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ガザでの戦闘が始まった当初、イスラエル軍は、ハマスに連帯するレバノンのヒズボラに対応するため、北部のパレスチナ人を南部ラファに避難するように指示しました。だから、ガザ地区南部のラファでは、イスラエル軍の指示に従って北部などから避難したおよそ140万人ものパレスチナ人がテント暮しをしていました。でもイスラエル軍は、そのラファにイスラム組織ハマスの「最後の拠点」があるとして、地上作戦の構えを見せました。すぐに、WHOをはじめ、いろいろなところから、懸念の声があがりました。EUのボレル上級代表も、その時、”パレスチナの人々を月にでも避難させるのか”などと、強く非難しました。でも、イスラエル軍は、ラファに対する攻撃を思いとどまることはありませんでした。激しい空爆が続き、多くのパレスチナ人がなくなりました。だから、...1948年のナクバが霞むようなナクバ?
イスラエルが過去に、”パレスチナ人に恐怖状態のパニックをおこさせ、逃亡させる”方針をとって、村民254人を虐殺した事実があることを、「パレスチナ合意背景、そしてこれから」」芝生瑞和(岩波ブックレットNO.322)が、明らかにしていました。そして、その虐殺を実行したユダヤ人武装組織イルグンの指導者が、後のイスラエル首相ベギンであったことも明らかにしていました。私は、ネタニヤフ首相の「ハマスを根絶する」という発言や、エルダン国連大使のグテレス事務総長に対する辞任要求、コーヘン外相の「(グテレス氏は)恥を知れ」との発言、そして、現在のガザの無差別爆撃や地上侵攻などを考え合わせると、イスラエルが過去の村民虐殺事件と同じように、”パレスチナ人に恐怖状態のパニックをおこさせ、逃亡させる”という方針をとっているのではな...イスラエルの「ガザ」無差別爆撃とユダヤ人差別