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松村雄策の「僕の樹には誰もいない」を読んでしまった。「読んでしまった」というのは、先日書いたように、今まで発表された彼の文章を「全部は読みたくはない」という気持ちがあったからである。でも読んでしまった。そりゃ読むよね。目の前にこんな素晴らしい文章があるんだから。 でも読んだことは報告できても、あとは何て書けばいいんだ?という思いで一杯である。でも頑張って書いてみよう。 僕は、この本を読んでいる間中、彼が僕に話しかけてくれている風に感じていた。もちろん今までの作品もそうであった。他の読者で僕と同じように感じている人も多いのではないだろうか。つまり彼の言葉を借りれば彼はニール・ヤングなのである。松…
Amazonよ、ちょっと遅くないかい?もう読んじゃってる人もいると思うけれど、松村雄策著「僕の樹には誰もいない」がやっと届いた。 どうしよう。まずはご飯だ。 さっさと食べた。封を開き、本の帯を読んだ。そして目次を開いた。さっそくタイトルが松村節全開である。ちょっと紹介させてもらって、そのあと、違う話題を書いて、ちゃちゃっと記事をアップして少しだけ読むことにするか。緊張するな。 僕が気に入ったタイトルはこんなのです。 「70年目の12月8日に向けて」 「ジョン・レノンの秋は生きている」 「ポールを肯定するんだ」 「しかし、酒をやめるわけにはいかない」 「秋まで待てない」 「冬に走り回ろう」 「キ…
今日は松村雄策最後の作品である「僕の樹には誰もいない」の発売日だ。僕の手元に届くのは明日か明後日になるだろう。今から楽しみでしょうがない。しかし、である。 昔、松村雄策は、ジョン・レノンが亡くなって大分たってからのエッセイで「僕には(ジョンの作品で)まだ聴いていない曲がある」「だから僕はジョン・レノンの作品をコンプリートしたわけじゃあない」「それでいいと思っている」というようなことを書いていた。そして何年か経ってから「もう聴いてもいいんじゃないか」と思い未聴の曲を聴いた、という記事も読んだような気がする。 僕にとっての松村雄策の最後の作品も同じようなものである。これで、この人の新作は読めない、…