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大正、昭和の激動の時代を対照的な二人の女性、咲久子と卯野の生き様を描いた『陽の末裔』。以前読んだ『懐古的洋食事情』の本編でもあります。タイトルの『陽の末裔』は女性解放運動家・平塚らいてうの「原始、女性は太陽であった」という一文から。太陽であ
それぞれの道を歩き始めた咲久子と卯乃。咲久子は高島家の令嬢として社交界に華々しくデビュウを飾り、卯乃も製糸工場を辞め、新聞社の女性記者として働き始める。『陽の末裔2』あらすじ美しく成長した咲久子はたちまち社交界の華となり、さまざまな男性と浮
関東大震災から2年、高島家を相続した咲久子、想い人だった森と結ばれた卯乃。それぞれの人生を歩んでいます。『陽の末裔3』あらすじ高島家を相続した咲久子は、後見人を差し置いて事業を発展させるだけでなく、さらなる野望を抱くが、女相続人の権利の限界
咲久子がいよいよ結婚。そのお相手は?卯乃と森の生活にも変化の時が…。『陽の末裔4』あらすじ卯乃は仕事と森の生活にすれ違いを感じ、森もまた、社会主義思想と卯乃への思いに揺れる。そんな中、卯乃の妊娠が発覚。咲久子は深草子爵の元夫人をやり込めたが
惹かれ合っているはずの深草子爵を捨て、世間知らずの桜町伯爵家の御曹司と結婚した咲久子。卯乃は新聞記者の傍ら、女性問題についての活動を進めていく。『陽の末裔5』市川ジュンAmazonKindle楽天楽天Kobo『陽の末裔5』あらすじ桜町伯爵家
愛する男、愛する娘という女のしあわせを手に入れた咲久子と卯乃。しかし、戦争の暗雲は太陽の娘たちの頭上を覆い、ますます女性が生きづらい時代へと向かっていきます。『陽の末裔6』市川ジュンAmazonKindle楽天楽天Kobo『陽の末裔6』あら
『陽の末裔』の最終巻。7巻ぜんぶ感想を書くのも大変でした。でも、どうしてもこれだけは書いておきたかった。抑圧されながらも激動の時代を生き抜いた、太陽の末裔の女性たちの物語は、私にとってのバイブルでしたから。そして、ぜひ、若い世代の女性たちに