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「味がしない」という表現がある。主に味が濃いものを好む傾向にある方々によって食べ物をそう表現していることが多いように思う。僕は子供のころから腎臓が悪かったこともあり、その治療の一環として無塩、タンパク質制限食というストイックを煮詰め切ったような献立を腹に詰めるしかない時期があったので”食材の味”というものを感じることを幼い頃から余儀なくされていた。 というかそうでもしないと食事が本当に楽しくないのでそうするしかなかったという面もあるが、塩気がなくてもまあまあ”食材の味”を楽しめる程度にはなっていったのだった。とはいえ、病院食でキャベツをサラダ油で炒めただけ、というか油で和えただけなんじゃないの…