「逆コース」をもたらしたケナンの思想

「逆コース」をもたらしたケナンの思想

戦後の日本や韓国(朝鮮半島)に決定的な影響をもたらした「対ソ封じ込め政策(ContainmentPolicy)」を主導したジョージ・ケナン(GeorgeF.Kennan)が、モスクワのアメリカ大使館における勤務経験を生かし、本国に送った「X論文(XArticle)」、通称「長文電報」は、トルーマン政権内で回覧され、アメリカの冷戦外交の基本方針となる「封じ込め政策」につながったといいます。そして、ケナンが1948年の訪日調査を基に日本の戦略的価値を再評価し「日本の経済復興と安定が極東の安全保障に不可欠である」と結論づけたことが、日本のGHQの政策転換、いわゆる「逆コース」の政策となったということです。下記は、<『朝鮮戦争の起源2⃣1947年─1950年「革命的」内戦とアメリカの覇権』【上】』ブルース・カミン...「逆コース」をもたらしたケナンの思想

2025/04/12 11:27