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日本三大怨霊(菅原道真・崇徳上皇・平将門)の一つ、平将門公の怨霊伝説が残る、東京都千代田区に所在する東京都指定旧跡、将門塚(しょうもんづか/まさかどづか)を探訪しました。↑板石塔婆(いた・せきとうば)右側の「蓮阿弥陀佛」は、将門公の法号。左側に徳治二年(1307)とありますが、この板石塔婆は昭和45年(1970)に設置された物だとか。ちなみに「徳治」は嘉元の後、延慶の前。1306年から1308年までの期間。この時代...
早川徳次の評伝『地中の星』を読んで思い出した映画。『帝都物語』(88)(1994.4.27.WOWOW)平将門の怨霊により帝都・東京の破壊を目論む魔人・加藤保憲(嶋田久作)と、その野望を阻止すべく立ち向う渋沢栄一(勝新太郎)、寺田寅彦(寺泉憲)、幸田露伴(高橋幸治)らとの戦いを描く。明治末期から昭和初期という、東京がモダン都市へと変貌していく過程の裏で行われた霊能者たちの戦いを、実在の人物を絡めて描いているのだが、話があっちに行ったりこっちに行ったりのごった煮状態の散漫さで、お世辞にも傑作とは言えないものになっていた。今の日本映画には珍しいこのSF伝奇大作を、ウルトラシリーズを撮ったことを理由に?テレビ出身の実相寺昭雄に撮らせてしまったのが、大いなる勘違いだったのではと思う。ただ、未読の荒俣宏の原作自体が...『帝都物語』『帝都大戦』
資金も経験もゼロ。夢だけを抱いてロンドンから帰国した早川徳次(のりつぐ)は、誰もが不可能だと嘲笑した地下鉄計画をスタートさせ、財界の大物と技術者たちの協力を取り付けていく。だがそこに東急王国の五島慶太が立ちはだかる。“地下鉄の父”と呼ばれる早川徳次と実際に工事を担った無名の男たち、そしてライバルの五島慶太を絡めながら、銀座線の前身に当たる日本初の地下鉄工事の様子を描く。大変興味深い内容なのだが、思いの外、読むのに時間が掛かった。それは、例えば、経営者仲間のうちには、―地下の早川、地上の五島。とならび称する者もいるし、あるいはまた、―東の早川、西の五島。と見る者もいる。のように、やたらと改行が多く、改行後に―を使ってむやみに強調してみたり、翌日から、一般向け営業開始。(どうかな)徳次は、じつは危惧していた。...『地中の星東京初の地下鉄走る』(門井慶喜)
Nikon D7200 加藤保憲 『帝都物語』の加藤保憲として迎えた、 Ring dol・Dracula Style-Bが 我が家にやって来て、今日でちょうど7年。 6月27日は、ワタシにとって特別な日だ。 加藤のことを考えない日は無いの…
『帝都物語』の加藤保憲として迎えた、Ring dol・Dracula Style-Bが我が家にやって来て、今日でちょうど7年。6月27日は、ワタシにとって特別な日だ。model: 加藤保憲Ring doll、Dracula-Style B加藤のことを考えない日は無いのでは?と思うぐらいに、心の中を占めている加藤。我が家の加藤の写真を撮ることはめっきり減って、この日のためだけに撮っているような状況だが、それでも大切な存在である。この日の加藤は、印象的な赤い...
「大人になってから楽しむ」シリーズ第二弾、今回は「帝都物語」(1988/エクゼ)です。この作品も国立映画アーカイブの「1980年代日本映画――試行と新生」で観ました。「帝都物語」は映画の封切前に原作にめちゃめちゃはまって、友人とも回し読みをしていました。あと、この本をきっかけに東京という街の成り立ちに興味を持ち始めたと思います。映画の公開日には原作を回し読みした友人たちと日比谷のスカラ座に観に行き、来場されていた荒俣宏先生や実相寺昭雄監督にサインを頂いた思い出があります。観終えた後、嶋田久作と平幹二郎の対決する件の「加藤が来たぞー!」「式神を打てー!」とか、坂東玉三郎が原田美枝子に「ご新造さん…