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そういえば2年ほど前だろうか、自宅斜め裏の公衆トイレで何やらロケをやっていた。かなり大掛かりだったのでドラマとは違うんだろうなとは思ったけれどやはりコレだった、ヴィム・ベンダースの「PERFECT DAYS」。上映はすっかり見逃していたけれど、昨日からU-NEXTで配信がスタートしたので早速観る。ベンダースにしては生々しい映像だけれどヨンサンの画角が安定感を出している。何より役所広司力とベンダースの日本愛。ほとんどボクの生活圏が舞台の見慣れた風景がベンダースにはこんなに美しく見えているのかと感慨深く観る。そう、主人公がいつも昼食を食べていた代々木八幡の森はこの季節は本当に気持ちいい。今日の弁当…
【ほぼ週刊映画コラム】『PERFECT DAYS』『ティル』
共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週は役所広司が演技力と表現力の高さを示す『PERFECTDAYS』実際の「エメット・ティル殺害事件」を映画化『ティル』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1416600【ほぼ週刊映画コラム】『PERFECTDAYS』『ティル』
『PERFECTDAYS』(2023.10.23.東京国際映画祭.TOHOシネマズ日比谷)東京の下町で暮らし、渋谷でトイレの清掃員として働く平山。一見淡々と同じ毎日を繰り返しているように見えるが、彼にとっての日々は常に新鮮で小さな喜びに満ちている。平山の楽しみは、昔の音楽をカセットテープで聴くことと、休日のたびに古本屋で買う文庫本を読むこと。そんな彼の人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、木々の写真を撮っていた。ある日、そんな彼の静かな日常にちょっとした変化が訪れる。渋谷区内の17か所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエーターが改修する「THETOKYOTOILETプロジェクト」に賛同したビム・ベンダース監督が、渋谷の街、そして同プロジェクトで...『PERFECTDAYS』
東京国際映画祭2023開幕『PERFECT DAYS』「小林一三生誕一五〇年展」
東京国際映画祭2023開幕。オープニングのP&I上映(TOHOシネマズ日比谷)で、ビム・ベンダース監督、役所広司主演の『PERFECTDAYS』を見る。ベンダース流の“現代の小津安二郎映画”とも呼ぶべき傑作だった。(詳細は後ほど)隣の日比谷シャンテの3Fでは「『小林一三生誕一五〇年展-東京で大活躍-』宝塚歌劇と東宝を創った男」をやっていた。いわゆる“ゴジラ伝説”に一三はあまり登場しないが、ここでは続編の『ゴジラの逆襲』(55)の製作にゴーサインを出した東宝の社長として紹介されていた。1階には新作『ゴジラ-1.0』のゴジラがいた。東京国際映画祭2023開幕『PERFECTDAYS』「小林一三生誕一五〇年展」