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「ぼくがぼくであること」(山中恒・著) ぼくがぼくであること (角川文庫)Amazon(アマゾン)527円 山中恒氏による児童文学です(小学校5・6年向き…
ぼくがぼくであること 私が『あばれはっちゃく』の原作者である山中恒先生の作品で一番好きなのは、『ぼくがぼくであること』です。この作品は、過去にNHK少年ドラマシリーズでドラマ化され、俳優の柳葉敏郎さんが子どもの頃に好きなドラマであることでも有名な作品です。 この作品のヒロインが夏代という少女。彼女の父方の祖父は過去にした自分自身の行為について、孫である夏代に知られることを極端に恐れていました。過去の自分の行為を知れば夏代は自分を軽蔑し、自分の元を離れてしまう、自分の行為はとても許されることではないという罪の意識を抱いていました。夏代の祖父は強情な性格で、それは罪の意識に怯えている臆病な内面とは…