メインカテゴリーを選択しなおす
「BSシネマ」『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
『博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(63)(1982.11.5.自由ヶ丘武蔵野推理劇場)東西冷戦下、アメリカの将軍(スターリング・ヘイドン)が正気を失い、ソ連への核攻撃を命令。大統領(ピーター・セラーズ)や政府高官は事態を収拾しようとするが、核兵器を搭載した爆撃機は目標に向かって進んでいく。この映画は、先日見たシドニー・ルメット監督の『未知への飛行』(64)とほぼ同時期に作られている。『未知への飛行』が徹底的にシリアスなドラマとして作られているのに対し、この映画はブラックコメディとして風刺を効かせた作りになっている。そこにルメットとキューブリックの違いが感じられて面白い。実際のところ、キューブリックにこれほどまでのユーモアのセンスがあるとは思ってもみなかっ...「BSシネマ」『博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
『パリで一緒に』(64)(1983.8.27.昼のロードショー)舞台はパリ祭真っただ中のパリ。映画のシナリオライター(ウィリアム・ホールデン)に雇われたタイピスト(オードリー・ヘプバーン)が、次々と彼の口述するストーリーのヒロインになるという劇中劇が展開する。監督はリチャード・クワイン。こうした、しゃれていて映画に関する楽屋落ちにも満ちたストーリーは、映画好きにとってはたまらなく魅力的なものに映る。例えば、フランソワ・トリュフォーの『アメリカの夜』(73)がそうだったし、日本の『蒲田行進曲』(82)などもこのカテゴリーに入るだろう。加えて、この映画は、本編と劇中劇のタイトルが別々に出てきて、ホールデンとヘプバーンが、コメディタッチのものも含めて一人で何役もこなし、マレーネ・ディートリッヒやトニー・カーティ...「BSシネマ」『パリで一緒に』
【映画162】ピーター・セラーズの「ピンクパンサー3」最高に笑いました!【ネタバレ注意!】
ピンク・パンサーのシリーズの第1弾が「ピンクの豹」(1963年)という作品なんですが、私が大笑いをしたのは、このシリーズの一本である「ピンク・パンサー3」なのであります!
出典元:あらすじ 目覚まし代わりにテレビの電源が入ると、ブラウン管にオーケストラの画像が映し出され、クラシックの音楽が流れだすと、チャンス(ピーター・セラーズ)はおもむろにベッドから起き出す。まず髪をとき、窓辺の花を置き換え、車のほこりを丁
「チャンス」は1979年の映画で、ピーター・セラーズやシャーリー・マクレーンが出演しており、ピーター・セラーズの遺作でもあります。この映画は人間の滑稽な一面が描かれていて、社会風刺的な映画でもあります。また、ラストシーンがとても印象的です。古い映画ですが内容は古さを全く感じさせません。オススメの一本です!
1963年からシリーズ化された「ピンク・パンサー」「ピンクの豹」という題名で1作目!!「ピンク・パンサー」とはピンクのダイアモンドのことで、そのダイヤを巡って…
『グロリア』(1981.6.22.)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ce00b8e86a1ad95fef85c884687b8cf6『チャンス』言葉の意味は、聞く側の解釈によっていかようにも変化する。だから、それが一国の政治に関わるようなことなら、よほど選んで発言しなければならないだろう。そこにはさまざまな思惑が含まれ、本音と建前がある。また、影響力のある人物が発言すれば、それが正しいこととして解釈されたりもする。この映画は、そんな状況を、見事に皮肉っている。言葉の勘違いと言ってしまえばそれまでだが、実際にこの映画のようなことがあれば(必ずしも起きないとは言えない)、それは勘違いという一言では済まされないだろう。何しろ、政治に全く関係のない一介の庭師が大統領に対して影響力...「蒲田パレス座」3『グロリア』『チャンス』
原題:BEING THERE 製作国:アメリカ 製作年度:1979年 上映時間:130分ジャンル:コメディ 私のおすすめど:★★★★/5.0 作品情報・コメント 数十年間ひたすら庭いじりだけを仕事としてきた俗世間を知らな …
1979年の映画、ピーターセラーズ主演【チャンス】の中に、ノンデュアリティの覚醒のヒントを見つけました。映画【チャンス】のあらすじ20世紀後半のワシントンD.C。物心ついた頃から大邸宅の庭師として一歩も外に出ることもなく、お屋敷の中で暮ら
【映画062】「ピンクパンサー」「チャンス」に主演したピーター・セラーズに私は一時期、嫉妬していました!!
映画「ピンクパンサー」シリーズで「クルーゾー警部」を演じたピーター・セラーズ。ああいう笑える作品がもっとあってもいいのになぁ~!