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菅原文太の人生には常に暗い影がつきまとう。幼少期に母親が出奔して家庭崩壊。大学は除籍。俳優業は脇役ばかり。じりじりするような焦りの中、やっとつかんだ『仁義なき戦い』で不動の地位を築くも、最後は出演を拒否してしまう。誰も信用せず、盟友と決別し、約束された成功を拒んだ男が生涯を懸けて追い求めたものは一体何だったのか。名優の内面に迫る評伝。最近、高倉健の没後10年、鶴田浩二の生誕100年ということで短い評伝を書いたのだが、その際、菅原文太も没後10年だから健さんと並べて…という案が出たのだが、調べてみると2人はタイプが違うし、東映での活躍の時期もずれるので並べて書くのは難しいとなった。しかもインタビューで健さんのことは嬉々として語った八名信夫や谷隼人も、文太さんについてもと水を向けると急に口が重くなった。という...『飢餓俳優菅原文太伝』(松田美智子)
ここのところ、スターたちの評伝を書くことが続いている。その際、参考にした文献を。『任俠映画が青春だった』全証言伝説のヒーローとその時代(山平重樹)60年代から70年代にかけて一大ブームを巻き起こした東映任侠映画の魅力を、関係者から取材した撮影秘話も交えながら再現。『任俠映画のスタアたち』(近代映画・田中雄二)邦画雑誌「近代映画」の記事を基に復刻掲載。高倉健、菅原文太等を通して“任侠映画のスタア”に憧れたあの時代を振り返る。『悪役は口に苦し』(八名信夫)日本を代表する名悪役の波瀾万丈の88年間の歩みを綴った自伝。『任俠映画伝説高倉健と鶴田浩二』上下巻(大下英治)時代劇の東映が危ない!高倉、鶴田の任侠路線に猛進!スターの確執、裏抗争、やくざの面子。霧と闇の中、新作がスタート。『キネマ旬報』2011.5下旬号映...スター評伝参考文献
『おとなのデジタルTVナビ』2024.12月号「没後10年高倉健の世界」
『おとなのデジタルTVナビ』(2024.12月号)「没後10年高倉健の世界」劇場へ行こう!」(新作映画紹介)「BS松竹東急」(放送映画)『おとなのデジタルTVナビ』2024.12月号「没後10年高倉健の世界」
俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』で、ちょっと解説文を書きました。
8月19日、八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』が、小学館から発売されました。 私はこの本の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書い…