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レアリズムの本質は何だったのかというと「口実、建前、嘘で固めた体制は嫌だ」との感情でしょう。科学主義とか論理主義とかいうのではなくて、どんなことでも真実なら暴露して体制の鼻を明かしたいという怒りなのでしょう。優美に上品に取り繕ったり、冷ややかに冷笑するの
裸婦が問題を引き起こしたのは19世紀に始まります。社会の常識に反抗する芸術家のイメージが生まれたのも同じ頃です。ロココ時代には享楽的モチーフとして裸婦が沢山描かれましたが、19世紀以前は神話的な情景という口実を設けていました。神々や精霊などは裸で描かれるのは
文章に上手い下手があります。それが日記調のものであれ記録ものであれ小説であれ、井伏鱒二の文章ように虚構でも臨場感があり、瑞々しい文章とする技術があるのでしょう。それがドキュメンタリーになるとたどたどしいい拙文が返って事実としての説得力を持ったりします。絵
トライダーG7>③敵の正体なんて誰も知らない最後まで知らない
こちらから続いています。 「トライダーG7」基本設定とあらすじ❷敵サイド 敵の正体は、視聴者にすらほとんど明かされないまま。 敵の名前は「ロボット帝国」。 アニメ雑誌や資料本を買ってようやく「ロボット帝国・ガバール」というフルネームを知った当時のお子さまがた。 作中ではガバ...
奈良県立美術館で開催されている野田弘志展に行ってきました。日本のリアリズム絵画を代表する画家の一人です。あまりにも超絶過ぎて言葉にならないというのが、見終わった第一印象です。個人蔵や各美術館蔵の作品を、この展示会で見れるのは一見の価値ありですね。下の絵は、ゴルフボールの鉛筆デッサン。球体を描く基本と、ディンプルの陰影を注意しながら描いた。...
リアリズムは一つの精神状態です。主観をことさら排除して、普遍妥当性を示そうとします。写真が登場すれば、主観からは距離があるとみなされる機械的過程で生まれる画像をリアルと同等に扱います。写真のメカニズムが捉えるのは対象の物理的な外観です。主観を排して客観に