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江戸時代後期の天保年間(1830-1844年)ともなると、江戸幕府の体制には大きな 歪みが生じていました。 たとえば、年来の大飢饉のなかで大坂市中に餓死人が続出したのも、その一例で、 それを見かねた元大坂町奉行与力の大塩平八郎(1793-1837年)が当局に救済策を 上申し...
豊前街道(山鹿市) 10日の室内楽や合唱に続き11日も山鹿市の八千代座でケント・ナガノの公演この日は 能『月の卯』(つきのうさぎ)で始まり 真ん中にシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」(抜粋)を挟み 最後再び「月の卯」で終わるというプログラム。 月を介して東西のそれぞれの魅力を引き立て合う形となり一体のものとなり,試みは成功していたと思う。深い感銘を覚えた。11日は古墳をめぐって古代人の生死観に思いを巡らせ、古刹を訪れて戦乱に思いを馳せ、自分は「疲れた」一日、精神は何物かに憑かれたようでもあり道化のような人生でもあり、故郷に戻ったところまで同じ設定ではないか。 物語は(西欧だと月の光を浴びるというのは病んだ心を連想させる)道化師が、人を笑わせるのがなりわいながら、哀しみに打ちひしがれているのかーー月に憑かれ、人生にも疲れはて、故郷に戻って絵に描かれた酒に酔ったり懐かしい香りに遭遇したりす..