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想像していたよりもやることが多い、とアルフレードは目の前にずらっと並ぶ書類を前に後退ってしまう。専門的な単語で埋め尽くされた書類の数々は読むだけでも一苦労で、それを正しく理解しなければならないとなると容易にはいかない。全ての判断に責任が伴い、承諾のサインをする手が震えてしまう。(こんな毎日を当たり前のような顔で乗り切っているのだから、やっぱりこの人は“選ばれた人”なのだろうな)向かい側のソファに腰を...
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ11 BL小説 しかし、浩一の中ではそれは相容れないことだった。 まさかと思い、心の中で懸命に否定していた。 ところが、河崎の口からはっきりとその事実を告げられ、浩一の心の内に怒りがこみ上げた。 「あなたは一体何を言っているんです? 浩輔は男ですよ?」 「それで
月夜の猫-BL小説です 寒に入り42 BL小説 「今から仕事?」 亜弓が聞いた。 「トラブってて」 と、また携帯が鳴った。 ワルキューレだ。 「先に休んでて」 良太は皆にそう声をかけると携帯に出た。 「あ、はい、川岸さん、今からお連れします」 背後が俄かに賑わいだ。 良太が振り返ると杉田さん夫妻と
BL小説「推しアイドルの専属マネージャーになるには『大きいこと』が大切でした。」
サークル名 ・すいすいうみのなか 年齢指定・R18ページ数 ・198 ジャンル・双子 芸能人/アイドル/モデル 誘い受け ボーイズラブ 中出し 淫乱 複数プレイ/乱交 メス堕ち最後に一つ、お尋ねしたいことが。 「持田さんは、巨根ですか?」……推しアイドルを応援したい気持ちが高まりすぎて応募したマネージャー募集の面接でそう聞かれたのは、エロすぎる双子アイドルの性欲発散おち●ぽマネージャーが求められていたからだった! えっ...
サークル名・灼熱の砲撃 シリーズ名・革命の徒花 作者・行雲流水 年齢指定・R18ページ数 ・27 ジャンル・屈辱 緊縛 言葉責め 命令/無理矢理 合意なし 近親もの 執着攻め 乳首責め「革命の光が、私を闇へと閉じ込める――。」 貴族でありながら民衆の味方であったエドワード・ヴァルフォードは、腐敗した王政の崩壊を目の当たりにする。 革命の旗を掲げたのは、彼が最も愛する息子、ユリウスだった。 民衆の支持を受け、新た...
サークル名・灼熱の砲撃 カップリング・兄×弟作者・行雲流水 年齢指定・R18ページ数 ・13 ジャンル・ヤンデレ 屈辱 しつけ 言葉責め 下僕 閉じ込め 命令/無理矢理 合意なし皇帝崩御により、新たな皇帝となった李 煜然。 その即位は宮廷に恐怖をもたらし、彼の異常な執着の矛先は、唯一の弟・瑾瑜へと向けられる。 幼い頃、兄の優しさに慕情を抱いた瑾瑜だったが、ある事件を境に煜然への恐れを抱くようになる。 宮廷を離れ...
サークル名・ラッパナイップル カップリング・叔父×甥っ子年齢指定・R18ページ数・45ジャンル・SM しつけ 言葉責め 拘束 焦らしできそこないの侯爵家三男は、一生、遊んで暮らすつもりでいたのが、急に甥っ子の面倒を見ることに。 はじめは渋々だったものの「パパ!パパ!」と懐かれて、溺愛するようになり、いつか婿入りするのを想像して悲しんでいたら、突然「糞親父!」とグレてしまって・・? 異世界転生もののBL小説です。義...
サークル名 ・熱の砲撃 カップリング・魔族×王子年齢指定・R18ページ数 ・13 ジャンル・王子様/王子系 屈辱 しつけ 拘束 羞恥/恥辱 命令/無理矢理 合意なし アナル王子は囚われ堕落する 長年の平和を満喫していたルーガリア王国。 しかし、国王の豹変を気に、国内の空気は一変した。 国王の一人息子である王子レオナルトは父の豹変の原因が占い師であるデリファスだと疑い、独自に調査を行っていた。 だが、レオナルトの動...
BL小説「制服フェチの男子高生と泣き虫お巡りさんの人にはいえないエロ事情」
サークル名・ダラナ カップリング・お巡りさん×高校生 高校生×お巡りさん年齢指定・R18ページ数 ・65 ジャンル・強気受け 雄っぱい 言葉責め 拘束剣道部から急にガングロヤンキーなった男子高生があまりに柄にもなく非行に走るので、頭にきたお巡りさんがおしおきを・・? 隠れ不良だった男子高生が改心をするも、泣き虫お巡りさんがトラブルに巻きこまれて体を火照らせて悶えるのに、心を鬼にしておっぱいを・・? 現代ものリ...
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ10 BL小説 大学時代、河崎、藤堂、村上とお坊ちゃん同士の悪友で、よく遊んだ。 「薬出しとくから、今夜は安静にしてよく寝ることだな」 「入院しなくていいのか?」 河崎は確認した。 「インフルも陰性、入院する理由がない」 「お前、腕は確かなんだろうな?」 直
月夜の猫-BL小説です 寒に入り41 BL小説 「やだあ、お兄ちゃん、野球しかやってこなかったから、今頃そのツケが回って来てるんじゃない?」 「あら、楽しそうじゃない? そうだわ、今、撮影中の映画、『大いなる旅人』、絶対観なくちゃね、お父さん」 百合子が宣言した。 「おう、良太が仕事で関係してるんなら、観な
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ9 BL小説 「あのマンションは」 河崎が口を開いた。 「私が祖父から譲り受けたものですから、私が部屋代を払う必要もないですし、ご心配には及びません」 「はあ、しかし、本当によろしいのでしょうか?」 「はい」 河崎はいつもと同じ強い眼差しを浩一に向けた。 「わかり
月夜の猫-BL小説です 寒に入り40 BL小説 沢村と佐々木はちゃんと付き合っているから、それでいいのだ。 けれど、工藤と自分の関係って付き合っているっていえるんだろうか、と考え始めると、良太はぐるぐると思考の渦に埋没してしまうのだ。 良太はしばらくタブレットに向かい、家族単位で渡す土産のリストを作って
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ8 BL小説 「いや、ほんと、一体どうしたんですか? この南極かという寒さは」 三浦が肩をすぼめる。 「そうなんだ、実はねって、俺が知ってるわけないだろう? 気象庁にでも聞いてくれ」 藤堂はお茶目な顔で肩を竦めて見せた。 三浦も河崎も落ち着く間もなく電話でやり取
月夜の猫-BL小説です 寒に入り39 BL小説 「でもお兄ちゃんに任せれば大丈夫って思われてるってことじゃない? ほんとはさ、お兄ちゃん怪我した時、慌てて会社に押しかけたら、それこそ俳優さんとかいろんな人が心配して集まってて、こんなにお兄ちゃん慕われてるんだって思ったらさ、脳震盪だってわかったし、だから私が出
玄関のドアにもたれて、どのくらいそうやって泣いていただろう。あまりにもやりきれなくて、手からこぼれるその感情があふれるような涙だった。ほとほとと、遠慮がちに背中を接している扉をたたく音に気がついた。肩をびくりと揺らす。追いかけてきて、くれた?あんなにひどいやり方で突き放したのに、それでもまだ求めていてくれる?「陽詩くん」呼ぶ声がする。震える心を物理的に鎮めるように、両手で胸を押さえた。そうでもし...
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ7 BL小説 「何がトップAEだよ、俺なんか」 「なーに言ってんだよ、あの河崎さんの下で二年もいたんだろ? 尊敬に値するって」 自嘲気味な浩輔に、長谷川は感心したように言う。 「やめてくれよ。お前こそ、すっかりエリートって感じじゃん」 「またまた~」 長谷川は明る
月夜の猫-BL小説です 寒に入り38 BL小説 「フフ、でも、良太ちゃん、八面六臂の活躍でしたもんね、去年も」 美味しいわとケーキを堪能していた鈴木さんが今度はそんなことを言う。 「うちの祐二も良太ちゃんのこと、すごく信頼してるみたい。ほら、前の事務所でギャラ持ち逃げされちゃったでしょ? それから結構人を
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ6 BL小説 「俺もちょっとは頭を過ぎったんですけど、今回は自分で何とかやってみようかと」 浩輔がぼそぼそ言うと藤堂は顔をほころばせた。 「えらいねぇ、浩輔ちゃん。がんばれ!」 頭を撫で撫でされて、「ちょっと、ガキじゃありませんてば!」と浩輔は抗議する。 「風邪
月夜の猫-BL小説です 寒に入り37 BL小説 つまり宇都宮は、古くからのファンだけでなく、現役女子高生のハートも掴んでしまう俳優ということだ。 「宇都宮さんて、デビュー当時から今まで、ずっと人気俳優だったってことですよね?」 良太は言った。 「持ち上げてくれても何もでないからね」 宇都宮は良太ににっこ
ちゃぷちゃぷと揺れる波を眺めているうちに、眠たくなってきた。思えば、きのうの夕刻から急展開で、心を置き去りのまま現実が進んでいる。思いがけない再会、二回目のセックス、響生のときどき心に引っかかり波紋をもたらす言動。さっきの「……ごめんな」はいったいなんに対するどういう謝罪だったんだろう。気持ちにはこたえられないということ?おなじ気持ちにはなれないということ?かすかに落ち込みながらも、睡魔にどっぷり...
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ5 BL小説 翌日、浩輔にしては珍しくオフィスに着いたのが十時ギリギリだった。 昨夜、風呂に入ってからまたパソコンに向かったのはいいが、うっかり眠ってしまったのだ。 気がつくともういつも家を出る時間だった。 慌てて着替えて地下鉄に飛び乗ってから、少し頭がぼん
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には19(ラスト) BL小説 工藤が自分の中に入り込もうとするその時の痛みに、良太がわずかに目を開けると、何だか苦しげな工藤の顔が見える。 ふと、降りしきる雪の中で、鳴きながら羽ばたいていた大きな白鳥の姿が脳裏に蘇る。 切なげで哀しい、野生の命だ。 何だよ! あんた
月夜の猫-BL小説です 寒に入り36 BL小説 小笠原が今日はオフだというので、良太は真中に引率を頼んでしまったが、仕事ではないので撮影を楽しんでみているようだ。 撮影が始まる前にメイクを直してもらっている宇都宮の横に、マネージャー田之上を見つけて良太は挨拶をした。 「今日はありがとうございました」 「
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ4 BL小説 「どうもしないが、お前がどんな暮らしをしているかと思って、母さんにも一度行ってみてくれと頼まれてたしな」 宮坂のアパートを引っ越す時、まだ使えるものなどを浩一が知り合いの学生に譲ったりしてくれたのだが、引越しの時は浩一は仕事があったし、友人が手伝って
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には18 BL小説 「工藤さん、何かあったの? 良太ってば、ものも言わずに部屋に戻って、ご飯にも降りてこないのよ」 午後八時、ホテルのレストランに集まった面々の中に良太の姿はなかった。 アスカが気にして工藤に聞いてくる。 「そうなんだよ、昨日、帰るなり良太、勝手に部屋にあが
月夜の猫-BL小説です 寒に入り35 BL小説 息せき切って良太がスタジオに辿り着いた時には、既に真中が見学希望者を引率して宇都宮俊治主演の単発ドラマの収録が行われている現場へと足を踏み入れているところだった。 「お、良太ちゃん、今日撮影?」 廊下で顔見知りのディレクターに声をかけられて、良太はぺこりと頭
うそというのは、つきなれていないととっさに声にならないことを思い知る。酸素を求める魚よろしく口をあけたり閉じたりしていると、見かねた響生が助け舟を出した。「俺は、陽詩くんの親戚」 ……になるはずだった人。陽詩は心のなかで付け足す。相沢は感じのよい笑みで「あ、そうなんですね」と笑う。ミルクティー色の髪をした彼女は「仲良しでいいなぁー」と、邪気のない瞳で言った。陽詩は急いで頭の中からこの場を収めるのに...
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ3 BL小説 途端、猛烈な風に真っ向から出くわし、思わず身を硬くして目を閉じる。 「もう三月も近いのに、なんなんだよう」 とにかく早いとこ帰ろうと地下鉄の階段を駆け下りた。 通り道にあるコンビニで弁当を買い、とぼとぼと今の浩輔の住居である河崎のマンションへと辿り
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には17 BL小説 良太はむっつり黙りこくったまま、みんなの後ろからゲレンデに出た。 小笠原は、どうしたんだ、と良太を心配して声をかけたが、アスカや秋山はあえて何も聞いてこない。 しかもまたしても招かれざる客がそこに登場したのだ。 少なくとも良太にとっては。 出掛けに
月夜の猫-BL小説です 寒に入り34 BL小説 そして良太は男だ。 良太が工藤を狙った男に刺された時、良太の妹の亜弓が言い放った言葉が頭から離れない。 「おにいちゃんには将来があるんです。これから結婚したり奥さんや可愛い子どもと、ささやかでも幸せな家庭を作る権利はあるんです!」 工藤を見た時の亜弓の目
Seesaaブログのみなさま、はじめまして。 まゆりと申します。 SSブログのサービス終了に伴い こちらへお引越ししてまいりました。 BL歴10年目。 主にBLマンガの感想を書くこのブログは この2月で開設7年目に突入しましたが 当初より現在までもンのすごいマイペースで 記事更新しております。 どうぞよろしくお願いいたします。 移行による表示の乱れなどが まだまだ修正しきれていないため お見苦しいところが…
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ2 BL小説 第一、デザイン部でも俺以外は芸大の院を出た佐々木さんを筆頭に芸大や美大、或いは名のある美術学校を出た者ばかりだったし。 浩輔がはあ、とため息をついた時、藤堂のポケットで携帯が鳴った。 「はい、ああ、お世話様です。ええ、今からですか? 大丈夫ですよ、で
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には16 BL小説 エントランスあたりで、先ほどの集団の中から「へ、うそ」と言う声と、先ほどいちゃもんをつけてきた男が、驚いたような顔で工藤の方を一度振り返るのが、良太にも見えた。 男たちが姿を消すと、従業員も客もホテル中がほっと胸を撫で下ろしたようで、空気が和らいだ。
月夜の猫-BL小説です 寒に入り33 BL小説 店のスタッフは三人を見るとすかさず奥の和室に通してくれた。 おそらく局からそう遠くない立地故に、業界人も結構顔を見せるのだろう。 真新しい店内は、結構手の込んだ渋い作りになっており、ちょっとした料亭もどきな雰囲気で、夜はじっくり酒も飲めるようだ。 「それに
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ1 BL小説 二月も半ばを過ぎ、ここ数日は不安定な天気が続いている。 昨日などは気温がいきなりぐんぐん上昇し、通りを行く人々も上着を脱いで汗を拭きながら歩いていたかと思えば、今日は藤堂氏もマフラーをしっかり巻いてやってきた。 「また冬将 青山にある最近できたばかり
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です いつだってこれだよ(河崎×浩輔) BL小説 河崎×浩輔、誰にもやらない、みんな、はっぴぃの続編エピソードです。 元英報堂のエリート営業マンだった河崎、藤堂、三浦とジャストエージェンシーのデザイナー浩輔が、代理店プラグインとして船出してから半年あまり、 いく
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には15 BL小説 いざ出陣、とばかりに、部屋に戻ろうとした青山プロダクション一行の前に、今まさにエントランスからホテルに入ってこようとしている、黒ずくめの集団があった。 良太はふと、いやな予感がした。 工藤が中山組組長の甥であることは、どうにもできないしがらみなのだが、
月夜の猫-BL小説です 寒に入り32 BL小説 「あかんね……去年、知り合うた女の子にフラれたて話、あれ、ほんま、俺、話しとっても引いてもうて、女の子に愛想つかされて当然やってん」 そう言えばそんな話もしていたっけと、良太は思い出した。 豪快で陽気なイメージしかなかった八木沼にそこまで深刻なトラウマがあった
2025-01-31更新==2025.1.23購入(コミックシーモア)== #59128;后宮のオメガ(上)/露久ふみ 2/5まで50%OFF +2/28まで30%pt還元 +X BLジャンル10%OFFクーポン +木曜ポイ活1%pt還元 +ハッピーランチアワーに作品購入で10pt ==2025.1.24購入(コミックシーモア)== #59128;犬を拾いました。/おんせん 1/26まで30%OFF +1巻目に使える3冊20%OFFクーポン ==2025.1.25購入(コミックシーモア)== #59128;片想いをこじらせています。/ヤマヲミ 1/30まで30%OFF +1巻目に使える3冊20%OFFクーポン ==2025.1.26購入(コミックシーモア)== #59128;有閑倶楽部①/一条ゆかり 1/31まで70pt +1巻目に使える..
昼まえに響生のアパートを出た。電車とバスを乗り継いで、水族館を目指す。思えばふたりだけで公共交通機関をつかうのははじめてで、デートみたいと思う。これを、どういう外出と位置づけたらいいのかわからない。「ひさしぶり。水族館に行くなんて」「俺、大学んとき年パス持ってた」「魚が好きなんですか?」 響生が「んー」とうなった。返答を選ぶときの癖らしい。ややあって、「海を知らない魚たちって、ちょっと考えちゃう...
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には14 BL小説 朝、起きてみると、体中が痛い。 「夕べ、調子に乗りすぎたかな~」 良太はぼそりとつぶやいた。 それより、工藤には昨日フロントで会って以来顔を見ていない。 顔を洗っていると、部屋の電話が鳴った。 「はい! あ、何だ、お前か」 慌てて電話に駆け寄るが、
月夜の猫-BL小説です 寒に入り31 BL小説 「しばらくして目え冷めてきて、起きな思た時や、その子が、誰かと電話で、八木沼なんかちょろい、写真撮ればカモれるとか何とか話しよって」 「え、それってハニートラップ?」 八木沼の話に良太は驚いた。 「先輩にくれぐれも引っ掛かるなて、耳タコやったのに、ほんまにな
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には13 BL小説 ―――――――――が、しかし。 「あ、良太、いたいた!」 「よう、元気だったか? 俺がいなくてさびしかったろ?」 翌朝、連れがきているという、フロントからの連絡に、うきうきとロビーに降り立った良太は、聞き覚えのあるそれらの声に、耳を疑った。 「あ…アス
月夜の猫-BL小説です 寒に入り30 BL小説 八木沼にも話したのであれば、よほど八木沼のことを信用しているのだと良太は改めて思う。 インタビューが終わり、携帯を見ると時刻はまだ二時前である。 スタジオ見学には十分間に合いそうだと思いながらスタッフと打ち合わせを終えて帰り支度をするか、という時に、八木沼
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には12 BL小説 翌朝は、かろうじて雪も小降りになり、中標津町を出た一行は、一路道西へと向かった。 昼にはニセコに着いた一行は、一旦宿となる『ホテルニセコ』に荷物を預け、その足で撮影に出向く。 だが、それも、風蓮湖の時とは打って変わって、楽しげに辺りに生息する野生動物を