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こんばんは。 今日は、「手形取引」について学習します。 3級の学習範囲は、「約束手形」になります。 約束手形は、文字どおり、いついつになったら払いますねと約束して、発行(振出)します。 振り出した人:後日手形代金を支払う義務があるから「支払手形」(負債) 受け取った人:後日手形代金を受け取る権利があるから「受取手形」(資産) という勘定科目で処理します。 【問題9-1】 (仙台商店) 5/1 手形を振り出した際の処理です。 「商品を仕入れ」で、(借方)仕入 「代金は約束手形を振り出して支払った」で、(貸方)支払手形 5/31 手形の支払期日が到来して、無事に決済された際の処理です。 ※ 余談ですが、「無事に」って書いたのは、無事に決済されない場合もあるからです。 いわゆる、手形の不渡りのことです。 「満期日となり当座預金から引き落とされた」ということで、 (借方)支払手形(負債の減少)→支払ったので義務がなくなった。 (貸方)当座預金(資産の減少) になりますね。 群馬商店は、この逆の立場なので、考えてみてください。 【問題9-2】 一旦、掛仕入(掛け売り上げ)しているだけで、流れ的には変わらないですね。 解説は不要かと思います。 余談ですが、 手形には「約束手形」の他に「為替(かわせ)手形」というのもあるのですが、これが、3級で学生を一番悩ませたといってもいいくらい簿記初心者には理解が大変だったようです。 図を描いて、学生の名前を振り当ててイメージしやすくやったんですけどね。(笑) その「為替手形」が3級の試験範囲から外れていますので、安心してください。 平成28年(7年前)からは、3級だけではなく2級にも出題されなくなったようです。 まあ、実務でも「為替手形」って見かけたことないし…。(;^_^A 雑学程度に、どんなものかっていうと、 Aさんが、Bさんに向かって、あなたに10,000円貸してあるよね? その分で、Cさんに10,000円払っておいてほしいんだけど…。 みたいな感じです。 BさんとCさんは、知り合いじゃないかも知れないし、普通はこんなことしませんよね?(;^_^
簿記3級(23)クレジット売掛金/振替伝票入力/国税e-Tax/全世界株式の理解
こんばんは。 今日は、「クレジット売掛金(資産)」について学習します。 昨日、単元の都合で3ページ進んだので、今日は、単元の都合で1ページだけです。(;^_^A 勘定科目としては、「売掛金」の頭に「クレジット」が付くだけで、至って簡単です。 この勘定科目は、平成28年(7年前)から追加されたということですので、それ以前に学習された方は、ここでも、知識の陳腐化が起こっていますね。(;^_^A 一般商店の場合、商品売買というのは、お客様がお店にお買い物に来られて、代金と引き換えに商品をお渡しするという流れがイメージしやすいですよね。 大口顧客だと、その都度、支払うのが面倒で、信用で月末締切で翌月払いにしてねとか。 この一般的な掛け売りに対して、信販会社に集金を代行してもらう場合があります。 弊社も利用しているのですが、弊社の場合、実店舗ではないので、商品と引き換えに代金を現金等で受領するということはできません。 ご注文の際に、銀行口座に振り込んでくださる場合もあるのですが、振り込みのお手間が掛かるし、お客様の利便性を考えて複数銀行の口座を設けていますが、それでも、銀行によっては振込手数料が掛かってしまう場合もあります。 そこで、登場したのが、リース会社による集金代行サービスです。 手数料を支払うことになりますが、売り手側も買い手側も便利になりますね。 そんなイメージをしながら、問題を解いてみてください。 ネットショップが普及しているので、皆さんが利用されているクレジットカードによる購入も、ショップ側が手数料を支払っておられるのでしょうね。 6/10 「商品を売り渡し」で(貸方)売上 「クレジットカード決済によることとした」で(借方)クレジット売掛金 「クレジット手数料は販売時に計上する」ということで、(借方)支払手数料 クレジット売掛金の金額は、当然、売上高から支払手数料を控除した残額です。 7/20 こちらは、特に難しくはないと思います。 「当座預金」を増加させて、「クレジット売掛金」を減少します。
簿記3級(22)小口現金/振替伝票入力の準備/新NISAの予約スタート
こんばんは。 簿記検定受験された方、お疲れさまでした。 今日は、「小口現金」に入ります。 キリが良いように、3ページ進みます。 以前、書いたように、企業は大金を金庫に保管しておくと、盗難や火災等の不安があります。 そこで、通常は小切手を用いて、少額の支払いだけ現金を用いることが多いです。 この少額の現金を「小口現金(資産)」という勘定科目で処理する内容になります。 定額資金前渡制度(インプレスト・システム)とは、用度係(小口現金係)に定額を渡して、使用した分だけ、週末(または週初め)や月末(または月初)に補充する方法を言います。 【問題7-1】 4/1 「小口現金を前渡した」で、(借方)小口現金 「小切手を振り出して」で、(貸方)当座預金 4/30 報告を受けた費用の科目を列挙します。(借方)通信費・旅費交通費 その分、「小口現金」が減少したので、(貸方)小口現金 5/1 使用した分を補充した処理になります。 金額は4/30の金額、仕訳は4/1と同じです。 【問題7-2】 4/1は、問題7-1と同じですね。 4/30は、報告を受けて、同時に「現金」で補給しているので、 (借方)報告を受けた科目 (貸方)現金 で良いですね。 【問題7-3】 小口現金で出題されるとしたら、この「小口現金出納帳」になるかと思います。 記帳方法は、さほど難しくありません。 支出日は、「日付」「摘要」「支払」「内訳」の各欄に記入 ※ 摘要欄は、記載してある内容をそのまま書けばOK ※ 新聞代は、たまたま、昨日の実務のほうで書いたのですが、 「新聞図書費」がないので「雑費」で良いですね。 ※ 紅茶・コーヒー代も実務のほうで以前書きましたが、 来客用なら「接待交際費」、従業員用なら「福利厚生費」ですが、 普通は使い分けしないと思うので「雑費」で良いですね。 1の記入を終えたら、「支払」欄及び「内訳」欄の各合計を記入 本日補給の行は「日付」及び「受入」欄に記入※ 日付は週末の日、補給額は使った額の合計と同額です。 次週繰越の行は「日付」及び「支払」欄に記入 ※ 前に書いたように、次週に出て行くと考える 「受入」及び「支払」欄の合計を記入 ※ 前に書いたように、合計は前の合計線から次の合計線の間を合計する 前週繰越の行は「日付」及び「受入」欄に記入 ※ 前に書いたように、前の週から入って来たと考え、次週繰越と同額 仕訳は、各費目の合計額で行い、補