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山之口藐講談社講談社学芸文庫294ページ詩人の書いた文章を読むというのもまたいいものだ。選ばれている詩も、岩波文庫の「山之口藐詩集」よりもこちらの方が印象が強い。いちばん違うのは「あとがき」で、本書には長女の山之口泉さんの文章と、詩人の荒川洋治の力のこもった解説がついている。山之口貘詩文集 (講談社文芸文庫)posted with AmaQuick at 2022.03.20山之口 貘(著), 山之口 泉(著), 荒川 洋治(解説)¥1,320(2022/03/...
茨木のり子筑摩書房ちくま文庫295ページ与謝野晶子、高村光太郎、山之口獏、金子光晴それぞれの伝記。山之口獏は、「茨木のり子集 言の葉1」に入っていたので既読だが、こちらの本には写真が入っているのでありがたい。娘さんを写真でみることができて得をした気分。いずれの記事も熱量が高く、最近ではめずらしく一気読みしてしまった。とくに与謝野晶子と山之口獏にそれを感じた。特筆すべきは「はじめに」の文章。わたしはこ...