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#4237 射干しろき谷間をゆけばゆくりなく悪人の眸追ひつむるなり
令和6年5月13日(月) 【旧 四月六日 先負】・立夏 蚯蚓出(みみずいずる)射干しろき谷間をゆけばゆくりなく悪人の眸追ひつむるなり ~前登志夫(1926-2008)『非在』Photo:シャガ ~tenki.jp 射干《シャガ》は中国原産の常緑多年草で、この時期に白地に青い斑点が入る
晴れると暑くなる日が出て来た今日此頃。川端にある花壇の日陰になっている所でシヤガが一輪だけで咲いていました。元々日陰草なのですが、日差しが強いと日陰で涼んでいるかのように見えてしまいます。古くに中国から渡来し、江戸時代には普通に見かける、どっちかっていうと風流な花だったようです。室町時代の明貿易関係者で、この花好きの誰かが持ち込み、そこから増えて行ったけど、安土桃山時代には人目に留まらず、江戸時代になってから「あ、あるな」となったんでしょうか?中国では「胡蝶花」と呼ぶらしいのですが、確かに黄色と濃い青の模様が蝶々のようです。春の花・華コレクション2023/清楚な日陰草