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類想と盗作渕野陽鳥国語辞典には「盗作とは他人の作品の一部または全部を自分の作品として発表すること」、「類想句とは俳句のもとになる発想が似ている句」とある。俳句は言葉を5・7・5に当てはめて作るから、似たような構想や発想が生まれるのは多々あることではある。私の体験であるが、句会で投句した私の作品とまったく同じ俳句が、同じ句会で披講されたことがある。この時、とっさに私は名乗らずに、披講された投句者の作品としてもらったことがある。こうしたことは、17文字という短い言葉の制約があるから、あり得ないと思われることでもない。俳句を詠んだら、俳句歳時記、SNS(インターネット上のコミュニティーサイト)、句集などと自作を照らし合わせてみる。発表した作品が独自性を持つことを心がけている。日経俳壇の13句の中に掲載された梅本...<俳句においでシリーズ>#9類想と盗作