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アメリカの二大政党制は、現状を見る限り既に限界に達しているかのようです。とりわけ、昨日の記事で述べたように、両陣営の拮抗状態は人為的な操作が加わった可能性が極めて高く、外部からのコントロ-ルを疑って然るべき状況にあります。同コントロールの最大の目的は、二頭作戦、即ち、国民がどちらを選んでも行き着く先が同じ、というものであり、有権者の自由意志による選択を大義名分とした巧妙な作戦としましょう。もっとも、近年のアメリカ大統領選挙には、二頭作戦のみならず、もう一つの目的が潜んでいるように思えます。現職のジョー・バイデン大統領が選出された前回の大統領選挙では、不正選挙疑惑をめぐる大混乱が生じています。この時も、トランプ候補の優勢が報じられながらも、今般の大統領選挙と同様に両者の支持率は凡そ拮抗していました。そして、...目的はアメリカの混乱と破壊?
二大政党制は、国民に選択の自由を与えている点において、その機会さえ与えられていない一党独裁制よりは‘まし’ではあります。近代議会制民主主義の発祥の地であるイギリスが長きにわたって二大政党制を維持し、‘自由で民主的な国’を自認するアメリカも二大政党制の国であるためか、二つの大政党が競う二大政党制は、民主主義国家のモデルの如くに見なされてきました。日本国でも、1996年の小選挙区制の導入の裏には米英に倣った二大政党制への転換の思惑があったとされています。しかしながら、現代という時代を考慮しますと、この二者択一の政党政治のモデルは、様々なリスクも抱え込んでいるように思えます。そもそも、今日という時代にあっては、全ての政策領域における利害や見解を対立する二つに分けて括ることは凡そ不可能です。このことは公約一括選択...アメリカ大統領選挙に見る奇妙な伯仲状態
今回の総選挙でその考えを強くしたが、日本には二大政党制は合わないのだ。二大政党では多様な民意を掬い上げることができない。小選挙区制だから無理やり二大政党になっているが、比例代表制では自民党と立憲民主党の二大政党は併せても50%の得票率を得られなかった。国民は二大政党を拒否しているのだ。政党別得票率を明記しているサイトを引用したかったのだが、検索が下手なのかこれしか見つからなかった。白票・無効票もあるだろうが資料がないので除外する。千の桁を切り捨てて計算する。比例総投票数は5449万票になる。自民党の比例得票数が1458万票だから得票率は26.7%になる。立憲民主党の比例投票数は1156万票だから得票率は21.2%になる。二大政党の比例投票率は47.9%になる。自民党と立憲民主党は消費税減税を公約に掲げなか...二大政党制は日本に合わない
11月8日に実施されたアメリカの中間選挙では、事前の予想よりも共和党が伸び悩み、同党の大勝とまでは至らなかったようです。バイデン大統領は、早々に「巨大な赤い波の現象は起きなかった」として安堵感を示しています。「民主主義を維持し、この国の選択の権利を守りたいというメッセージを送った結果だ」とも述べていますが、バイデン政権、リベラルに内在する反民主主義、反自由的傾向を考慮しますと、この言葉も虚しく響きます。否、過激なポリティカルコレクトネス、グローバリズムの推進による中間層の破壊、有無も言わさぬワクチン押し、狂信的とも言える脱炭素への傾斜、IT大手と結託したデジタル全体主義の推進、あるいは、メディアによる世論誘導や偏向報道など、反民主主義、反自由な政策や行いを挙げれば切がありません。このため、民主党が民主主義...アメリカ政治は二党対決から二大政党制との対峙へ?