子の寝かしつけのために昔話を流すことがあり、昨日は笠地蔵を見ていた。笠地蔵といえば善良なおじいさんが風雪にさらされたお地蔵さんに笠をかぶせてあげて、その恩返しを受けるという昔話の中でもハリウッドセレブばりに有名な話である。 昨日も”知っている話”としてお話を見ていたのだけど、ふと気になったのだ。 笠、それしか持っていかなかったの?と。 わりとオーソドックスな設定として、金銭的な理由で年末のごちそうやらお酒やらを手にいれることができなかった老夫婦のおじいさんが街へ自作の笠を売りに行き、ひとつも売ることができなかった帰路におじぞうさんがおり、その数はおじいさんの持っていった笠より1体多いというもの…