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7MHz Wire-GP 地上高と大地反射良/否(5)地上高31m~42m間の各パターン図対比【続編-2】
前回から第一弾の続きです。最終段階として、31m~42m(1λ高まで)間の特性の違いを大地反射の悪い/良いの2つの場所別のGPアンテナの動作をパターン図で見ていきます。 前回までの記事は、 7MHz Wire-GPで地上高変化と大地電気定数良否との関係(2) 地上高1m~15m間の各パターン図対比【前半】 https://jo3krp2.seesaa.net/article/505595675.html 10mHの部分は、 7MHz Wire-GPをモデルとした…
地表ラジアル履歴(16)GP(架空ラジアル)線によりF/B改善とマッチング用コンデンサー耐圧改善策
前回で説明しましたように地表(地中)ラジアル方式から、徐々に今回表示するイメージ図のような、一般的なGPアンテナへと変身していきました。 今回は、その途中過程における、アンテナの動作状況の変化と放射器側のマッチング回路に用いているコンデンサーの改善について、焦点を当てます。 (本論) ① 2008/11/7~9 無給電側(導波器/反射器)のGPラジアル本…
(高仰角)八木アンテナ6m高:導波タイプ標準間隔4.44m(0.1λ)①Ga優先モデル
前回のワイド間隔約8mモデルでは、2エレ八木アンテナとしては、設置面積が大きすぎると判断しました。あと、2m広げられるのなら、3エレ八木を設置できます。 そこで、エレメント間隔が短くて済む導波器の場合の標準値となる4.44m(0.1λ)を試行してみました。 この場合には、利得を優先するか、F/Bを優先するかで求める特性が、全く異なりました。どちらが良いかは?その使用目的によ…
HDAアンテナの実測データのほうは、測定結果をそのまま表示するだけなので、問題無く公開できています。 HDAアンテナの実測データ(4) https://jo3krp2.seesaa.net/article/505782546.html ところが、MMANAでの再現モデルのほうは、その測定結果に近づくモデルを模索するのですが、周波数が高くなるにつれて、現実モデルからは乖離しているとしか思えないモデルとなりつつあり、今のところ実アンテナ動作とは一…
7MHz Wire-GP 地上高と大地反射良/否(5)地上高18m~28m間の各パターン図対比【続編-1】
前回には、1高から15m高までを分析しましたが、その続編の第一弾として、18m~28m間の特性の違いを大地反射の悪い/良いの2つの場所別のGPアンテナの動作をパターン図で見ていきます。 前回までの記事は、 7MHz Wire-GPで地上高変化と大地電気定数良否との関係(2) 地上高1m~15m間の各パターン図対比【前半】 https://jo3krp2.seesaa.n…
今回のHDAアンテナで試した「単線給電方式」は、過去にも経験はありません、ただ、前回紹介した「S1AA」アンテナは、昔のCQ出版のアンテナハンドブックか、同発行の(旧)ワイヤーアンテナハンドブックのどちらかで、紹介されており、記憶には残っておりました。 しかし、その本も今は残っておらず、資料はありません。ですから、まず、一番簡単な水平 DPだとどのような動作となるかをMMAN…
こんにちは 家を決めるときに不動産の方にここは電波塔も近くにあるから電波は大丈夫とのことでした。 しかし、購入後にアンテナの業者が調べたところ、電波塔は山の裏らしくて山が邪魔して電波がぎりぎり通らないラインとの診断を受けました。 そこで選択肢は ①アンテナを屋根の上に立てて、電波のキャッチ増幅する物のを使用し電波をキャッチする。 ②ケーブルでテレビをつなげる アンテナにする場合、我が家は太陽光パネルもあるため、屋根の上に立てると発電効率と太陽光パネルの交換や修理に影響があると説明を受けました。 お値段は約85000円です。 ケーブルは月額費用がかかり値段は不明です。 今は悩みすぎて、選択肢③の…
大地反射(5)水平偏波系の(電気定数が良い)大地反射:7MHzDP直下の地表ラジアル効果
この場合の地表ラジアルは、いつもの5m×12本ではなく、5.8m×48本、又は、5m×57本相当のラジアル電線を敷設した場合の大地状態です。 ですから、海水面とは同様となりませんが、かなり電気定数の良い大地となります。それをMMANAでシミュレーションしたところ、誘電率10,導電率400mS/mあたりを示すことがわかりました。前回の垂直偏波での地面反射でも、「電気定数の良い大地」…
中古住宅 アンテナ故障で工事を頼むも ぼったくりだったかも。
この家は入居するまでしばらく空き家だったのでテレビのアンテナが使えるかどうかは最初わかりませんでした。(当初のリフォーム予定には記載がありますがはっきりしないので立ち消えになり、リフォーム費用には含みませんでした)でも私が使っているガラホ(永年通話無料の
HDAアンテナ単線給電roots:VS1AA(Old_Type_Windom)アンテナからの応用探究(1)
現在のDP等、水平偏波系では、同軸ケーブル、又は、梯子フィーダ(平行給電線)の2方式しか、使うことはなくなりましたが、水平系ワイヤーアンテナのマルチバンドアンテナとして、今も利用されているアンテナであるWindomアンテナでは、その昔には、単線給電方式で用いられていました。 そのアンテナが、今回紹介する「VS1AA」アンテナです。 今回参考とした、ネット情報元は、 …
(高仰角)八木アンテナ6m高の試行:ワイド間隔8mS(0.188λ)モデル例
エレメント間隔を広げないと性能が出ないことは、先の同時給電方式の最終形と並行して、それとの性能比較に使った八木モデルで、判っていました。今回は、その時のワイドスペースモデルの紹介です。 (本論) 1.アンテナ定義
HDAアンテナの実測データ(4)MFJ-259Bで14MHz付近測定:電波防護指針への配慮も必要
今回のHDAの共振周波数(jX=0)は、バンド外となりました。それでも、14MHzバンド内は、SWR<1.5以下となりました。 また、当初の単線給電線の長さが、7.5m~8m程度となっていました。この時、AT-300では、バンドのどこであっても、チューニング不調となって、いつまで経っても、チューン動作が完了しなかったのです。それは、7MHzでも同じ症状となる場合がありました、7MHzでは、7…
大地反射(4)垂直偏波(GP)での(電気定数が良い)大地反射:垂直八木アンテナのアース回路と共通事項
今回のエクセルグラフは、前回記事 「地表ラジアル履歴(14)本命のアース回路となった GP(架空ラジアル)線とリレー供給電線改善状況」 https://jo3krp2.seesaa.net/article/505762503.html でのアース回路の分析とも共通している内容です。 当時のアンテナプロジェクト記事時点では、単に「地表(地面内)ラジアルアース」よりも、GP(架空ラジアル)線のアース回…
地表ラジアル履歴(14)本命のアース回路となったGP(架空ラジアル)線とリレー供給電線改善状況
まず、前回の記事で、ノイズ対策のためのアース電線の添え張り現場写真を公開するのを忘れていましたので、今回、GP線の根元状況と共に公開します。 (元ネタ)地表ラジアル履歴(13)アンテナ動作切替リレーから発するノイズ対策 https://jo3krp2.seesaa.net/article/505743037.html
(高角度)八木ビームアンテナ6m高モデルの試行設計:狭間隔3mSモデル例
前回までは、2エレメント両方への給電方法で試行錯誤したのですが、それと並行して、片側給電方式の八木アンテナでも、いくつかモデルを試行しています。 最初は、今回モデルのような導波器の理論で最大F/Bとなる間隔での試行をしています ただ、本来の八木アンテナのメリットである位相給電アンテナよりもエレメント間隔が狭くてすむはずの、このモデルでは、6m高の場合だと、理論どお…
地表ラジアル履歴(13)アンテナ動作切替リレーから発するノイズ対策
前回のビバレッジアンテナ受信にて感知した、アンテナ動作切替リレー回路からの微弱ノイズ発生対策を実施したことの記録です。 残念なことに、完全にこのノイズを無くせる対策ができたのか?についての記録も、記憶もありません。参考程度の情報となります。 ※おそらくは、リレー回路から発生というよりもそれを駆動しているIP-POWER装置から漏れ…
HDAアンテナの実測データ(3)MFJ-259Bで10MHz付近測定withコモン電流状態
今回の10MHz帯では、先にMMANAでの分析を行いました。それに関する実際のHDAアンテナの特性測定です。ただし、今回もAT-300のマッチング回路を経ての送信機側から見たSWR実測と入力インピーダンスZinにおけるRとjXに関する測定及び、RとXから計算したSWR値になります。 (本論) アマチュア無線の10MHzバンド付近におけるSWRと入力インピーダンスZinを実測 1.各周波数における、SWR…
HDAアンテナのヒントを探るための広帯域特性を示すアンテナの理論の続きで、自己補対アンテナの後半です。 (本論) 前回示したスロットアンテナから求まる式は、 Z2=V2/I2=Z0^2/4Z1=(60π)^2/Z1 ....(4.90) ただし、自由空間のインピーダンスZ0=120π(Ω)≒377Ω これにより、互いに補対のアンテナは、まったく同じアンテナですから、その入力インピー…
大地反射(3)垂直偏波(GP)のMMANA標準大地反射:(重要)ブルースタ角への理解
前回は、水平系の電気定数が悪い大地での反射特性を見ましたが、今回は、垂直偏波における同大地での反射をエクセルグラフで分析します。 この垂直偏波だけに見られる物理現象(光学が主ですが、電波も同様)に「ブルースタ角周辺に現れる反射波の消失・減少」についての知識が必要となります。この現象についての理解こそが、垂直アンテナにおける運用時の注意点を的確に指摘してい…
大地反射(2)水平偏波(DP)系でのMMANA標準大地の反射
今回は、過去の記事と逆に水平系の大地反射を先に取り上げます。それには、まず、MMANA標準設定の大地定数(誘電率5、導電率1mS/m)をエクセルグラフで再現しています。 エクセルグラフの計算ルーチンの正否は、このシリーズの最後に検証しますから、ここでは、グラフ計算は、正しいという設定に基づいての判断でお願います。 (本論) 1…
(HDA比較)水平DP_10.110MHz_6mH_1.2㎜Wireモデルを用意
今回のHDAアンテナのMMANAモデルに対しての比較対象として、10MHzの水平DP銅線ワイヤーモデルを用意しました。地上高は、HDAアンテナの給電点の高さと一致するように6mHとしています。 ※通常パターン図(利得Gaを含む。)は、HDA記事内で公開しましたが、今回はより比較しやすいように主放射方向を一致させたパターン図で再度比較します。 1.…
HDAアンテナのMMANA分析(4)10MHz帯(後半)周波数特性を10.110MHz中心にバンド外まで
前回のMMANAによるHDAアンテナ分析の後半部で、ここでは、周波数特性を分析しています。 以下は、10.110MHzを中心としたマッチングを取った場合でのシミュレーション結果です。 1.給電点インピーダンスZ(R,jX)
電波における垂直偏波と水平偏波との大地(地面)反射の違い~垂直アンテナにおけるアースの正体~(1)
垂直アンテナの使いこなしは、一般に難しいと言われています。それは、そのとおりであることは、長年、垂直アンテナを使ってきた者としても、それは、正論だと思っています。 ただ、かなりの誤解もあるというのも、まだ、事実なところです。大地(地面)反射の実態を把握することで、難しいと言われる垂直アンテナを使いこなせれば、遠距離DX交信には、かなり有利な性質を活かせます。
来年度までは今の雇用条件は変わらないけどその後、大きく変わるみたい。今のポジションがなくなり、昨日、今日入ってきた人と同じ立場になるらしいのよ。これは収入の分…
HDAアンテナのMMANA分析(3)10MHz帯(前半)10.110MHz付近
今回は、アンテナ測定結果よりも先に、MMANAシミュレーションを行いましたので、その順で公開することとします。 なお、今回のMMANAモデルも、未だ、HDAアンテナと一致した結果を得ているわけではありません。その問題点の原因としては、給電線路と給電点部分の状態を現場状況と一致できていないことが、考えられます。 どんなアンテナでも、その給電点インピーダンスと一致する給電方…
7MHz Wire-DPで地上高変化と大地電気定数良否(2)地上高10m~15mの各パターン図対比
前回の続きで、DPワイヤーモデルを10m高~15m高にかけての大地状態との特性変化を探求します。 なお、先に垂直アンテナモデルとして、GPアンテナで同様のシミュレーション結果を実施しました。その結果との比較から判明する事象が、今回のテーマです。 (本論) 3.計算結果(前回続き)
地表ラジアル履歴(12)垂直八木アンテナと交差配置しているビバレッジアンテナとの相互影響
アンテナプロジェクト記事では、この記載は無いかもしれません。 当時のローバンド受信用アンテナ概況を説明しますと 1.ビバレッジアンテナの設置状況 北東(カリブ向け)ビームと南西(アジアア・アフリカ方面)ビームの2方向に限定した受信専用アンテナ ① 北東向けビームとする場合 垂直アンテナを設置した敷地の一番北東隅に約2.2m高足場パイプを終端部にして、終端…
The Best(純対称形)位相給電DP列アンテナ【Ga&F/B両立】:逆方向
前回の逆方向ビームとした場合です。今の予定では、λ/8間隔の位相給電アンテナは、HB9CVを含め、これが最後とするつもりです。 1.アンテナ定義
7MHz Wire-DPで地上高変化と大地電気定数良・否との関係(1)地上高1m~7m間の各パターン図対比
地上高が15mを超える場合の垂直アンテナ特性も興味深い特性を示すのですが、それより先に前回の垂直アンテナ特性と同地上高での水平系DPとの関係を見ることにより、垂直系と水平系アンテナでの、地面反射特性が異なることを理解していただくことのほうが、重要だと判断しました。 地上高15mを超える垂直・水平アンテナの各地面反射特性は、後の回に延期して行います。
HDAアンテナの動作解明(7)自己補対アンテナ(前半):理論導出はスロットアンテナから
見出しにあるように、アンテナ本の学習の流れとしては、このアンテナ理論が含まれている「立体アンテナ」の章があって、その中のモデルとして、「スロットアンテナ」の節があります。そして、その次の節として、今回テーマである「定インピーダンスアンテナ」に、先にやりました「進行波アンテナ」と今回の「自己補対アンテナ」と続いているのです。 残念ながら、このスロットアンテナに係…
The Best(純対称形)位相給電DP列アンテナ:順方向【Ga&F/B両立】
前回モデルから、更なる良いモデルを求めて、試行錯誤での探索をしたところ、エレメント間隔をさらに少し広くとれば、絶対利得Gaと前後比F/Bが両立できるモデルに行きつくことができました。 実は、八木モデルに変更しての片側給電方式も並行して、試作していたのですが、そのモデルよりも、短いエレメント間隔の場合は、こちらが良かったので、先に公開します。 通常の導波器の2エレ…
地表ラジアル履歴(11)集中定数(L、C)のL形マッチング回路採用
3.5MHz/3.8MHzの2バンドを1タッチでリレー切替できる回路を検討したところ、外部チューナーで採用しているコイルLとコンデンサーCの組み合わせをリレー切替する手法が、一番確実と判りました。 ただ、その定数を決定するためには、放射器端において、MFJ-259BでRとjX(極性も重要)を測定して、それを基にスミスチャートを描いて、計算する必要がありました。 設計中心となる周波数に…
7MHz Wire-GP 地上高と大地反射良否の関係(3)地上高1m~15m間の各パターン図対比【後半】
前回の続きで、ここからは、7m高から15m高までの特性の違いを大地反射の悪い/良いの2つの場所別のGPアンテナの動作をパターン図で見ていきます。 なお、一覧表でのまとめは、前回の記事 7MHz Wire-GPで地上高変化と大地電気定数良否との関係(2) 地上高1m~15m間の各パターン図対比【前半】 https://jo3krp2.seesaa.net/article/505595675.html の計算結果表のNo.6~No.11までを確認してください。 また、10…
Ga優先(純対称形)位相給電DP列アンテナ:逆方向特性&給電インピーダンス-R値即解決算定法(仮説)
前回モデルのビーム方向を逆転した場合です。特性は、ほとんど同じですが、給電点インピーダンスは、こちらだと正常な値となります。それを基に前回の給電点インピーダンスを最後に即決で補正したいと思います。 1.アンテナ定義
HDAアンテナのMMANA分析(2)7MHz帯周辺の実測データとの対比
以前は、3.5MHz帯での実測データとMMANAシミュレーション結果の突き合わせだったのですが、今回は、前回の7MHz帯の実測データとの比較をしたMMANAシミュレーション結果です。 ただ、MMANAのモデルは、未だ完璧なHDAモデルには、なっておりません。というのは、AT-300アンテナ端子とHDAアンテナの給電点の間には、当然、給電線があります。今の状態だとこの給電線は、まったくの不平衡な「単…
HDAアンテナの実測データ(2)MFJ-259Bでの直読測定
前回は、3.5MHzにおける無線機のSWR値表示でのデータでした。今回の7MHzだとSWR1.5以上は、完全にバンド外となるため、無線機出力での実測をすることができません。そのため、AT-300の無線機出力側へMFJ-259Bを接続しての微弱電波にてのSWR特性とついでにZin=R+jXを測定しています。 このときのX値は、±符号は判りません。常識的に判断するのなら、共振点7.024MHzを境に、低い周波数は、-…
7MHz Wire-GPで地上高変化と大地電気定数良否との関係(2)地上高1m~15m間の各パターン図対比【前半】
これを実際の地面で試そうとすると、とても大仕掛けな実験準備を要します。ただ、本当のフィールドワークで無いと実験結果とは言えません。ここでは、過去の自分が試した実際のアース実験からの推察で、たぶんこうなるのでは?と予測してみただけです。是非とも現実のアンテナにおいて、この実験を試してみてください。そうすれば、アース回路を含めた垂直アンテナの第一人者となれることは、間…
利得Ga優先(純対称形)45°位相給電DP列アンテナ:順方向
前回予告しましたように完全対称形となる同エレメント長DP2本を地上6m高に並行して配置して、45°位相で給電した場合の動作利得(Ga)を追求したモデルの紹介です。前回の紹介したモデルは、F/B追及モデルでお願いします。ただ、さらなるF/B追及モデルには、また、別のモデルが存在するかもしれません。それは、まだ、形にできていません。 〈本論〉 (6m高の場合) 1.アンテナ定義 …
7MHz Wire-GPをモデルとした地上高と地表ラジアル(大地電気定数)との関係性(1)
このテーマは、以前の地表ラジアルで登場させたアースに関する基本知識のために登場させた 「地表ラジアル履歴(8)7MHz Wire-GP Modelでの地上高と地表ラジアル効果」 https://jo3krp2.seesaa.net/article/505409358.html から続く話題を取り扱います。 (本論) まず、水平偏波電波と垂直偏波電波では、地面の反射特性が全く異なっていることを前回の分を書いた時点では、…
HDAアンテナの動作解明(6)広帯域アンテナ(2)その他のアンテナ形式
短波用の広帯域アンテナには、広帯域ビームアンテナがあります。これは、各アンテナ素子に対する給電条件を等しくして、全体に多重結合を行うことによって帯域幅を広げるもので、本質的に広帯域アンテナではありません。 ※HDAアンテナの動作解明とは別になりますから、アンテナ図示は省略しますが、H形、W形といった業務用で使われた広帯域定在波が過去に使用されていました。 一…
地表ラジアル履歴(10)ラジアルアース全体イメージとオメガマッチング回路にてバンド切替問題
この時のアース回路は、地面内の埋め込みグランドラジアル1組と敷地外周を取り囲む地上2.5m高(埋設0.5m)の足場鋼管柱(パイプ)とそれを3か所で通電している地面と並行の3本のステンレス針金を敷地外周を一周約80m長近くのものを組み合わせたものを使用していました。次の概況図を参考としてください。
(補足)Pocとは、昔のアナログ回路にあった「バイアスティー(Bias-Tee)」のこと!
前回のHB9CVのリレー回路を切り替えるための直流を無線用同軸ケーブルに重畳するための回路の名前をやっと思い出せました。 それは、「バイアスティー(Bias-Tee)」と呼ばれていた回路のことです。 掴み的な動作概略は バイアスティーとは https://engineer-climb.com/bias-t/ 実際の回路を実装するためには、メーカー提供の バイアスT回路向けインダクタ 選定支援ツール …
F/B追及【汎用型】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(1)逆方向特性【完結】
今回は、前回のF/B追及モデルを前後反転させた場合の特性について、紹介します。今回は、途中説明に具体的な利礼切替回路についても述べています。このアンテナを試作される場合には、是非、実現して欲しい回路です。この回路を使えば、わざわざ、リレー制御線を両エレメントの給電部に配線することが不要で、見映えもスッキリとします。 ※通信信号と電…
F/B追及【汎用型】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(1)順方向特性
前回予告しましたように、高仰角【HB9CV】(7)6m高・5.28m間隔・位相-45°【地表ラジアル中央配置】Best Modelへのさらなる試行錯誤を行って、その結果を前後切替モデルに適用したモデルの紹介です。 絶対利得Gaは、もうほとんど飽和状態となっているようで、改善は望めませんでした。しかし、F/Bは、改善することができました。 ただ、F/Bだ…
以前の3エレメント八木でなら、1コールで達成出来たことではありますが、今回のとてもアンテナとは思えない「HDAアンテナ」で、モービル部門にて、正味50Wのモービル的運用にて、3コール目で、全国局を競争相手に、このHDAアンテナでの交信達成ができたことは、私にとっては、本当にラッキーな1QSOとなりました。 本当は、このようなプアーなアンテナ部門も併設していただけるともっ…
高仰角【HB9CV】(8)6m高・5.28m間隔・位相-45°【地表ラジアル位置変更後】Best Model
前回の「純・対称形」DPアンテナ列アンテナの比較基準とした、ワイヤー仕様のHB9CV【6m高・5.28m間隔・位相-45°】に対して、以前の完成モデルは、地表ラジアル位置が、後方エレメント直下であったものを、前後ビーム転換モデルであるDPアンテナ列、準・対称形HB9CVアンテナ、さらに全ての一般的なHB9CVのビーム反転を可能とした、「一般形」HB9CVの前・後の性能(Ga,F/B)比較を比較するための…
HDAアンテナが現状の給電状態だとどのバンドにおいても、そのバンドでマッチングを取るとそのバンド付近の広い周波数帯域にて、広帯域性を示すことについての理論的な説明を探しています。 そのヒントとしては、進行波アンテナの広帯域性が生ずる部分に求めました。それで、過去の「進行波アンテナ」記事を復習しました。 今回は、そこを起点として、さらに広帯域アンテナの一般…
地表ラジアル履歴(9)オメガマッチング回路でのビーム実験結果と課題
GPアンテナでの「地表ラジアル」効果は、MMMANA関連が続いていることから、後に回します。 今回は、垂直アンテナにおけるインピーダンスのマッチング回路とそれと同時に進行したビーム調整の課題を採り上げます。 (過去HPで公開していた「現況報告」から引用) ① 2008/07/09 オメガマッチング回路を本日、初めて試しました。3.8MHzで、マッチングをとれることを確認…
【純対称形】Phased Array DP-Line(DP列の位相アンテナ)ビーム反転切替(6)逆方向
今回は、前回の反対方向に放射するビームパターンを扱います。といっても、前後完全対称形ですから、どちらが前で、その反対向きが後ろとは、言えません。どちらも前であり、後ろにもなるのです。その要は、エレメント間の給電位相角になります。 その意味で、Pure-Complimentary(純相互補完)と対応しての、Pure-Symmetrical(純対称形)といった回路状態であるといえるアンテナです。