砂糖生産(製糖)は台湾にとって欠かせない産業の一つです。日本統治時代から今に至るまで、台湾各地にいくつもの製糖工場が設けられ、シュガートレイン(五分車)が収穫したサトウキビを工場まで運搬しています。今でこそ現役路線は虎尾糖廠に付属する「台糖馬公厝線」一路線を残すのみですが、かつては五分車による軽便鉄道網が網目状に張り巡らされていました。そんな五分車の運行拠点だった場所の一つが、現在の台南市北部にあ...
うらたつきがお届けする節約志向の鉄道旅ブログ。 旅行・観光情報を中心に、乗り物&ゆるキャラ情報も掲載しています。 役に立つ旅情報があれば、遠慮なくマネしてください。 一緒に旅への熱き思いをシェアしましょう!
1991年福岡生まれの旅人兼クリエイター。 2009年にYouTubeで発信者デビュー後、Twitter・ブログを併用しながら旅の魅力を伝えている。 幅広い視野を持ち、台湾・東南アジアでの取材も精力的に行う海外鉄。 ★マスコット「そう太」もどうぞ可愛がってください!スポーツが大好きなコツメカワウソの男の子です。
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まず最初に一言、書かせてください。カワウソなんか好きになるな!好きになったところで、猫や犬のような「身近な存在」にはなれません。だからそのギャップに苦しむわけでして、その愛を晴らす手段は限られています。...さて、今年も世界カワウソの日がやってきました。今年は5月31日が指定日です。毎年、5月最後の水曜日が記念日に指定されています。生息地が大きく限られているカワウソ亜科(イタチ科)は、年々その数を減らし...
地域タグ:宗像市
【博多祇園山笠2015】7月15日追い山 博多に夏を告げるフィナーレ
2015年もついに、博多祇園山笠のフィナーレを飾る「追い山」が執り行われました。この行事が終われば今年の山笠は終了、博多の街に本格的な夏が訪れます。早朝に行われる山笠のため、JRでは臨時列車を数本運転しており、宗像在住の筆者も東郷3時25分発の普通列車を利用しました。今年の臨時列車には国鉄型の415系8両が使用されていたので、国鉄型好きな筆者にとって少しうれしい道中になりました。博多駅に到着後、歩いて櫛田神社...
地域タグ:博多区
今回は福岡県北部、福津市の勝浦地区に鎮座する祇園宮をめぐります。その位置は海岸沿いの松原集落にあたり、その名の通り、神社背後には多くの松が植えられています。弧を描くように砂浜が伸びているものの、その全体が松に覆われているため、高台に行かないと海は見えません。▲神社入口を正面から話を神社に戻します。全体的に小さな境内で、鳥居は一基しかありません。末社も本殿横に一つあるだけでした。また、入口横には宗像...
地域タグ:福津市
【博多祇園山笠2015】7月14日流舁き 数時間後の「追い山」に備えて...
博多祇園山笠のフィナーレを飾る「追い山」を前日に控えた7月14日、博多の街では所属する流区域内を巡行する「流舁き」が行われます。これは14日だけでなく、10日にも行われます。今回は御笠川西岸部一帯に広がる「恵比寿流」の様子を取材してきましたのでご覧ください。▲昭和通り・蔵本交差点を通過する恵比寿流昭和通りを越えた舁き山は南下して、路地深くへと入っていきます。御笠川の手前で折り返して、もと来た道を戻ってきま...
地域タグ:博多区
電化前のJR筑豊本線・飯塚駅(キハ200快速&キハ66系国鉄色)
時は2000年12月・・・9600形59647号機やD51 225号機、最近では芦屋町のD60 61号機の修復を手掛けた「汽車倶楽部」主催のとあるイベントに参加しました。新飯塚駅のホームでは、停車時間を利用してのミニ撮影会が行われただけでなく、駅弁売りを模したスタッフが窓越しから弁当を配るなど、江戸っ子ではありませんが・・・「粋」なイベントだった事を覚えています。50系客車の特別列車で鳥栖へ向かう途中、飯塚駅でキハ200系の快速博多...
地域タグ:飯塚市
直方がんだびっくり市フードコートで名物「石焼ビビンバ」を実食!
週末だけ開く「直方がんだびっくり市」(福岡県直方市)にはよく買い物に行きますが、そこで毎回楽しみにしているのがフードコート「びっくり食堂」の石焼ビビンバです。これが結構安くて、スープ・卵付きで500円台というオトクなメニューです。おかげでこれを注文する人が圧倒的に多く、時間帯によっては20分待ちもしばしば。それでも定期的に食べたくなる、びっくり食堂の名物メニューなのです。この日も多くの来店客で賑わって...
地域タグ:直方市
【博多祇園山笠2015】7月13日集団山見せ 天神の街を豪快に駆け抜ける!
7月13日、舁き山が那珂川を越えて天神地区に、つまり「福岡」に入る「集団山見せ」が行われました。「博多どんたく港まつり」のパレード隊と同じく呉服町交差点を起点として、明治通りを西へ進み、福岡市役所前をゴール地とするコースが組まれています。今回は天神地区を巡りながら舁き山の姿を眺めてみましょう。まず初めに那珂川沿いへとやってきました。一番山笠・大黒流はここで収めておきます。▲那珂川を渡る一番山笠・大黒流...
地域タグ:中央区
むなかたのテンちゃん&黒子のイカ、宗像高校・中学文化祭に登場!
ついに4年ぶりの一般開放です!市内の小学校が運動会で賑わうこの日、宗像高校・中学では文化祭が催されました。通常通りの開催になるのは4年ぶりのことで、この日の到来を待ち遠しく思っていました。行かないわけにはいきませんよね?ということで、2018年以来およそ5年ぶりに母校の門をくぐります。今回は母校訪問・学食メニュー制覇を兼ねていますが、それ以外にも来た理由があります。なんと今回は、海の道むなかた館マスコッ...
地域タグ:宗像市
【博多祇園山笠2015】7月12日追い山ならし 承天寺清道でど迫力の風景を見よう
7月12日、博多祇園山笠のクライマックス「追い山」の予行練習にあたる「追い山ならし」が行われました。コースは「追い山」とほぼ同じですが、ゴールの「廻り止め」が「追い山」のときよりも少し手前の、奈良屋町に置かれています。今回は清道がある承天寺の、しかも清道旗が目の前にそびえる絶好のビュースポットから眺めることができました。▲承天寺の清道舁き山が出発する40分前に到着しましたが、すでに沿道には大勢の観覧者が...
地域タグ:博多区
【施設紹介】JR筑豊本線=福北ゆたか線 新入駅(福岡県直方市)
今回は福岡県北部、直方市にある新入駅をめぐります。駅番号はJC20。JR筑豊本線でもとくに本数の多い「福北ゆたか線」内にある同駅は、かつて直方気動車区の最寄りでした。駅からは車庫や広い構内が見え、50系客車「レッドトレイン」や後藤寺線のキハ52など、今では見られない車両がたむろしていたのを覚えています。電化後、気動車区跡地は区画整理で消え、そこには商業施設が建てられました。気動車区の痕跡は土地境界標など、ご...
地域タグ:直方市
【博多祇園山笠2015】7月11日他流舁き 見るなら「桟敷席」が一番!
7月11日の博多の街では博多祇園山笠「他流舁き」が行われます。前日に行われる「流舁き」では、各々が属する流内だけを舁きますが、「他流舁き」では、所属する流の外に出ての巡行が行われるのです。また、この「他流舁き」の機会を利用して、「櫛田入り」の練習をする流もあります。この時に限って、前売りの入場券がないと入れない「桟敷席」に入って練習風景を眺めることができるんですよ。▲静けさに包まれた櫛田神社清道2時間...
地域タグ:博多区
博多祇園山笠2015、初の舁き出しとなる「流舁き」が7月10日に行われました。この「流舁き」では、各々の舁き山が所属する流区域内を巡ります。今回はすべての流を、というわけにはいきませんでしたが、「流舁き」の様子をはじめて拝見してきました。▲西流山小屋実は恥ずかしながら、西流の山小屋は初めて見ます。道路の真ん中に設置されているので、山小屋前後の道路は小屋設置中、大型車の通行ができないようです。私が到着した時...
地域タグ:博多区
【博多祇園山笠2015】飾り山めぐり(3=完)【博多区&ヤフオクドーム】
博多祇園山笠のシーズンになると、博多の街を彩るのが今回お届けする「飾り山」です。今回は那珂川・中洲以東、いわゆる「博多」と呼ばれる地区と、福岡ヤフオクドームにある飾り山の姿を収めてきました。博多リバレイン▲表標題「祝博多乃連獅子」▲見送り標題「祭博多之七福神」川端中央街▲表標題「真田十勇士」▲見送り標題「ドラえもん」上川端通(走る飾り山)▲表標題「鞍馬山」▲見送り標題「正調博多節」毎年、「走る飾り山」では...
地域タグ:博多区
博多祇園山笠2015、飾り山の様子をご紹介します。今回は博多地区のうち、JR博多駅前と中洲流の飾り山をご覧ください。博多駅商店連合会 (博多駅前)博多駅前の飾り山は博多口側・イベント用スペースに展示されています。非常に目立つ場所にあるせいか、飾り山の周りには多くの見物客が集っています。▲表標題「関ヶ原長政武勲の誉」のちの福岡藩主で孝高(官兵衛)の息子・黒田長政が、関ヶ原の戦いで奮戦する様子を人形にしています。...
地域タグ:博多区
2015年もついに「博多祇園山笠」のシーズンが訪れました。7月1日から15日間、博多の街では長法被姿の男衆の姿を見る機会がぐんと増えます。今回は7月1日から展示が始まった飾り山の姿を見るため、天神地区を巡ってみました。中洲以東の「博多」にある飾り山はまた後日探るとして、今回は那珂川より西側にある飾り山のうち、福岡ヤフオクドームに展示されているもの以外をすべてお届けします。渡辺通一丁目▲表標題「至心一到和平基...
地域タグ:中央区
今年もついに、博多祇園山笠のシメを飾る追い山笠が執り行われました。山笠が終わると、福岡はいよいよ本格的な夏を迎えることになります。舁き山が全て目の前を通過し、残るは上川端通の「走る飾り山」のみとなりました。恵比須流の通過直後、見学場所の整理が行われたので、見えやすい場所を確保して、飾り山の通過を待つことにします。数分後、櫛田神社の方から男衆の声が聞こえてきたので、遠くを眺めてみると、巨大な飾り山が...
地域タグ:博多区
今年2014年もついに、博多祇園山笠の最後をしめる追い山笠が執り行われました。2時半に起床して臨時列車に乗り、博多駅に4時過ぎに到着しました。ここから撮影予定地の祇園駅付近へ向けて歩いていきます。祇園町交差点に到着しました。どうにか撮影場所を確保し、4時59分が訪れるのをしばし待つことにします。ちょうど隣には台湾人の撮影者がいました。承天寺方面から男衆が近付いてきました。一番山笠の出発はまだですが、既に追...
地域タグ:博多区
【博多祇園山笠2014】7月13日集団山見せ アクロス福岡前を激走!
博多祇園山笠も間もなく追い山を迎えようとしています。その前に、舁き山が博多を越えて「福岡」地区に顔を出す集団山見せが行われたので、見に行ってきました。今回は「福岡」にあたるアクロス福岡前で、舁き山の到着を待ち構えたいと思います。到着時、沿道では既に多くの見物客が列をなしていましたが、どうにか撮影するに困らない位置を見つけることができました。雨が少し降っていたので、多くの方が傘をさしていました。▲一...
地域タグ:中央区
このシリーズの存在をすっかり忘れていました。最後の更新から1年以上になる今、再開拓した親類宅の作業道50メートルがどうなったのか、現況についてお知らせします。結論から言うと、全長50mのうち奥側10mだけ保全し続け、残りは自然に帰しました。▲定点撮影(廃道化した入口側)道床に根付いた草は、1年手を付けないうちに完全復活。久々に様子を見に行くと、作業前の状態に戻っていました。かつてはオート三輪も通るほどの道で...
博多祇園山笠2014、飾り山の様子を見たいと思います。今回は台風の接近に伴い、一部展示場所で装飾が早めに撤去されてしまったため、全てを見ることはできませんでした。博多駅前に行くと、ちょうど飾り山の装飾取り外し作業が行われているところに遭遇しました。どうにか見ることができて良かったです。十一番山笠 博多駅前商店連合会▲十一番山笠 博多駅前商店連合会表標題「軍師官兵衛」見送り標題はサザエさんです。▲十一番山...
地域タグ:博多区
ついに博多祇園山笠2014が本格的な始まりを告げました。筥崎では当番町の「お汐井とり」が執り行われ、博多や福岡の街では、美しくかつ壮観な飾り山の展示がはじまりました。今回は街を歩きながら、飾り山を見て回りたいと思います。一度にすべてを見ることはさすがに辛いので、何回かに分けてお送りします。ソラリアまず最初に訪れたのは天神のソラリア。1階から眺める飾り山も素晴らしいですが、上階から見るのも、飾り山の高さ...
地域タグ:中央区
天神から地下鉄箱崎線に乗り、千代県庁口駅へとやってきました。毎年博多祇園山笠の季節になると、駅入口(パピヨン24前)に千代流の飾り山が展示されています。 ▲(左)表標題「武魁神剣誉」 (右)見送り標題「藤花三巴誇」飾り山を見たのち、千代県庁口駅から歩いて東公園方面へと向かい、そのまま吉塚駅まで行きました。▲吉塚駅ホームの787系...
地域タグ:博多区
【博多祇園山笠2013】7月12日集団山見せ 舁き山が水上公園前を激走!
博多祇園山笠で博多の街が賑やかとなっている中、舁き山が博多を抜けだし、城下町・福岡へと顔を見せる唯一の行事「集団山見せ」が執り行われました。この「集団山見せ」のルートは「博多どんたく港まつり」のパレードとほぼ同じで、明治通りを呉服町交差点から天神の福岡市役所前まで駆け抜けます。まずはじめに、呉服町交差点付近に展示されている東流の飾り山を見に行くことにしました。 ▲四番山笠東流飾り山 (左)表標題「天下...
地域タグ:中央区
「博多祇園山笠」のシーズンが始まり、博多の街は賑わいに包まれています。今回は飾り山の姿を見るため、博多の街を廻ることにしました。▲(左)表標題「合戦石垣原」 (右)見送り標題「関ヶ原合戦」地下鉄中洲川端駅を出て、まず初めに中洲流の飾り山を見ることにしました。▲(左)表標題「軍師官兵衛」 (右)見送り標題「正木宗七博多人形献」続いて上川端商店街の中へ入り、上川端通の飾り山と大黒流の舁き山笠を見て回ります。▲大黒流舁き山...
地域タグ:博多区
【博多祇園山笠2012】7月15日追い山(3=完)―上川端の「走る飾り山」がゆく
承天寺前で全ての舁き山を見送ると、観覧客が大博通りへ向け一斉にダッシュします。これは間違いなく、七番山笠の後に通る八番山笠「走る飾り山」を見るためでしょう。筆者もどうにか見物場所を確保することができました。初めは撮影しづらそうな場所だなと思いましたが、後ろを振り向くとこれでもか!というほどの人混みが生じています。前の方で撮影できただけでもよかったと自分に言い聞かせながら、体中が汗ばむ中撮影の準備を...
地域タグ:博多区
【博多祇園山笠2012】7月15日追い山(2)―承天寺前で舁き山を激写!
博多祇園山笠2012、今年の一番山笠は「千代流」。今年も去年に続き、承天寺前で出迎えることにしました。表標題は「天翔覇王夢(あまかけるはおうのゆめ)」、見返り標題は「勢竜吉祥瑞(せいりゅうきっしょうのしるし)」です。二番山笠「恵比須流」。表標題は「琴瑟相和調(きんしつあいわしてととのう)」です。舁き山は5分ごとに、承天寺を目指してやってきます。承天寺前の清道を通過した舁き山は一路、旧東町筋を北上して大博通りに出ると再...
地域タグ:博多区
【博多祇園山笠2012】7月15日追い山(1)―臨時特急きらめき91号で博多に入る
7月15日、博多祇園山笠のフィナーレを飾る追い山が行われました。今回も昨年に続き観覧してきましたが、前日まで降り続いていた雷雨はピタリと止み、ずぶ濡れになることなく無事に終りました。まずは2時半に起床して、最寄りの駅に向かいます。追い山開催に合わせて、JRでは臨時列車が数本運転されています。鹿児島本線下りの場合、普通列車1本と特急「きらめき91号」が設定されました。今回は少々出費がかさむものの、「きらめき91号...
地域タグ:博多区
【博多祇園山笠2012】7月12日追い山ならし―綱場町で舁き山を激写!
博多祇園山笠2012、追い山ならしが行われました。今回は「西流」に属する綱場町付近で、舁き山を曳く男衆の登場を待つことに。交差点では警察官が交通整理を行います。7つの舁き山が通る間隔を見計らいながら、ひっきりなしにやってくる車やバス、そして歩行者をさばいていくのです。▲一番山「千代流」▲二番山「恵比須流」▲三番山「土居流」▲四番山「大黒流」▲五番山「東流」大黒流が通過した直後、今にも追い付かんとばかりにやってきました。...
地域タグ:博多区
5月末が近づいてきました。この時期といえば「世界カワウソの日(World Otter Day)」を忘れちゃいけません。毎年、5月最終水曜日がこれに指定されています。アイドル的可愛さのコツメカワウソから、グロテスクな表情のオオカワウソに至るまで、いずれも数が多いとは言えません。ニホンカワウソのように、残念ながら絶滅認定された種もあります。個体・生息域の保護を啓発するため、この記念日が設定されたそうです。このブログで...
【博多祇園山笠2011】7月15日追い山(2=完)―超重量級!走る飾り山に迫る
博多祇園山笠のフィナーレ・追い山もいよいよ終盤に差し掛かりました。中洲流の通過を見届けてから、祇園町交差点に移動します。最後に上川端商店街の「走る飾り山」が通過しますよ。おお、高い高い・・・なんでも重量は2t、高さは約10mなんだそうです。実はこの飾り山、上の方に仕掛けがあるみたいですよ。白い旗がスルスルスル・・・・と出てきたり・・・バシュゥゥウウ・・・と白い煙を噴き上げたりするんですよ。とても重く不安...
地域タグ:博多区
【博多祇園山笠2011】7月15日追い山(1)―舁き山が承天寺前を駆け抜ける!
とうとうこの日がやってきました。博多祇園山笠のクライマックスを飾る、7月15日追い山巡行です。これをもって今年の山笠は終わり、博多の街に夏が訪れます。今回は承天寺前で見物しました。現地に到着するとまだ暗く、深夜独特の怪しげな雰囲気がまだ漂っています。それでも人の数は多いですから、心細さは決してありません。やがて、東の方から男衆の声が聞こえてきました。スタート地点の櫛田神社に向け、駆けていきました。交...
地域タグ:博多区
【博多祇園山笠2011】十六番山笠「川端中央街」飾り山(付録:土居流舁き山)
今回は川端中央街の飾り山と土居流舁き山の様子をお届けします。▲見送り標題「ドラえもん」中洲川端駅から地上に出て商店街を歩いていると、真っ先に目が行きます。これもコナンやトリコの時と同様にリアルですね。ジャイアンの声がツボにきます。▲表標題「戦国の女江」大河ドラマの題材になったことでも有名です。▲いわゆる「浅井三姉妹」上川端商店街を進むと、土居流の舁き山笠がありました、▲土居流舁き山戦前からの直会行事「...
地域タグ:博多区
今回は博多祇園山笠・中洲流の飾り山の様子をお届けします。▲表標題「攻防千早城」鎌倉末期の千早(現在の福岡市東区)が舞台になっています。▲見送り標題「老公妙案救天下」書き下し文に直すと、「老公妙案天下を救う」です。江戸時代は綱吉の治世が舞台になっています。老公・・・おやぁ、こいつぁ水戸のご隠居のことじゃねえか。こちらにおわすは先の中納言、水戸光圀公にあるぞ、頭がたけーや!▲ご隠居、そんじゃあっしがひと探...
地域タグ:博多区
今回は十番山笠・博多リバレインの飾り山の様子をお届けします。博多リバレインは下川端地区の再開発で誕生した施設です。今回の分は軒並みブレッブレです。申し訳ありません・・・。▲表標題「博多乃豪商」十番山笠 博多リバレイン表「博多乃豪商」嶋井宗室戦国時代後半から江戸時代初期に活躍した博多の豪商。海外貿易に従事し、とくに対馬の宗氏を介して朝鮮との貿易を得意とした。当時の博多を治める大友宗麟から、領内の通行自由...
地域タグ:博多区
今回は九番山笠・新天町の飾り山の様子をお届けします。▲表標題「疾風迅雷六文銭」表標題は安土桃山時代末期が舞台になっています。疾風迅雷六文銭敵は天下の徳川家康。相手に不足はない。“関ケ原の合戦”で西軍に属し、九度山に流された真田幸村は慶長十九(一六一四)年、大阪城に入った。その年十月の冬の陣。幸村は大阪城の南側に真田丸(出城)を構築。徳川郡の先方隊に大打撃を与え、一躍、知将として知られることになった。...
地域タグ:中央区
十一番山笠「天神一丁目」の飾り山についてお届けします。▲表標題「季長元寇武勲」肥後国御家人だった竹崎季長の武勲をたたえる内容になっています。十一番山笠 天神一丁目表 季長元寇之武勲人形師 中村信喬十三世紀、蒙古軍が博多に襲来した「元寇」で活躍した肥後国(今の熊本)の御家人、竹崎季長の勇姿を再現しました。季長は矢と火器の兵器「てつはう」が飛び交う中、愛馬にまたがって押し寄せる敵軍に突撃し、一番駆けの...
地域タグ:中央区
博多祇園山笠の季節がやってきました。7月14日(追い山前日)までの間、福岡市内各所に「飾り山」が展示されています。今回はいくつかの記事に分けて、飾り山の様子をご紹介します。まずは十二番山笠、渡辺通一丁目の飾り山からどうぞ。表は一寸法師話。一寸法師は御伽草子で有名な話です。見送りはアニメ名探偵コナン。おなじみのメンバーが人形になっています。撮影日:2011年7月4日...
地域タグ:中央区
特定地方交通線の跡地転用がまだ進んでおらず、鉄道時代の痕跡が多く残っていた2000年代初頭、JR宮田線(1989年廃止)の磯光駅跡を訪ねました。この駅は線内唯一の中間駅で、かつては石炭輸送用の支線も分岐していたそうです。廃止から12年がたち、駅跡はすっかり廃墟然としていました。しかし、跡地転用はまだ進んでおらず、ホームと路盤は手つかずで残っていました。▲磯光駅ホーム(奥は筑前宮田方面)線路跡には草が生い茂り、...
地域タグ:宮若市
平成筑豊鉄道田川線 崎山駅(福岡県みやこ町)―最凶クラスのオンボロ駅舎
福岡県東部、京築地方と筑豊地方の境界付近にあるのが、今回お届けする田川線の崎山駅です。同駅には国鉄時代に建てられた駅舎が荒廃しながらも残っており、貨物列車が行き交いし頃の姿をよく留めています。▲崎山駅駅舎平成筑豊鉄道には国鉄時代の駅舎がいくつか残っていますが、その中でも崎山駅は一番のオンボロぶりを見せています。屋根の一部は崩れ、壁面にはツタが這い茂っています。古いマンガ本が置かれた待合室に入ると、...
地域タグ:みやこ町
【旅行記】2000円で満喫しつくそう!平成筑豊鉄道で日帰り夏旅(3=完)
直方から平成筑豊鉄道を乗り継いで、直方から行橋へとやってきました。行橋では特にすることがないので、直方から乗ってきた列車ですぐに折り返します。20分近くある折返し時間を利用して、駅1階にあるコンビニでペットボトルのお茶を購入後、日豊本線の特急「ソニック」の動画を2本、ついでに収録しました。これから訪れる崎山駅は山間の小集落にあり、しかも1時間の滞在を予定しています。駅周辺に売店類がない事を想定して、か...
地域タグ:赤村
【旅行記】2000円で満喫しつくそう!平成筑豊鉄道で日帰り夏旅(2)
大人1000円の一日乗車券「ちくまるきっぷ」を利用して、平成筑豊鉄道を直方から行橋方面に向かっていきます。直方から行橋までそのまま乗り通すのも面白くないので、一日乗車券の長所を活用しようと、まずは車両基地のある金田駅で途中下車しました。次にやってくる行橋行きが到着するのは30分以上も後の時間。あまりにも時間がありすぎるので、休憩したり車両基地周辺で保存車両を撮るなどして時間を潰しました。夏の昼間の金田市...
地域タグ:福智町
【旅行記】2000円で満喫しつくそう!平成筑豊鉄道で日帰り夏旅(1)
夏休みの家族旅行シーズンが本格化する8月を前に、今回は福岡県を代表するローカル線の一つ「平成筑豊鉄道」をめぐります。なんでも同鉄道では、大人1000円で一日乗り放題の「ちくまるきっぷ」を発売しているそうで、これを活用してみようと思います。ちなみに伊田線・田川線を直方から行橋まで乗り通すと、片道970円もします。直方と行橋の間を往復すると、正規の運賃では2000円弱もしてしまいます。しかし「ちくまるきっぷ」を使...
地域タグ:直方市
5月17日の早朝、福岡県宗像市を濃霧が襲いました。霧がかかったこと自体、これまで数回経験しましたが、ここまで霧が濃いのは初かもしれません。朝6時ごろ、起床して窓の外を見ると、そこにあったのは「幻想世界」でした。100メートル先が全く見えず、「これで車を運転しろ」と言われたら猛抗議したいレベルです。6時半を過ぎたころ、濃霧がどこまでかかっているのか確認すべく、近所を散歩してみることに。自宅から1キロ以上離れ...
地域タグ:宗像市
高台に残る「江戸時代」 杵築藩旧武家屋敷をぶらり散策(大分県杵築市)
かつて杵築藩の城下町として栄えた、大分県杵築市にある武家屋敷をめぐっていきます。当地の武家屋敷は谷間の商人街を挟むようにして、南北2か所の高台に建てられ、今もなお昔の風情を残しています。まずはじめに北側の高台へとやってきました。谷を挟んで北側の武家屋敷街を「北台」、南側の屋敷街を「南台」いいます。観光地として有名な酢屋の坂を上がると、さっそく武家屋敷街が見えてきました。敷を囲む土塀は老朽化でゆがん...
地域タグ:杵築市
大分県杵築市にある杵築城へとやってきました。今回は同城をめぐっていきます。▲杵築城門杵築城は室町期に木付氏によって築城されました。江戸期以降ははじめ小笠原氏が入り、のち松平氏の統治下に入って明治維新に至ります。門をくぐると庭園に出てきます。ここには沢山の石碑や石柱が並べられ、壮観な姿を我々に見せてくれます。古いものだと、500年以上前の室町期に建立された石塔もあります。どうやら、ここにある石塔類は城下...
地域タグ:杵築市
酢屋の坂・志保屋の坂(大分県杵築市)―商家と武家屋敷をつなぐ古道
今回は大分県杵築を有名にした「坂道」を求め、同市中心部へとやってきました。城下町の杵築には今もなお古い町並みが残っているそうです。その中にある坂道が、古い町並みと見事に調和して、観光客に大うけだというのです。今回足を運んだ「谷町」という地区は、昔から商人の町として栄えてきました。その名の通り、谷底にそって町が広がっています。現在でも古い町並みが残されており、電柱を地下に埋設するなど、周囲の景観に配...
地域タグ:杵築市
【施設紹介】JR筑豊本線 筑前植木駅(福岡県直方市)―木造駅舎がじっと佇む
今回は福岡県直方市北部にある、筑前植木駅をめぐっていきます。所属路線はJR筑豊本線(福北ゆたか線)。同駅から中間までの区間はかつて、貨物輸送で重用されていたことから3線になっていました。今でも駅舎やホームの形状に、貨物輸送全盛期の名残をとどめています。筑前植木駅には木造駅舎が残っています。同路線でこれほどまでに古い駅舎残っているのは、もはやここだけでしょう。近年に合理化のため無人化され、窓口から人の気...
地域タグ:直方市
夕方5時ごろのJR九州・鹿児島本線の撮影記録です。東郷~赤間駅間にある踏切に向かい、約30分間の撮影を行いました。今回やってきた踏切での撮影は初のことで、逆光や写り具合が心配でしたが、決して悪くない場所だと思いました。▲885系SM4編成 特急「ソニック」(上り線側)▲EF81-455牽引貨物列車(下り線側)こちら清水踏切には、上下線ともに撮影ポイントがあります。せっかくのEF81貨物でしたが、思い切りブレてしまいました...
地域タグ:宗像市
【施設紹介】JR鹿児島本線 赤間駅(福岡県宗像市)―特急も止まる「事実上の」市代表駅
今回は福岡県宗像市にあるJR赤間駅をめぐります。所属路線は鹿児島本線。普通・快速・区間快速のほか、特急「きらめき」「にちりんシーガイア」の全列車と、一部の「ソニック」も停車する主要駅です。宗像市の代表駅は、市役所最寄りのJR東郷駅とされていますが、駅周辺の発展具合や駅の規模からして、赤間駅が事実上の代表駅として機能しています。待避線・引き上げ線があるため、通過列車の待ち合わせや折り返しが可能です。福間...
地域タグ:宗像市
まだ手つかずの場所も...JR上山田線の廃線跡をたどる【2001年】
小学生にしてはやくも「廃線鉄」に目覚めた僕にとって、1988年に廃止されたJR上山田線(飯塚~豊前川崎)は興味深い研究対象でした。廃止から10年以上たってもなお、手つかずで残っている区間が多いのだから、そりゃもう関心を持つわけですよ。ところが2010年代に入ると、廃線跡の整備が一気に進んだことで、嘉穂信号場や旧真崎駅の風景は一変しました。2000年代のうちに、おもな遺構を記録に残せたのは僥倖でした。廃止からまだ13...
地域タグ:嘉麻市
2017年の末はとにかく悪天候に泣かされてきました。来る日も来る日も分厚い雲に覆われ、いつの間にか気持ちまで曇り気味になるほどでした。ところが、大晦日の間近になってようやく天気が良くなりだし、久しぶりに青空が顔をのぞかせてきました。好天は2018年に入っても続き、せっかくの天気なので1月2日に写真を撮りに行ってきました。今回の撮影地は、釣川堤防の上にある稲元踏切です。▲883系(AO3編成)特急「ソニック」▲817系(VM...
地域タグ:宗像市
駅前広場の拡大か?JR東郷駅・保線詰所跡がゴッソリ削られ更地に
JR東郷駅の改修工事はいよいよ終盤を迎え、各所で仕上げの工事が行われています。今回の工事で駅前広場はどうやら広がるようで、かつて保線詰所のあった場所も、駅前広場の一角に組み込まれる予定です。かつての保線詰所は東郷駅宗像大社口(北口)のすぐ東側にありました。古い木造詰所とプレハブ2階建ての詰所がそれぞれ建てられていましたが、どちらも今回の改修工事に伴い、取り壊されました。その後、新しい詰所が木造詰所のあ...
地域タグ:宗像市
これまでに経験したことのない大雨だった・・・との言葉がしっくりくる一日でした。台風3号が通過してから間もない7月5日、梅雨前線が九州北部に凄まじい大雨をもたらし、筑後地方北部が甚大な被害を受けました。わが宗像では大規模な水害を確認していませんが、それでもここ数年で経験したことのない大雨が降りしきったものです。電車に乗ろうとJR東郷駅まで車で来たところ、曇りがちだった天気が急変して大粒の雨が降り出しまし...
地域タグ:宗像市
JR東郷駅の保線基地には永らく木造の詰所が建っていました。その形はたいへん古いもので、少なくとも築50年は建っているものと思われます。それが6月末になって急きょ取り壊されたのです。▲取り壊しが進むJR東郷駅木造詰所すでに2階建ての詰所が建っている関係で、木造の詰所は空き家のような状態になっていました。近年では倉庫のような状態になっていたと思われます。しかし、ついに建物としての役割にも終止符を打つ時が訪れた...
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3月17日、キハ66系9番ユニットが鹿児島本線を北上する様子を、東郷駅ホームで収めました。▲東郷駅を通過するキハ66系9番ユニット電車とは全く違う、ディーゼルの轟音を立てながら走り去っていきます。東郷駅を含む鹿児島本線博多~小倉間というのは、とにかく気動車が全く通らない区間なので、こうして気動車が通ると胸躍ります。しかもキハ66系といえば、かつては篠栗線のエース。色は違えども、筑豊・篠栗線電化前の雰囲気をとど...
地域タグ:宗像市
今回は福岡県北部、古賀市に鎮座する「古賀神社」をめぐります。須賀神社・貴船神社など複数神社の祭神を祀っており、そこからも分かるように、複数神社の合併により誕生した神社です。元の名を浦口神社といいましたが、1952年の大規模な合祀に際して改称され、今日に至ります。古賀神社一、祭神大日孁神素戔嗚神埴安神高龗神闇龗神大山咋神一、由緒当古賀村内には東に氏神浦口神社あり、西には氏神皇石神社あり。各々崇敬厚く自ら...
地域タグ:古賀市
宗像市山田の神社について調べるため『宗像郡誌』上編をあたっていると、興味深い一文を見つけました。祭神大山祇神は字寒生谷無格社三島神社、祭神菅原神は字鳥越無格社天満神社、祭神保食神は字鳥越同境内福地神社として祭祀ありしを、大正三年五月許可を得て合併。いずれも八幡神社に合祀された小神社を指したものですが、ここに寒生谷・鳥越と2つの地名が記載されています。見て驚きました...。だって、二つとも知ってる地名で...
地域タグ:宗像市
遊び場いっぱい!若者の街「親富孝通り」をぶらり散策(福岡市中央区)
(現在は元の名称「親不孝通り」に戻されています)今回は福岡市中央区の昭和通りにある、舞鶴1丁目交差点にやってきました。天神地区の西側に来ることは殆どない私ですが、今回こちらに来た目的は若者の街「親富孝通り」を調査するためです。この「親富孝通り」という街路名は「おやふこう」と発音し、その発音から既にお察しの方もあるでしょう、もとの名前を「親不孝通り」といいました。名称の起源はかつて一帯にあった予備校...
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2016年を生き抜いた「赤坂門市場」は今...廃墟として最期を待つ
2016年8月をもって閉鎖された「赤坂門市場」(福岡市中央区)の現在についてお届けします。同市場は老朽化のため解体されることが決まっていますが、取り壊しを迎えないまま年を越して現在に至ります。おそらく2017年中には姿を消すと思われる赤坂門市場、その最期の姿を改めてじっくりと眺めてみます。▲もと赤坂門市場入口を眺めて営業末期の時点で廃墟としての風格を放っていましたが、完全に閉鎖されたことで、より荒涼とした雰囲...
地域タグ:中央区
節分の日として有名な2月3日、福岡市博多区の櫛田神社では節分大祭が、東長寺では節分祭がそれぞれ催されました。この日は平日ながらも博多がにぎわっていると聞き、早速私も現地に出向いてみました。櫛田神社「節分大祭」大博通りから櫛田神社の参道に入ると、この時点ですでに通行人でにぎわいを見せています。平日の櫛田神社近辺はひっそりとなりがちですが、今回だけは例外です。さすがに働き盛りの30~50代の来場者は少なめで...
地域タグ:博多区
【森園】「まるまるうどん 大村店」のチキン南蛮定食(長崎県大村市)
昔ほどではありませんが、食べ放題と聞けば飛んでいくうらたつきです。GW直前のある日、親類宅への野暮用で長崎に行きました。あいにくの雨ということで、楽しみだった西九州新幹線の撮影はスルー。所用を済ませたのち、大村市内でランチタイムにしました。今回訪れたのは「まるまるうどん大村店」。なんでも長崎では有名なうどんチェーンらしく、ガッツリ系メニューがウリなんだそうです。漬物数品が取り放題のほか、定食メニュー...
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【博多区雑餉隈】広東料理「平安飯店」の日替りランチ(マーボー豆腐定食)
福岡市博多区の雑餉隈駅近くにある中華料理店「平安飯店」にやってきました。珍しく「広東料理」を看板に掲げているところから、どうやら広東料理を中心に供しているようです。▲平安飯店外観雰囲気は「街中の中華屋さん」です。おや、店の入口に黒板が置かれていますね。どうやらランチメニューが書かれているようなので、早速近づいて見てみましょうか。本日の日替わりランチは「マーボー豆腐定食」。550円でデザート付き、さらに...
地域タグ:博多区
今回訪れた「丸万食堂」は福岡市博多区、上川端商店街の南側にある大衆食堂です。数年前から気になる存在でしたが、なかなか昼食の時間帯に訪れることができず、数年がたちました。そして時は流れて2017年春、ようやくここで食事をする機会が訪れたのです。▲丸万食堂の外観同店はちょうど「中洲ぜんざい」の向かい側にあります。付近には櫛田神社もあり、休日になると外国人を含む観光客でにぎわう場所に店を構えています。外観は...
地域タグ:博多区
福岡天神でお気軽登山!都会のオアシス「アクロス山」に挑む(福岡市中央区)
福岡市内には本来の緑豊かな姿をとどめた山がいくつかあります。しかし、さすがに市中心部の天神地区にはそのような場所がありません。今回はそんな天神地区で、秋の登山を楽しんでみようと思うのです。福岡市天神にある複合施設「アクロス福岡」にやってきました。こちらの建物は、南側が階段状になっており、その上に多くの樹木が植えられています。その様子はあたかも山のようで、樹木を愛でながら散策できるよう、1階から屋上...
地域タグ:中央区
東公園で元寇を学ぼう 日蓮聖人像と台座レリーフ(福岡市博多区)
JR吉塚駅に近い、福岡市博多区にある「日蓮聖人銅像護持教会」にやってきました。今回はこちらにある、巨大な日蓮像に近づいてみようというのです。日蓮といえば鎌倉時代の僧侶で、日蓮宗を開いた人物としてよく知られています。それにしても、なぜ日蓮の銅像がここ福岡に建立されているのでしょうか。その背景には、大元ウルス(モンゴル)が九州に攻め入った「元寇」の存在があります。日蓮聖人銅像護持教会はちょうど福岡県警の南...
地域タグ:博多区
一年ぶりの大和家で10年ぶりのパワー定食!チキンの海で溺れかけた
大学を卒業してもうすぐ10年になりますが、福大横のデカ盛り食堂「大和家」には今でも年一ペースで通っています。それだけ魅力的なメシ処ですし、どれも病みつきになる味付けばかりです。GWに入ったばかりの頃、野暮用で福岡市内を訪れました。この日は天気が良く、日差しがジリジリと照り付けてきます。ついでに大和家でメシにしようと、城南区まで足を延ばしました。定食メニューの取り扱いが13時からということで、それに合わせ...
地域タグ:城南区
千代から呉服町方面に徒歩移動中、御笠川を越えたあたりで一軒の中華料理店を見つけました。当初はそのままスルーの予定でしたが、「麻婆豆腐定食」の文字に思わず足が止まりました。店の看板には四川料理店と書かれており、本格四川料理を提供していると即座に理解できました。たいていの中華料理店には、麻婆豆腐が置かれています。しかし、店によっては全然辛くないことがあり、辛いマーボーを追い求める私にとって、物足りなく...
地域タグ:博多区
これを無邪気に祝うべきなのかどうか、ちょっと微妙なところですが、とりあえず「おめでとう!」は先に言っておきます。ついに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、指定感染症5類に引き下げられました。度重なる変異で弱毒化が進んでもなお、エボラ出血熱と同じように恐れさせる、なんとも奇妙な時代が一区切りつきました。この5類引き下げに伴い、GW前に前倒しで施行されましたが、帰国前の水際措置も終了しています。これま...
大雨が降ったある日、東郷駅のホームに上がると、普段見ることのない光景が広がっているのに気が付きました。大雨の影響で列車は遅れるし、線路横の窪地には・・・排水しきれなくなった水がたまり、川のようになっていました。この光景は過去にも、雨が降りすぎた場合に何度か見たことがあります。市内でも、終末処理場周辺でよく冠水する個所があり、付近を通る際は注意するようにしています。旧2番乗り場の路盤にも水がたまって...
地域タグ:宗像市
最寄りの東郷駅で電車を待っていると、いつものように東福間方面から通過列車が近付いてきました。また「ソニック」や「きらめき」の類だろうと思っていましたが、どうも様子が違う。徐々に近づいてくる列車の音は明らかに電車のものではなく、ディーゼル駆動の音です。「DE10の単機回送か?」と思い、列車の来る方向を見たところ、赤茶色の機関車の後ろに、よく磨かれた、やはり赤茶色の客車7両が連なっていました。普段、東郷駅...
地域タグ:宗像市
今回は飯田線北部の要所、駒ケ根駅をめぐります。駒ヶ根市の代表駅らしく、立派な造りになっていて、駅舎・構内共に広々としていました。ちょうど駒ケ根駅前では、駅前広場のリニューアル工事が行われていました。どうやら工事自体は終盤らしく、歩道・舗装はほぼ完成状態でした。駅舎玄関口には、駒ヶ根市の木であるアカマツを使ったひさしが設置される予定で、足場が組まれていました。市役所によると、工事は2019年度中の完成を...
地域タグ:駒ヶ根市
「下山ダッシュ」はご存知ですか?レイルファンであってもなくても、JR飯田線といえばコレ!という方が多いのではないでしょうか。知らない方のために説明すると、これはエクストリームスポーツの一種です。思いっきりアンサイクロペディアの頻出単語を書きましたが、そういうことです。飯田線の飯田市内区間は、高度差を乗り切るために大きなΩカーブを描いています。下山村~伊那上郷駅間の直線距離は、路線自体の駅間距離より短...
地域タグ:飯田市
【博多どんたく港まつり2023】1日目(3=完)―大トリじゃない粕屋町どんたく隊
タイトル隊がスタートしたことで、どんたくパレードは佳境に入りました。これから呉服町拠点と冷泉公園を往復しながら、どんたく隊の様子を追い続けます。前回の記事にも書いたように、今年のどんたくはキャラ参加率がとんでもない低さでした。それだけに、参加してくれたキャラさんに感謝の思いを込めつつ、一枚一枚シャッターを切ります。▲新天町どんたく隊名物「三十三羽鶴」▲朝倉市のローカルヒーロー「朝倉戦隊サンレンジャー...
地域タグ:博多区
【旅ラン】飯田市内を観光ランニング!(飯田駅前~動物園~下山村駅)
見知らぬ土地でのランニングって、結構楽しいんですよ。次から次へと目に入る風景は新鮮で、思わず立ち止まりたくなることも多々あります。今回は長野県南部の飯田市を舞台に、市中心部を走ってみました。飯田駅をスタートして、下山村駅を目指してランニング開始です。とりあえず、まずは駅前通りを進んでいくことに。駅前には商店のほか、土産物店や居酒屋も立ち並んでいます。地方の中小都市らしい光景が広がっていました。人通...
地域タグ:飯田市
豊橋から始まった飯田線の旅は、ついに後半に差し掛かりました。飯田市内で用を済ませたのち、飯田駅から再び、辰野を目指して北上していきます。飯田駅から乗車したのは、2扉の213系5000番台。民営化直後に製造された古い車両ですが、上品な乗り心地が嬉しい存在です。天竜峡方面から来た列車でしたが、乗車率はそれほど高くなく、余裕をもって空席を確保できました。▲市田駅に到着列車はしばらくの間、天竜川から一段高い場所を...
地域タグ:駒ヶ根市
総延長200キロ弱という長さを誇る、JR飯田線。今回はそんな同線を豊橋から辰野まで、北に移動してみました。これまで飯田線を利用したことはなく、はじめての乗車となります。飯田線の旅は起点、豊橋駅から始まります。余裕をもって乗り潰そうと、6時ちょうど発の天竜峡行きに乗る予定です。出発20分前の早朝5時40分、豊橋駅ホームに降り立ちました。東海道線のホームには、JR黎明期に登場した311系が並んでいます。同性代の車両と...
地域タグ:飯田市
811系P9編成 顔だけ残った「三井グリーンランド号」【2008年】
かつて、811系のうち三編成に特別なラッピングが施され、「スペースワールド号」(P11編成)・「三井グリーンランド号」(P8・9編成)として使用されていました。昔の時刻表を見ると「スペースワールド号」「三井グリーンランド号」の名前が見えますが、これらの編成が固定運用についていたらしく、2007年ごろまで運転されていました。両列車が廃止された後、1~2年内にどちらも一般塗装に戻されました。▲東郷駅に停車する811系P9編成「三...
地域タグ:宗像市
東郷駅を出発する813系(RM216)+817系(VM3004)
10月1日、東郷駅で撮影した写真です。813系+817系6両の門司港行きを撮影しました。前から順に、813系200番台(RM216)、817系3000番台(VM3004)。このように、817系3000番台は813系の代走として使用されることがあります。今回もまさにその典型例です。まだまだ数の少ない817系3000番台ですが、徐々に見る機会が増えていくことでしょう。▲東郷駅を出発する813系200番台+817系3000番台の門司港行きここから付録です。上記の列車を...
地域タグ:宗像市
【博多どんたく港まつり2023】1日目(2)―パレード開始!松囃子&キャラを追う
さすがは4年ぶりの通常開催というだけあって、どんたく会場はどこも大盛況でした。なかでも福岡市役所前「お祭り本舞台」の混雑ぶりはすさまじく、時間がたつにつれ、人がさらに増えていくという有様です。そんなお祭り本舞台を後にした僕は、一方通行トラップだらけの明治通りを避け、路地伝いに呉服町拠点へと移動しました。博多座前で明治通りに出たら、あとは道なりに進むだけです。とくに天神・中洲川端エリアは通行人が多く...
地域タグ:博多区
【博多どんたく港まつり2023】1日目(1)―博多松囃子&お祭り本舞台を見にいこう!
今年もついにどんたくの季節がやってきました!コロナ対策漬けだった昨年とは打って変わり、4年ぶりの通常開催となったことで、国内外からどんたくを見に多くの人が訪れています。主要演舞台やパレードの様子を追うべく、どんたく初日の福岡市内に入りました。▲博多駅本舞台10時半を過ぎたころ、JR博多シティに到着しました。混雑状況は2019年以前のGWと変わらず、ときおり日本語以外の言語も飛び交います。熱気に包まれた中、まず...
地域タグ:博多区
今回は福岡県北部、宮若市竹原地区に鎮座する「諏訪神社」をめぐります。ここでは神社として紹介しますが、この場所は装飾古墳「竹原古墳」を有する史跡と見なされがちです。事実、神社入口には竹原古墳の管理施設があります。古くから、古墳には神社や墓地が置かれる傾向にありますが、ここもその例に当てはまります。▲神社側面部にたつ鳥居鳥居は参道上になく、境内側面部に鎮座しています。参道入口が古墳管理施設の駐車場にな...
地域タグ:宮若市
大学のサークル旅行で台湾に行ったときのこと。空港に行こうと、最寄り駅の東郷から電車で博多に行きました。ホームでしばらく待っていると、先に逆方向の列車が到着。これを見た僕は、腕ならしにと一枚写真を撮りました。空港に着いてから腕慣らしをしても、すでに時遅しと思ったからです。当初は珍しかった817系ロングシート車も、今では鹿児島本線における通勤輸送の主役として大いに活躍しています。何気ない一枚ですが、これ...
地域タグ:宗像市
JR東郷駅に到着する415系8両(1500番台+鋼製車) あとがき:大音量スピーカーの電車
JR東郷駅に到着する、415系普通列車の様子を一枚撮影しました。そう頻繁に来るわけではないし、個人的に好きな国鉄型ですし、見たら撮影したくなる存在です。種別は普通列車の門司港行きで、先頭はFM1514編成でした。後ろ4両は古い鋼製車という、2色混合の8両編成です。あとがき:大音量スピーカーの電車先日、415系の8両編成(鋼製+1500番台)に乗車しました。最初のうちは先頭の鋼製車に乗っていましたが、車内放送が始まるや否...
地域タグ:宗像市
JR東郷駅周辺を歩いていると、背後からディーゼル機関車DE10のエンジン音が聞こえてきました。初めはよく見かける単回かと思っていましたが、どうも違う。徐々にこちらの方へと近づいてきますが、同時にけたたましいモーター音も聞こえてくるではないか。そのモーター音はなんと、103系でおなじみMT55Aでした。これで列車の正体に気付き、急いで携帯を取り出して撮影したのが、下の写真です。あわてて撮ったので車両が架線にかぶっ...
地域タグ:宗像市
東郷駅の保線車両(レール削正車)がアイドリング中!エンジン音は結構デカイ
バイト先への道中、東郷駅で珍しい光景に出会いました。ホームで列車を待っていると、いつもと様子が違って見えるのです。そう、何かが違うのです。片隅からエンジン音が聞こえました。路線バスはどこにも止まっていません。それに、この音はバスのエンジン音じゃない。音の主はどうやら駅構内にいるようです。周囲を見渡すと、ほどなくして音の主が分かりました。保線車両(レール削正車)です。側線で眠っているレール削正車が、...
地域タグ:宗像市
今回は福岡県北部、岡垣町吉木西1丁目にある「岡城址」をめぐります。この地はかつて遠賀川西岸一帯を支配していた、宇都宮流麻生氏の城郭に用いられました。説明看板によると、なんでも岡垣町では唯一の中世城郭とのこと。岡垣町指定文化財「岡城」のことここは岡垣町で唯一、中世城郭の跡をとどめる岡城跡です。岡城は、まだ戦国時代たけなわの文明年間(一四六九~一四八七年)の終わり頃に、この地の領主だった麻生家延によっ...
地域タグ:岡垣町
ある日、体中が無性に痒くなりました。敏感肌の僕にとって、痒みは決して珍しいことじゃないですが、それにしても痒すぎる!朝から晩まで止むことなく、これにはすっかり参りました。常備薬を塗るだけでは収まらず、とうとう病院に駆け込んだのは数日前のことです。発疹を見た医師は「じんましんだね」と即答しました。でも、変な食べ合わせはしてないぞ?正直に「食事面で心当たりはない」と言ったところ、「ストレスでもじんまし...
頓々の滝(福岡県岡垣町吉木)―砂丘に湧いて砂丘に消える「幻の川」
「どんどんのたき」その名を聞いたとき、おもわず一般的な滝を連想しましたが、その場所はなんと岡垣町の海岸線でした。しかも山とは無縁の三里松原!驚いたのは言うまでもありません。しかし、どうして「滝」が付くのでしょうか。そんな不思議だらけの迷物件「頓々の滝」をもとめ、岡垣町三里松原を訪ねました。目次1 元松原集落から疫神社まで2 疫神社から頓々の滝まで3 「三里松原のオアシス」頓々の滝4 倒木放置で「ヘドロ...
地域タグ:岡垣町
長野県南部、飯田市内に保存されているSL「D51-402号機」の現在についてお届けします。同機は消防団第一分団前に保存されており、すぐ近くには飯田市立動物園があります。場所自体は飯田市の中心部といえ、一帯の人通り・交通量は多い方だと思いました。▲D51-402公式側雨ざらしになっているせいか、状態は良くありません。遠くから見ても、荒廃していることが分かる程です。すぐ横には説明板も置かれています。どうやら保存開始時...
地域タグ:飯田市
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砂糖生産(製糖)は台湾にとって欠かせない産業の一つです。日本統治時代から今に至るまで、台湾各地にいくつもの製糖工場が設けられ、シュガートレイン(五分車)が収穫したサトウキビを工場まで運搬しています。今でこそ現役路線は虎尾糖廠に付属する「台糖馬公厝線」一路線を残すのみですが、かつては五分車による軽便鉄道網が網目状に張り巡らされていました。そんな五分車の運行拠点だった場所の一つが、現在の台南市北部にあ...
戸籍証明書の広域交付がスタートしてから、もうすぐ2か月がたちます。あれから時間があるたびに、市役所で除籍謄本を取得してきました。ほぼすべての系統で、高祖父母の生没年が分かる範囲にまで到達しています。ついに本家本丸!父方本家の戸籍を辿れるだけ遡ってみました。短命だと遡れる範囲は狭くなる(五世祖父・平三の場合)戸籍証明書から先祖を特定する場合、(災害等による戸籍滅失など)よほどのことがない限り、幕末生...
大型旅客牽引機として、戦後間もない時期の国鉄を支えたC59形蒸気機関車。トップナンバーが九州鉄道記念館に保存されているほか、各地に数量の保存機が存在します(改造機C60を含む)。今回はその中から、広島市こども文化科学館横に保存展示されている、C59-161号機をご紹介します。同機は製造後、広島地区(山陽本線・呉線)を中心に走ってきました。廃車後、ゆかりの地である広島に落ちつき、静かに余生を送っています。▲公式側...
鉄道旅行をするうえで、「ホテルの場所」は行程に大きくかかわってきます。観光よりも乗ることを重視する人は、きっと早朝から深夜まで列車に乗りっぱなしかもしれません。そういう人にとって、駅前のホテルはきっとありがたい存在でしょう。台湾東部の観光都市・花蓮には、シティホテルから格安宿まで、実に様々な宿泊施設があります。今回ご紹介する「洄瀾窩青年旅舎」は、花蓮でもっとも鉄道旅と相性のいい宿泊施設ではないでし...
戸籍証明書の広域交付がスタートして、もうすぐ2か月になります。あれから時間があるごとに、市役所で先祖の除籍謄本を取得してきました。母実家をのぞく母方の高祖父母を全員把握したところで、父方の調査にうつりました。今のところ、父方の高祖父母も全員把握済みです。1か月かけて、父方もある程度資料が溜まりました。いよいよ父方編スタートです!目次1 父方の全高祖父母が把握できる戸籍謄本をとる2 家制度を支えていた養...
福岡県大任町にある「巨大滑り台」はご存じですか?山の上から一気に下る、スケールの大きな滑り台です。いったいどこまで巨大なのか、この目で確かめてみました。いざ大任町へ!目次1 見出し12 見出し23 見出し34 見出し45 見出し56 見出し6建徳寺古墳公園の巨大滑り台巨大滑り台は町中心部に近い、建徳寺古墳公園の一角にあります。駐車場を出て公園内に目をやると、山肌に沿って伸びる滑り台が見えました。▲巨大滑り台た...
日本統治時代の木造建築が今も多く残る、台湾西部の木都・嘉義市。レトロ感あふれる街並みがのこる同市中心部に、今回ご紹介する文化路夜市はあります。台北の代表的な夜市に比べたら、いささか小規模かもしれません。それでもぶらり散策しながら、屋台見物する価値は十分にあります。▲人でにぎわう文化路夜市文化路夜市に漂うローカルな雰囲気は、まず台北じゃ味わえないでしょう。変に観光地化されていない分、現地の文化をより...
今回は福岡県中央部、嘉麻市にある下鴨生駅をめぐります。同駅にはJR後藤寺線内で唯一、交換設備があります。1986年まで国鉄漆生線が分岐しており、線内屈指の主要駅として機能していました。売店付きの立派な駅舎もありましたが、利用者が減ると無人化され、2000年代に取り壊されました。再建されないまま今日に至ります。晩年の駅舎は荒廃がひどく、全盛期の面影を感じるのも難しいほど、寂れ切っていました。▲駅全景実際に来て...
台湾総鎮守として日本統治時代の台北・剣潭山に鎮座した「台湾神社」。その最末期にあたる1944年(昭和19年)6月、神社名を台湾神宮に改め、新社地への遷座も予定されていました。ところが、軍用機が移転地に墜落・火災に至ったことで、新社殿は消失。ついに移転されることなく終戦を迎え、台湾は中華民国の占領下に入りました。戦後、台湾神宮境内は円山大飯店敷地に取り込まれ、焼失した新社地跡は会員制保養施設「円山聯誼会」...
台南の奥座敷として、日本統治時代から親しまれている関子嶺温泉。ここに途轍もなく険しい「好漢坡」という階段があります。好漢坡日本統治時代末期、負傷した日本軍のリハビリ訓練所として建造された坂道ランニングコースです。当初は階段の数が289段あり、300段に近かったことから、別名「三百桟」と呼ばれていました。後に市道175号線の建設により、心臓破りの階段は下段部が取り壊され、現在残っているのは243段だけです。傾斜...
2024年春のお花見シーズンが到来しました。週末を中心に、桜の名所は多くの人でにぎわっています。そんな中、宗像市近郊のお花見スポットを訪ねるポタリングに出かけました。目的地はとくに決まっていません。宗像と福津市の境目をまわりながら、手ごろなお花見スポットを探しました。▲東郷駅の桜並木まずは手始めに、東郷駅の桜並木を見にいきます。駅日の里口から線路沿いに進むと、満開のソメイヨシノが目に入りました。ちょう...
2024年のお花見シーズンは天候不良に泣かされました。雨や曇りが何日も続く中、せっかく満開を迎えたソメイヨシノは、そのまま散っていくと思われました。桜の花を侮るなかれ。ソメイヨシノは風雨を耐え抜き、花を散らさないまま4月最初の週末を迎えました。そんな中、お花見でにぎわう街中を抜け、宮地嶽神社のソメイヨシノを観察してみました。ここにある「民家村自然広苑」の桜が美しいのです。まだ散ってなければいいのですが....
天気が思わしくない中、ランチ休憩を終えた「追い出し猫」サクラ&タマが戻ってきました。これからグリーティング後半戦が始まります。まずは遠目に、2体が歩いてくる様子を撮ってみました。▲ランチ休憩から戻ってきた!お客さんが多いわけではないので、2体はゆっくり歩きながら、道行く人に挨拶して回ります。こういう地道なグリーティングの繰り返しで、一人づつファンが増えていくのでしょうね。▲タマちゃんの背伸びしてる感じ...
福岡県内に桜前線が到来したころ、宮若市のご当地キャラクター「追い出し猫」が突如、市内でお花見グリーティングを行うと発表しました。場所は脇田温泉にちかい西鞍の丘総合運動公園。今回登場するのは、サクラ&タマのおてんば姉妹です。タマは稼働率こそ低いものの、その可愛いフォルムからファンが多いと聞いています。目次1 少しはやめにグリーティング開始!2 いろんなポーズが見られる撮影会3 追い出し猫とマンバンと少...
新年度のスタートを祝うかのように、ソメイヨシノが満開を迎えています。開花時期はほぼ例年並みです。このまま週末にかけて、お花見できるコンディションが続くと思われましたが、悲しいことに雨が続く模様。場所によってはお花見できないまま、花散らしを迎えそうです。お花見できるチャンスは、あと1~2回しか残されていないかもしれません。もし晴れ間に出くわしたら、その時にしっかり満喫したいものですね。さて、今回は宗像...
新年度を迎えた今日、多くの人が新しいステージへの第一歩を踏み出します。そんな人の門出を祝うかのように、ソメイヨシノが花をつけだしました。福岡にも桜前線が到来しています。鮮やかなピンク色に染まった街を見て、ふと10年前の今日を思い出しました。3年半使ってきたアメブロに見切りをつけ、移転が容易という理由だけでFC2ブログに鞍替えしたのが、ちょうど10年前です。あれからひたすら、毎月10本以上の記事を世に送り出し...
戸籍謄本で遡れる代数は、世帯によってまちまちです。明治19年式戸籍の採用前に亡くなった人を探す場合、当該者の子供の戸籍欄から名前の特定は可能ですし、場合によっては家督相続の日付から、おおまかな没年を把握することもできます。ただし、それ以外の詳細を知ることはできないことが多いです。この明治19年式戸籍というのがクセ者でして、自治体によってはすでに廃棄処分されていることがあります。といっても、大方の自治体...
冬場の天気がいい日ってだいたい寒いですよね。そんな日の夕方、さつき松原に足を運びました。鐘崎漁港や地島がくっきりと見渡せるほど、空気が澄んでいます。寒いけどいい景色が見られて大満足です。きれいな景色を見るなら夏よりも冬がおすすめだよ!▲奥に見えるのは鐘ノ岬と地島そんな中、足元に気になるものを見つけました。砂浜の上に円形の線がいくつも刻まれているのです。人が付けたんじゃないかと思うぐらい、きれいに描...
嘉義市中心部でおいしい鶏肉飯に出会いました。文化路夜市を歩いているときのこと。赤い看板前にできた行列に目が行きました。看板には「火鶏肉飯」と書かれています。嘉義のご当地グルメ「鶏肉飯」をウリにしたごはん屋さんのようです。ちょうど夕食時ですし、行列ができる店にハズレはないと判断して、さっそく列の最後尾に並んでみました。▲店舗外観店舗配置は典型的な台湾の大衆食堂です。入口付近に厨房があって、一番奥が飲...
戸籍証明書の広域交付をきっかけに、オリジナル家系図の作成を始めました。まずは母方祖母の家系からさかのぼっていきます。前回は祖母実家(川田家)の除籍謄本を取得して、6世祖父を1人抽出できました。入手できたのが、壬申戸籍の次に作成された「明治19年式戸籍」だったことから、これ以上さかのぼれる可能性は少ないと判断し、これにて川田家の調査を終えました。今回は祖母の母・キヨ(曾祖母)の実家にあたる、金子家(現在...
「どんどんのたき」その名を聞いたとき、おもわず一般的な滝を連想しましたが、その場所はなんと岡垣町の海岸線でした。しかも山とは無縁の三里松原!驚いたのは言うまでもありません。しかし、どうして「滝」が付くのでしょうか。そんな不思議だらけの迷物件「頓々の滝」をもとめ、岡垣町三里松原を訪ねました。目次1 元松原集落から疫神社まで2 疫神社から頓々の滝まで3 「三里松原のオアシス」頓々の滝4 倒木放置で「ヘドロ...
長野県南部、飯田市内に保存されているSL「D51-402号機」の現在についてお届けします。同機は消防団第一分団前に保存されており、すぐ近くには飯田市立動物園があります。場所自体は飯田市の中心部といえ、一帯の人通り・交通量は多い方だと思いました。▲D51-402公式側雨ざらしになっているせいか、状態は良くありません。遠くから見ても、荒廃していることが分かる程です。すぐ横には説明板も置かれています。どうやら保存開始時...
長大ローカル線の代名詞、JR飯田線の路線名になっている飯田駅にやってきました。今回は運行上の拠点として位置づけられている、同駅の様子をめぐっていきます。駅舎の赤い屋根が目を引きますね。交通の要所ということで、駅舎内には窓口・待合室のほか、売店や観光案内所も併設されています。飯田線の中では、かなり大きな駅に分類できます。駅舎の窓には、飯田のご当地キャラ「ぽぉ」がペイントされていました。2011年には彦根に...
今回は広島県東広島市高屋町にある、白市駅をめぐっていきます。所属路線はJR山陽本線。駅周辺は山がちながら住宅地が散在しており、広島市のベッドタウンとして機能しています。多くの住民を広島に送り届けるため、同駅折り返しの列車がいくつも設定されています。▲白市駅舎駅舎は平屋建ての小さなものです。石州瓦がいかにも中国地方らしい。駅前は狭く、わずかなスペースに駅前通りと商店・住宅が密集しています。なお、駅名の...
2020年春をもって部分廃止されるJR札沼線。今回は廃止区間をめぐるべく、石狩当別から浦臼行きの列車に乗車します。以下、乗車記です。石狩当別駅のホームに降りると、すでに浦臼行きは待機していました。車両はキハ40-402の単行。ホームには人の気配がなく、ワンマン放送が構内に響き渡っています。思った通り、車内には乗客の姿なく、貸し切り状態になっていました。車内をのぞくと、運転士が出発を待っているだけです。車内でし...
かつては農村各地に点在していた神社ですが、明治から大正にかけて、全国的に大規模な合祀が行われました。その結果、小規模な神社の多くが消えて「ムラの鎮守」に吸収され、現在に至ります。神社跡の多くが年月とともに風化し、その面影を探すのも難しくなっていますが、今も遺構がそのまま残っている場所もあります。今回はその一つ、宗像市山田に鎮座していた「須賀神社」の跡地をたずねました。▲参道は削平され崖になっている▲...
札沼線末端区間の要所にやってきました。今回お届けする石狩月形駅は、北海道月形町にあります。所属路線は札沼線。同駅は非電化区間(北海道医療大学~新十津川)唯一の交換可能駅で、日に数回、列車交換が行われています。駅の規模も大きく、やはり非電化区間唯一の有人駅ですが、乗車券の販売は行われていません。鉄道のある道内の町はたいてい、駅や国道を中心に発展している傾向があります。ここ月形もその一つで、街のど真ん...
見た目・雰囲気ともに、「最果ての駅」らしい場所でした。今回お届けする新十津川駅は、滝川市に近い新十津川町にあります。通勤・通学路線として機能するJR札沼線の終点にあたり、札幌口は本数が多いものの、末端区間は一日一往復だけという状況です。あまりにも利用者が少ないため、非電化のまま残った北海道医療大学~新十津川間は2020年春に廃止されることが決定しています。一往復しか走らない「レア度の高さ」に加えて、廃止...
今回は北海道小樽市にある、JR小樽駅をめぐります。所属路線は函館本線、駅番号はS15。函館本線は同駅を境に、西は非電化区間の「山線」と呼ばれるローカル線に、東は新千歳空港への直通列車が走る札幌都市圏の通勤路線になっています。小樽駅といえばなんといっても、風格漂うレトロ駅舎でしょう。この駅舎は1934(昭和9)年に建てられたもので、3代目にあたります。似たようなデザインの駅舎は各地に建てられ、上野駅、真岡駅、...
1日に数本しか走らないという超閑散ぶりで知られ、2020年をもって一部廃止されるJR札沼線。そんな同線の最北部に位置するのが、今回お届けする浦臼町です。町の中心部は国道275号線を中心に広がり、その大きさは縦に500メートル、横に300メートルほどしかありません。この「コンパクトさ」は、道内の地方自治体によくみられるもので、30分もあれば満遍なく散策できます。今回はJR浦臼駅をスタートして、まずは国道に出てみます。道...
今回は北海道江別市にある、JR野幌駅をめぐります。駅番号はA07。今でこそ単なる中間駅にすぎませんが、かつては夕張鉄道の始発駅として、「夕張への玄関口」としての性格も有していました。そんな野幌駅は2011年に高架化され、夕張鉄道時代の面影を見出すことはもはやできません。見た目は今どきの高架駅で、基本的な造りは本州以南と同じです。ぱっと見だと、ここが北海道の駅とは思えない佇まいでした。ついでに駅周辺も散策し...
樺太から宗谷海峡を隔てて向かい合う北海道には、ロシア人によって樺太から追放された住民が多く移り住み、樺太ゆかりの石碑も多く残されています。今回はその一つ、「樺太庁豊原中学校記念碑」を見るため、札幌市中央区の旭山記念公園にやってきました。記念碑は公園の片隅、ちょうどJRバス界川2丁目停留所のすぐ横に鎮座しています。目立たない場所にあるため、見落としてしまわないようご注意ください。記念碑は「上田校長頌徳...
今回は福岡県北部、岡垣町に鎮座する熊野神社をめぐります。当神社がある吉木西は町中心部に近く、近隣には吉木小学校・岡垣サンリーアイがあります。かつては吉木地区の一部でしたが、宅地化の進行にともない、人口密集地に住居表示制度が実施された結果、ここ吉木西地区が成立しました。こうして大字吉木から分離した熊野神社も、元は吉木一帯の鎮守でした。広い境内や社殿建築に、かつての繁栄ぶりが残されています。▲参道全景...
秋も紅葉が深まってくると、いよいよ紅葉狩りの季節です。福岡県添田町にある英彦山は毎年、紅葉を楽しむため多くの登山客でにぎわいを見せています。とくに英彦山登山口や高住神社界隈の混雑ぶりときたら凄まじく、「酷道」500号線の1車線路にマイカーの渋滞が出来上がるほどです。しかし一方で、訪問者が少ない穴場も英彦山界隈には存在します。今回はそんな穴場の一つとして、ススキが見ごろを迎えている鷹巣原高原の様子をお届...
今回お届けする「高住神社」は福岡県南東部、添田町の山奥深くにあります。山伏修行の場として名高い英彦山の山腹にあり、大分県との県境がある野峠もすぐ近くにあります。JR彦山駅から国道500号線を登り、英彦山登山口を越えて狭隘路をさらに進み続けた場所にあるので、非常にアクセスは悪い方です。「秘境」とも言ってもいいような環境下にあるとはいえ、ちゃんと有人の社務所が置かれています。境内はどこも綺麗に掃除され、マ...
福岡県添田町にある英彦山神宮奉幣殿周辺の様子をお送りします。英彦山は福岡県東部を代表する山であり、古くから修験道のメッカとして栄えてきました。今でも当時の名残として、山伏がいた坊舎の跡を見ることが出来ます。▲沢水流れる涼しい参道に、艶やかなトカゲが張り付く以前、一度だけ山頂まで登ったことがありますが、今回は奉幣殿まで行って折り返します。▲秀学坊跡地奉幣殿に到着しました。地面の白石で写真下部が白飛びし...
福岡県南部、添田町にある道の駅「歓遊舎ひこさん」に足を運びました。ここは田川と彦山を結ぶメインルート沿いあるため、英彦山への道すがらに訪れることができるだけでなく、JR日田彦山線の駅が併設されていることもあり、列車を利用して立ち寄ることもできます。道の駅施設から駅までの動線上には上屋がかけられています。もし雨が降っていても、濡れずに移動することができますね。歓遊舎ひこさん駅は数年前に開業したばかりの...
今回は福岡県北部、岡垣町に鎮座する大原神社をめぐります。原地区は宗像市との境界に近い、響灘に面した地域で、集落は本村(原集落)一つのみ。地区内を県道300号線が通っています。道や集落がそれほど入り組んでいるわけではないですから、ここの地勢を把握するのは容易です。当神社は300号線沿いに鎮座しており、見つけるのは決して難しくありません。参道・社殿ともに整備されていますし、気軽に訪問できるありがたい鎮守です...
ついに一日一往復だけとなり、2020年春の廃止を待つばかりとなった、札沼線最末端区間(浦臼~新十津川)に乗車しました。恥ずかしながら、今回が初乗車です。たった一本だけの新十津川行き「5425D」は、朝の早い時間帯に運行されています。もし札幌方面から乗り継ぐ場合、5425Dは石狩当別を7時45分に出発するため、一番遅くても6時58分に札幌を出なくてはいけません。今回はあまりにも早すぎる起床を避けようと、石狩月形から乗車...
廃止を前にして、すでに鉄道が果たすべき使命を終えている駅とは、まさにここ浦臼のことだと思いました。今回は北海道浦臼町にある、浦臼駅をめぐっていきます。所属路線は札沼線。同駅は北海道医療大学~新十津川間の廃止に伴い、2020年春に廃止されることになっています。同駅を発着する列車は、新十津川に到達する一本を除くと、すべて同駅での折り返し列車です(2019年7月現在)。まず最初に、日没間近に訪れたため、大半の写...