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会社の経営資源には、「ヒト、モノ、カネ、情報」があります。今回は、一番重要なお「カネ」について、資金繰り予測表について解説します。
「なぜ、黒字でも倒産するのか?」会社が倒産するのは利益が赤字になったからではなく、手元に現金(キャッシュ)がなくなったからです。
企業経営において、『黒字』と『赤字』は非常に重要な指標です。 しかし、黒字であっても倒産する「黒字倒産」や、 赤字が続いて倒産する「赤字倒産」については、 意外と知られていないことが多いです。 新入社員のA子さんは、 利益が出ているにもかか
30数年前に簿記2級や1級販売士、中小企業診断士の1次試験に合格しましたが、難しいことはすっかり忘れました。しかし有難いことに基本は身についていて、いま、事業協同組合や個人事業主の帳簿作成や決算、確定申告のお手伝いをしていますが、数字が合わないといった問題に直面する都度、過去の知識が蘇り、解決できています。 複式簿記が難しいのは、現金主義ではなく、発生主義によるためです。 企業間では現金取引はまれで、20日締めの翌月末払いなどの掛け取引がメインです。仕入代金の後払いは「買掛金勘定」で支出計上し、売上代金の後払いは「売掛金勘定」で収益を計上します。いずれも現金が動かない伝票上の操作なので、大変分かりにくいです。 5年分の保険料50万円を一括支払いした場合は、初年度の保険料10万円を経費とし、残りの40万円は「前払保険料」としておき、毎年、10万円ずつを「保険料(経費)」に振り替えます。このため、決算をして当期純利益が100万円出たとしても、現金が100万円あるわけではありません。 売り上げがあっても大半が売掛金で、その決済より早く仕入代金の支払い期日を迎え、期日に現金がなかったら、黒字倒