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戦後、日本国では、長らく「55年体制」と称された自民党一党優位体制が続いてきました。党利党略から社会党の村山富市氏に首相の椅子を譲ることはあっても、一貫して与党の座を自民党が独占してきたのです。しかしながら、自民党は、2009年8月において実施された総選挙にて大敗北を喫し、下野することとなります。翌9月に、70%を越えるとされた圧倒的な支持率を獲得した民主党政権が誕生し、悲願であった政権交代を実現させたのでした。国民の期待を一身に集め、華々しく登場した民主党政権ではあったのですが、政権発足後、ほどなくして同政権に対する失望感が国民の間で広がってゆきます。国民の多くは民主党政権に、旧態依然とした‘自民党政治’を刷新し、よりスマートで‘民主的’な政治の実現を思い描いていたのでしょう。しかしながら、現実には、時...東京都知事選における蓮舫氏起用を考える