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二鶴工芸です。銀泥を使っての摺り込みぼかし加工。通常はマットな渋い色目での加工がほとんどですが、今回は真逆で振り砂子加工のような粒子の粗い銀粉を使っての加工。丸刷毛で加工するため、メッシュの粗い箔紛のみではムラになりやすいので、細かい箔紛も少し混ぜて、ベースになる糊もカスタムします。摺り込みぼかし加工
二鶴工芸です。色箔の砂子。200番メッシュで作ったもの。着物ではない特殊な仕事で使っています。色を暈し合わせるため、細かいメッシュの砂子にしています。まぁ、この箔も既に廃盤になっているものもあるので、無くなる前に似たような箔を探すか、あるもので切り替えるしかないですね。色箔の砂子
二鶴工芸です。大小の箔を振り混ぜた振り砂子加工。この角度だと地色が透けて見えますが、角度を変えるともう少し金箔が詰まって見えます。箔の効果というものはそういうものなんです。ですので、修行時代に師匠がたまに立って離れて見なさいとよく言われました。座って作業するだけが仕事ではないと。若い頃は加減がわからないので振り過ぎることがよくありました。手前、手前で確認しろ!!と。今となってはありがたい言葉です!!ありがたい言葉
二鶴工芸です。純金箔の砂子。竹筒の100番メッシュで作ったものです。細かい(小さい)箇所に砂子のぼかし加工の依頼でしたので作りました。通常は竹筒を使って直接振るい落として加工しますが、結局筆を使ってぼかすので、細かい加工の場合は私は直接筆に砂子をふくませてぼかします。私はです。正解はありません。各職人さんそれぞれです。砂子
二鶴工芸です。振り砂子加工。いたってノーマルな砂子のぼかし加工ですが、使っている箔が廃盤品でもう手に入らないもの。代わりになるものもありますが、微妙に色が違ったり、光沢が違ったり。まぁ、現状あるもので対応するしかないです。振り砂子加工
二鶴工芸です。年末の掃除で缶の中に長期保管していたタッパーを見たら。金泥が固まってました(+_+)たまにあることです。樹脂の塊。つるっと剥がれました(^_^;)金泥の塊
二鶴工芸です。市販に無い箔の色目はどうしようもないので、箔紛や他の素材を混ぜて近い色目を作ります。画像はパール紛を混ぜたものです。パール紛は箔紛とは発色が微妙に違うので気を付けないといけません。その場で上手く色が出せたと思っても、実際に生地に加工すると違う場合もあります。素材によっては加工する生地の色に影響されるからです。古の職人さんは箔を接着させる糊に色を付けていたようです。それは箔の発色を考慮してのこと。私も色を付ける場合があります。先人の知恵が今でも継承しているわけです。何回も言っていますが、現在の当たり前になっている技術は先人の努力のおかげです。そんな事、若い頃は一切思っていませんでしたが・・・。色目を作る
二鶴工芸です。濃朱色箔を200番メッシュで砂子に。蒸着箔(銀台)の濃朱色箔の切廻しを200番メッシュを使って細かくしています。ぼかしに使用する予定です。竹筒に入れてその場で振り落とす方法が普通ですが、ぼかしなどの作業は事前に粉状にし、さばく筆にふくませてやる方が丁寧にできる場合もございます。決まりはありませんが・・・。濃朱色箔紛