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『PERFECTDAYS』(2023.10.23.東京国際映画祭.TOHOシネマズ日比谷)東京の下町で暮らし、渋谷でトイレの清掃員として働く平山。一見淡々と同じ毎日を繰り返しているように見えるが、彼にとっての日々は常に新鮮で小さな喜びに満ちている。平山の楽しみは、昔の音楽をカセットテープで聴くことと、休日のたびに古本屋で買う文庫本を読むこと。そんな彼の人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、木々の写真を撮っていた。ある日、そんな彼の静かな日常にちょっとした変化が訪れる。渋谷区内の17か所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエーターが改修する「THETOKYOTOILETプロジェクト」に賛同したビム・ベンダース監督が、渋谷の街、そして同プロジェクトで...『PERFECTDAYS』
直木賞受賞作 門井慶喜さんの 銀河鉄道の父 地元で開催された特別試写会に 行ってきました 最初は地元の獅子踊りから始まりました サプライズゲストとして 主役の役所広司さん 妹トシ役の森七菜
『銀河鉄道の父』(2023.2.16.キノフィルムズ試写室)門井慶喜が宮沢賢治の父・政次郎を主人公に究極の家族愛をつづった直木賞受賞作を、成島出監督、脚本・坂口理子で映画化。岩手県で質屋を営む宮沢政次郎(役所広司)の長男・賢治(菅田将暉)は、家業を継ぐ立場でありながら、適当な理由をつけてはそれを拒んでいた。中学卒業後は農業大学への進学や人工宝石の製造、宗教への傾倒とわが道を突き進む賢治に対し、政次郎は厳格な父親であろうと努めるもつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシ(森七菜)の病気をきっかけに、賢治は筆を執るが…。これまで賢治を理解しない敵役のように語られることが多かった政次郎を、実は息子を愛し過ぎた庇護者であり、最大の理解者であったという新たな視点で描いてイメージを一新。そこから、父と子の愛と相克を軸に...『銀河鉄道の父』
『ファミリア』(2022.12.28.リモート試写)山里で一人孤独に暮らす陶器職人の神谷誠治(役所広司)のもとに、一流企業のプラントエンジニアとしてアルジェリアに赴任している息子の学(吉沢亮)が、婚約者のナディアを連れて帰ってきた。学は結婚を機に退職して焼き物を継ぎたいと話すが、誠治は反対する。一方、隣町の団地に住む在日ブラジル人の青年マルコスは、半グレ集団に追われていたところを助けてくれた誠治に亡き父の姿を重ね、焼き物の仕事に興味を持つようになる。そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアを悲劇が襲う。脚本・いながききよたか、監督・成島出によるヒューマンドラマ。施設出身で、妻を亡くし、一人で暮らす職人、難民だった女性を妻にするその息子、誠治と同じく施設出身で、間もなく定年を迎える刑事(佐藤浩市)、ブラジ...『ファミリア』