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雨降りが楽しかったのは久しぶりだ。優しい雨だった。「②」だけど、本シリーズはこれで終わりである。雨に濡れた緑が辺りを覆い尽くし、まるで静かな森の中を歩いている気分だった。帰る頃になると薄日が差してきた(その後は青空も覗いたようだ)。雨が止んで欲しくない、そう思ったのも久しぶりだった。この日(6月3日)、雨の角館を歩きながら頭の中に流れてきた曲が二つある。一つが昨日掲載した「Here'sThatRainyDay」。そしてもう一つが「GentleRain」。歌うのはアストラット・ジルベルトだ。昨夜、ニュースで彼女の訃報を知った。鼻歌しか歌ったことがないと言われる彼女が、「イパネマの娘」を歌って突然世界的大スターになった。元の夫であるジョアン・ジルベルトも2019年に亡くなっている。スタン・ゲッツも、アントニオ...雨の角館②~アストラッド・ジルベルトの雨