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こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 20歳の娘セリーは、名も知らないミスター**のもとへ嫁がされ、夫の暴力の下で毎日を耐えていた。愛する妹はセリーの夫に襲われ、失意のままアフリカへ渡った。アフリカン・アメリカン社会の差別、暴力、神、性といったすべての問題にたち向い、やがては妹との再会を信じ、不屈の精神を糧にするセリー。女の自由を血と涙で獲得しようとする女性を描く愛と感動の小説。ピュリツァー賞受賞。 黒人奴隷制度を巡って南北戦争が勃発したアメリカでは、エイブラハム・リンカーンによる1863年の奴隷解放宣言以後も、主としてアメリカ南部における黒人に対するさまざまな差別が続きました。…
『カラーパープル』(2023.12.21.ワーナー神谷町試写室)スティーブン・スピルバーグ監督が、アリス・ウォーカーの同名小説を映画化した86年作を、舞台版に続いて、スピルバーグが製作総指揮を務めてミュージカルとしてリメーク。監督はブリッツ・バザウレ。20世紀初頭から1940年代、横暴な父によって望まぬ結婚をさせられたセリー(ファンテイジア・バリーノ)が、夫のミスター(コールマン・ドミンゴ)によって最愛の妹ネティ(ハリー・ベイリー)と引き離され、夫から不当な扱いを受けながらも、やがて歌手のシャグ(タラジ・P・ヘンソン)や、義理の息子の嫁ソフィア(ダニエル・ブルックス)との出会いによって自立に目覚め、自分を変えていこうとするさまが描かれる。ゴスペルを基調としたクインシー・ジョーンズ製作総指揮の音楽は素晴らし...『カラーパープル』(23)
2024年2月9日からミュージカル版が公開される。『カラーパープル』(85)(1986.9.18.丸の内ピカデリー1)スピルバーグが作り出すほとんどの映画が面白いということは認めるにしても、最近の彼はSFXに頼り過ぎていると思っていたのは自分だけではあるまい。もちろん並の監督なら、面白い映画を作っていれば文句を言われる筋合いはないのだが、スピルバーグともなれば、見る側が面白さの上にさらなるプラスアルファを求めてしまうのは仕方のないところだ。また、彼なら一つの形にとらわれず、さまざまなジャンルに名作が残せるのではないのかという期待もある。そこには、SF映画の中での日常描写のうまさを見るにつけ、スピルバーグ=SFアクションの監督という世評に対するこちらの反発やいら立ちも含まれている。そんなこちらの一方的な思い...『カラーパープル』