物園に連れて行ってもらうでしょ? なんでみんな檻の中にいるのかな、って思ってた。
月夜の猫-BL小説です 霞に月の(工藤×良太)64までアップしました BL小説 霞に月の(工藤×良太)64、恋ってウソだろ?!5、月で逢おうよ26、幻月27までアップしました。
月夜の猫-BL小説です 霞に月の64 BL小説 「身体休めないとダメだよ? モリー、頑張ってくれてるし。そうそう、さっきなんか、通りがかりの金髪人種が困ってたんで道案内までやってくれてたよ。英語、できる人は尊敬に値するね~」 宇都宮に持ち上げられた森村は「や、向こうで育ったというだけで」とちょっと笑う。 最近、
月夜の猫-BL小説です 幻月27 BL小説 「ありがとうございます。よろしくお願いします」 まさか谷川がそこまでやってくれるとは、良太も思っていなかった。 「へえ、そうなん? 確か奈々ちゃんのマネージャーやろ?」 千雪がちょっと目を丸くして聞いた。 「ええ、ボディガードとしても力を発揮しててくれますし、きっちり
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!5 BL小説 「よう、あのしまりやのおかあちゃんにOK言わせたもんや」 父親が他界した後、一番町の財産は税金にかなり持っていかれたが、それでも尚広い屋敷や庭、それ以外に近辺に土地建物のいくつかを母の淑子と佐々木が相続した。 そのひとつ、かつて父親が事務所として使っていた
月夜の猫-BL小説です 月で逢おうよ26 BL小説 さすがに空気が違っていた。 山々の連なりにさえ、手が届きそうだ。 「ひゃっほうっ!!」 「ぜっけーだー!!」 九月も終わりのよく晴れた日の早朝、『動物愛護研究会』の一行を乗せた数台の車は、八ヶ岳の麓にある検見崎の山荘に向かって、ひた走っているところだ。 窓から
「ごめんな、菅原。自分がこんなに下手だとは思いもよらず」「しょうがないよ。はじめてに、失敗はつきものだから」 ほぼ完璧なできばえの南蛮漬けと豚汁、そしてなんだかべちゃっとした状態に仕上がったおひたしを食べながらふたりでくすくす笑う。「さっき、つい台所で盛りそうになったばちが当たったかな」「……はじめてセックスするのがキッチンというシチュエーションが好きなのかと思った」 彩葉が開けっぱなしにした冷蔵庫...
月夜の猫-BL小説です 幻月26 BL小説 二人が小田の事務所を訪れると、所長室に通され、調査員の遠野譲がコーヒーを出してくれた。 「工藤は元気だったよ。まあ面白くないのは当然だが、あの強靭な精神力の男だからな、今のところ否認と黙秘を続けている」 小田は言った。 「ところで一緒に行動していたのかい?」 「いえ
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!4 BL小説 「もう俺はいらん言うんか?」 「そんなわけないだろ? 落ち着いて話を聞いてくれ」 ジャスト・エージェンシーの社長室で、まるで痴話喧嘩のようなやりとりがあったのは、八月も末の夜。 そろそろ独り立ちしたほうがいいだろう、と春日が切り出したのだ。 「実は、もうオ
月夜の猫-BL小説です 月で逢おうよ25 BL小説 「なんか勝浩、とってもいい抱きゴコチぃ」 「長谷川さ……!」 ちょっといい人だと思ったらすぐこれだ。 そんなことしないでほしい。 俺が、どんなに好きだったかなんて、知らないくせに! 今だって、また…………。 その時、勝浩の耳に聞き覚えのある声が聞こえた気がした
菜の花紀行に出かけて行った両親と入れ違いにやってきた清音は、手土産のショートケーキを彩葉に渡すと「きょう、俺も夕飯づくりを手伝っていいか?」とわくわくした表情でキッチンを眺めた。「もちろん、ありがとう。今晩は白身魚の南蛮漬けと青菜のおひたし、豚汁にするつもりなんだけど」「……俺、おひたしの係にしてくれ」「だよね」 ケーキを冷蔵庫にしまいつつ彩葉がこたえると、「笑ったな」とうしろから腕が伸びてきて抱...
月夜の猫-BL小説です 幻月25 BL小説 いざとなれば最終手段とも言っていた。 最終手段っていったい……… 知る必要のないことって……… いや、やっぱ考えない方がいい。 それにしてもガチで暴力団の抗争? そんな工藤の存在が関係してるなんて……。 いや、向こうが勝手に引っ張り込もうとしてるだけじゃん! けど何?
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!3 BL小説 佐々木は自分を笑い、だる重い身体をようやく起こすと、シャワーでも浴びて会社に顔を出すべく、バスルームに向かった。 湯を止めて何気なく鏡の中の自分を見た佐々木はぎょっとした。 首の付け根にくっきりと残る痕に、思わず赤面する。 「あいつ、えろ、情熱家やってんな
月夜の猫-BL小説です 月で逢おうよ24 BL小説 「あ、どうも…すみません……」 二人してブランコに腰を降ろし、ポカリスエットの蓋を取る。 ポカリを一気に半分ほど飲み干して、勝浩はようやく人心地ついた。 あたりはすっかり暗くなってしまった。 どこにいる、ユウ! 迷子になって寂しい思いをしているのではないだろうか
母親が朝の情報番組の懸賞で『春の房総半島~おふたりで巡る一泊二日菜の花紀行~』に当選したのは、彩葉が清音との交際をはじめて2か月ほど経った、冬のしっぽをようやく春が掴んだ頃合いだった。「どうしよう、彩葉~。お母さん、このさきの幸運をぜんぶこれにつかっちゃったかも……」 テレビ局からの当選案内をダイニングの照明に透かしながら、オレンジ色をまとった横顔が言う。「だいじょうぶ、だいじょうぶ。このさきも母...