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中国臨済宗の大慧宗杲禅師(1089~1163)にこんな教えが残されている。黄面老子、纔かに悟了して、便ち此の如き広大なるを見得す。然る後に、慈を興し、悲を運んで、生死の海に於いて、此岸に著かず、彼岸に著かず、中流に住せず。而も能く此岸の衆生を運載して、彼岸に到らんと欲す。生死の中流に住せず。『大慧普説』巻17黄面の老師というのは、釈迦牟尼仏のことである。よって、釈尊が悟って、広大なる仏法を見得し、その後、慈悲を興して生死の海の中にあって、迷いの岸にも悟りの岸にも、その中にも留まらず、迷いの岸にある衆生を運んで、彼岸に到ろうとしたというのである。釈尊の慈悲による衆生済度を意味しているといえる。浄土教系の文章を集めた文献に、このように書いてある。阿弥陀仏と観音・勢至と大願の船に乗り、生死の海を泛る。此岸に著か...彼岸と此岸とその間
戦争を起こした露のPも またそれを見ている者も 迷いのまっただ中にいる 満ちることない欲望を 満たそうと藻掻いでる そして恐らく次なるは 避けられない苦しみを 避けようと藻掻くのだ ☆ 此岸とて 放てば余る四大種 寂滅為楽 合掌
今朝、仕事に行く途中、道端に彼岸花が咲いていました。近くに頭だけ出した芽も幾つかありました。彼岸花は、必ず彼岸が近づくと、何もないところから突然芽を出します。そして数日で一気に茎を伸ばして花を咲かせます。 彼岸花は一つの花ではなく、複数の花の集合体です。通常一つの花茎に五個から七個の花を外側に向かってつけます。それぞれ細長い花弁が六枚あり、スマートで長い雄しべがあります。とても芸術的な形をしています。見ていて飽きません。私は、あの形が大好きです。 埼玉の日高市に、巾着田というところがあります。高麗川が180度ぐるっと回って、巾着袋のような形の土地ができました。そこに、毎年彼岸花が群生します。林…