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「写真撮ってくれてる。ほら、ジェムも入って⁉︎」 「えっ、僕はいいよ」 ロンドンに20年も住んでいる身としては、さすがにライオンと一緒の記念撮影は恥ずかしすぎる! 「照れちゃって。ダメ、逃がさない!」 ケイトがクスクス笑いながら腕を絡めて、引き寄せてきた。 僕の腕は、彼女の胸の感触を捉えもう力なんて入らないよ⁉︎勘弁してくれー! って苦笑しつつピースしながら写ってしまった…… 子供たちの母親に礼を言われて、撮ったばかりのポラロイド写真を貰いニコニコしているケイト。 そんな明るく気さくで愛らしい彼女にどんどん惹かれていくのを、もう止められそうになかった。 こんな気持ちは初めてで、自分で自分の感情…