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既にご存じのとおり、日産自動車は生き残りをかけてホンダとの統合の協議に入るはずだった。日産自動車単独での再建は不可能と分かり切っていたのに、日産側の「子会社にはなりたくない」という、再建計画には何の役にも立たない“プライド”で破談となった。しかも直後に経産省が日産側に考え直すように促すと言う異例の事態である。何度も国が助けてくれると思うなよ。以前のエントリでも触れたが、台湾の鴻海が動き出している。仮に鴻海が日産自動車の主導権を握ってしまった場合、経営陣の一掃はもとより、大規模なリストラが慣行され、日産自動車の技術が鴻海に渡ると言う、最悪の結果となる。日産自動車自らが招いたことなので、鴻海もしく…
現在の日産の経営陣の選出には、仏ルノーが大きくかかわっている。現在の経営陣を選出するにあたって、日産は経営陣の刷新を考えていたが、仏ルノーが待ったをかけて現在に至る。現在の日産経営陣と社員の間にも、かなりの温度差がある。ホンダからの折角の日産立て直し提案も日産経営陣が拒否。既に台湾の鴻海が日産目当てで動き出している。経営責任をとって、内田社長自身が11月から役員報酬の50%を自主返納することも明かした。有価証券報告書によれば、役員報酬の50%を自主返納しても3億2850万円を手にする。他の役員も自主返納するらしいが、1億円以上の報酬を得ている役員は内田氏を入れて6人もいる。半分となっても合計で…