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資金も経験もゼロ。夢だけを抱いてロンドンから帰国した早川徳次(のりつぐ)は、誰もが不可能だと嘲笑した地下鉄計画をスタートさせ、財界の大物と技術者たちの協力を取り付けていく。だがそこに東急王国の五島慶太が立ちはだかる。“地下鉄の父”と呼ばれる早川徳次と実際に工事を担った無名の男たち、そしてライバルの五島慶太を絡めながら、銀座線の前身に当たる日本初の地下鉄工事の様子を描く。大変興味深い内容なのだが、思いの外、読むのに時間が掛かった。それは、例えば、経営者仲間のうちには、―地下の早川、地上の五島。とならび称する者もいるし、あるいはまた、―東の早川、西の五島。と見る者もいる。のように、やたらと改行が多く、改行後に―を使ってむやみに強調してみたり、翌日から、一般向け営業開始。(どうかな)徳次は、じつは危惧していた。...『地中の星東京初の地下鉄走る』(門井慶喜)
『帝大実験物理学教授の寺田虎彦博士とお見受けします』 『いかにもそうですが。あなたは?』 『わたくし東京地下鉄道の早川徳次と申します』 『今、何とおっしゃいました!?』 『東京地下鉄道、と申しました』 「帝都物語」(1988年/実相寺昭雄監督)より 本日12月30日は「地下鉄記念日」。1927年(昭和2年)のこの日、上野~浅草間(2.2km)に日本初の地下鉄(現:東京メトロ銀座線)が開業しました。ロンドンの地下鉄に感心した早川徳次(はやかわ のりつぐ、1881~1942年)が、東京にもと尽力し、ようやく実現させたものだそうで。銀座線と言えば…『こんな所が東京の地下にあるとはな』 『湾岸開発華や…
SHARPアクオス・テレビなどを発明し続けた早川徳次SHRAP創業者
TOM 「SHARP」のアクオス・液晶テレビ・空気清浄器など新しい商品を発明・開発したSHARP創業者早川徳次