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古典主義という考え方は古代ギリシャから始まっていますが、その美術的な力は今も生きています。ローマ期におけるギリシャ美術の退廃を指摘して古典主義の終了として一時代の様式のように捉える見方があるかもしれません。西欧の美術の歴史の中でローマがギリシャを手本とし
絵は視覚で受け止めるのですが、その時純粋に視覚的な経験として記憶から照合するのか、自己の運動感覚として照合するのかで主題が大きく変わります。純粋な視覚には自己は含まれないので他者や自然、環境への視線として記憶されているでしょう。視覚から運動感覚として情報
古典古代の造形が優れているのは普遍を目指していたからです。アフリカの仮面などと並べて考えてみてください。アフリカの仮面は誇張した表現の中に造形の面白さを見せてくれます。表現力のある意外な誇張が随所にあります。多様な造形美を作り出しています。スタイル、個性
絵の市場的な価値はオリジナリティーにあります。個性的で、独自のスタイルやテーマを持っている画家の作品が常に絵の価値を決めています。個性の最もよく現れた作品に市場的な価値があります。画集で紹介されるのも主にそうした作品です。しかし、絵を描く者の側からはそれ
ラシーヌなどの古典主義演劇の理論に「三一致の法則』というのがあります。「時の単一」「場の単一」「筋の単一」の3つの要素を入れた舞台を古典主義演劇といいます。ラシーヌのような厳密な理論家になると、「時の単一」ではパフォーマンスの経過する実際の時間と、演劇が進