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BL小説「犯罪史上に名を残す変質者に狙われています」試し読み
昔から怪談や都市伝説などがスキだった俺は、大学で「事故物件サークル」に所属。事故物件、おもに人の死に関連しての曰くつきな部屋や建物を調査、研究する変人奇人のたまり場だ。学生や、その身内、友人知人と幅広い情報網からネタを探したり。ネットでも日日、うってつけ
曰くつきの事故物件を調べる大学生たち。彼らの作る動画を見た不動産屋が、おどろおどろしい由来がある歴史的建築物の調査を依頼してきて・・・。建物にまつわる犯罪史上に名を残す変質者と、見た目は中学生、中身は大学生な成人ショタのBL小説。ホラーチックながら、ノリは
月夜の猫-BL小説です 月澄む空に(工藤×良太)77まで更新しました BL小説 月澄む空に(工藤×良太)77、花のふる日は41、好きだから137 まで更新しました
「勇者がブラジャーをつけているんだって?」賢者の俺は口から酒を噴出。曰く「誰かが着替えを覗いらしくて」と。覗き魔はさておき夜に勇者を詰問。困り顔の彼は俺の手をつかむと胸へ。「近ごろ育っているんだ、どうしよう」ノーブラの感触に鼻血を噴きそうになり「知るか!
しあわせだった。 だからこわかった。 永遠じゃないから。 永遠なんて無いから。 変わらないものなんてない。 終わらないものなんてない。 だからぼくは、 このしあわせの終わりを見たくなかった知りたくなかった。 なのにぼくは、 このしあわせの、永遠を願った永遠を信じたかった。 きみのあなたのまっすぐなことばに、 あなたのきみのまっすぐなこころに、 縋りたかった。 だけどぼくは、 ぼくは、ね、 ぼくは、 ・・・・・・疲れちゃったんだよ、 ぼくは、 ぼくは、――――――こわいんだよ。いまでも、 ねぇ、いまでも怖くてたまらない。だから、――――――――――――
会社の同僚、坂崎は唇がエロい。恋をしてはいないがキスをしたい。ひそかに思っていたら飲み会で。王様ゲームにて女性社員が「1番が10番にキス!」と命令。なんと坂崎で、もう一人は男。思わず立ち上がったなら、男の全員が同じように。「皆、俺とキスする?」と不敵に笑う坂
ある日、魔法の部屋でアダルトグッズを発見。しかも男を象徴するピンクのそれにはでかでかと「勇者」と書かれていて。それを突きだし詰問すれば「こ、これは伝説の剣だ!」と。「伝説の剣と見立てて訓練をしているのだ!」聞き苦しい言い訳なれど、より生々しく聞こえてひど
シェイクを吸っていたら「ちょっとちょうだい」と友人。「間接チュー!」と心拍数をあげたのもつかの間。ストローをがじがじと噛んで蓋をとったなら一気飲み。手で唇を拭い「なーに想像してんだよ!」とにやり。落胆したのは一瞬のこと。いたずらっ子のような笑みに胸をとき
ニールはネイサンに聞いていた。「それはそうと、どうして分かったの?」「なにが?」「ほら、あの5人の特徴を言い当てたでしょ。どうして、そんな風に思ったのかなと思って。ね、どうして?」「そりゃ、ニールを見てたら、あの5人に目が行くだろ」「僕?」「そ、ニールを見てたら、自然と5人の」そこで区切ったネイサンは、思わず自分が何を言っているのか分かったからだ。「あ、その、ニール?」だが、ニールは学生時代の顔に...
「ナニ」を大きくする魔法があるという。と知って、毎日「習得しろよ!」とせがむ勇者。「どうして大きくしたいんだ?」と一応聞けば「おっきいほうが悦ぶだろ!」という。「だれが」に対して「お前が!」と即答。「なーんてな!」と笑わず真顔のまま。さてこのアホエロ勇者
月夜の猫-BL小説です 花のふる日は36 BL小説 「悪いな、小林先生はこれから俺と小説の映画化の打ち合わせがあるんだ」 工藤は後部座席のドアを開けると、千雪を促して乗せ、自分も後から乗り込んだ。 「俺は諦めたわけじゃないからな、千雪!」 ドアを閉める間際、呻くような京助の言葉が千雪の心に飛び込んだ。 バックミ
家で二人で酒を飲みあかし、目覚めたならパンツ一丁だったうえ友人は不在。そのあと忙しくて友人とは会えず。急にお腹が膨らんできたと思えば、懐妊した姉の影響を受けての想像妊娠だとか。自然に治るというので気にしなかったのが、その日突然、友人に肩をつかまれ叫ばれた
月夜の猫-BL小説です 花のふる日は35 BL小説 「自己防衛、するしかないし。大体、俺の人相風体がマスコミのお陰で勝手に一人歩きして、警察がそれに踊らされるやなんて、情けなさ過ぎですわ」 言葉に詰まる渋谷に、クールな笑みを浮かべて千雪はさらに辛らつな言葉を投げつけた。 そこへドアが開いて、西岡警部が入ってきた
BL小説「恋人に呪われて転生したけど男に抱かれるのは御免だ!⑤」電子書籍を販売中
恋人と一悶着あってから、転生したRPGの世界。勇者のお供をしつつ、セクシーな踊り子として、懲りずにはっちゃけようとしたのだけど、前世の恋人の執念によって体に異変が・・・?前世のしっぺ返しで、自業自得な立場になりながら、体を狙われるのに意地になって抗う主人公総
BL小説「恋人に呪われて転生したけど男に抱かれるのは御免だ!⑤」試し読み
VS勇者・3ラウンド①赤ん坊のころ、俺は森に捨てられていたらしい。たまたま茸や薬草の採取をしていた男、父に助けてもらい、そのあとは村ぐるみで育ててもらった。父も周りも、いい人ばかり。捨て子ながら、むしろ、生みの親に見放されてよかったと思うほど、恵まれた境
BL小説・風のゆくえには~続々・2つの円の位置関係〜眼鏡の話
登場人物村上哲成(むらかみてつなり)色白、眼鏡、身長159cm、某電機メーカー子会社勤務。中学からの同級生・村上享吾と長い長い回り道した末に、ようやく一緒に住むことになったのが2019年夏のこと。『風のゆくえには〜二つの円の位置関係』主人公1。村上享吾(むらかみきょうご)容姿端麗。人目を引くイケメン。身長178cm。会計事務所を個人経営している。『風のゆくえには〜二つの円の位置関係』主人公2。先週、上記二人が主人公の『二つの円の位置関係』3部作を延々と読んでいたら(自分で書いたものを自分で楽しむ地産地消)、今の哲成と享吾にどうしても会いたくなりまして。ということで久しぶりの哲成視点です。享吾が哲成を見てため息をついている理由は、哲成が眼鏡を外さなくなったせい!と、桜井浩介に力説された哲成君。(2024年1...BL小説・風のゆくえには~続々・2つの円の位置関係〜眼鏡の話
ビジネスやネットワーキング、文化的な交流を目的とし、特定の社会的な階層や特権階級のメンバーが集まるイベント。それらを一般的に、社交パーティーと呼ぶ。親しい友人や家族とカジュアルな雰囲気の中で気軽な会話や交流を楽しむこともまたひとつの社交パーティーではあるが、それとは何もかもが違う、とアルフレードは煌びやかな会場を見渡した。所謂、上流階級と呼ばれる人間たちによるそれはまさに“社交”と呼ぶに相応しい。会...
と言うことが今朝あった、と話し終えたハインリヒはグラースから差し出されたコーヒーを受け取り、ゆっくりと口を付けた。かつてはその液体を流し込むばかりで、味わうことはなかった。いや、その行為に意味を感じなかったと言うべきか。吐き出してはいけない言葉を、表に出してはいけない感情を流し込むためだけにそれを利用していたに過ぎない。だが今は、こうして立ち止まり、香りと味を楽しむ余裕ができた。余裕ができた、と気...
いつもお越しいただきありがとうございます。短編ですが、前作の『社員研修は腐の宝庫』の続編になります。登場人物はニールとネイサンの2人です。~あらすじニールはアメリカにあるステイツ大学に通っていた。その時、出会ったのは日本人5人で、そのうち仲の良かったのはアサミとヨシの二人だった。それでも、その5人は色々と教えてくれたり、遊んでくれたりしていた。自分の事を深く知らない、その5人の傍を離れたくなかった...
月夜の猫-BL小説です 花のふる日は34 BL小説 「そら、名探偵のイメージは大事やし、ほんまいうと、高校の頃女の子に追っかけられすぎて嫌気がさしてたよって、これなら誰も寄ってこないだろう思て。わかりますやろ? 西岡警部」 不細工の代表のような面構えの西岡警部に千雪がわざとらしくそう言うと、警部はムッとした顔で
「や、やめ、そこは、だめえ・・・!」「体は嘘を吐けないようだぞ?ほら、どうだ!」「ああ!」と喘ぐ勇者と嘲笑う武闘家の声が扉の向こうから。硬直する俺をよそに白魔導士がオープン。果たして二人で向きあって裁縫を。「針で変な声はむしろエッチ!」と叫んだのに三人は
そうだあなたはぼくのひかりなんだ。 だから惹かれたのに。 だから欲しかったのに。 なのにどうして、 どうして手放してしまったんだろう。 知らないままで居られたらよかったのに。 暗闇の中できっとぼくは、 声にならない慟哭を、 届かない焦燥を、 吐き続けるんだ。真っ赤な花を、真っ白な花を。 もがきながら悔やみながらいつまで、 いつまで生きていかなきゃいけないんだろう。
月夜の猫-BL小説です 花のふる日は33 BL小説 「ほう? 別荘ね。どんなしのぎで手に入れたのやらな」 もっとキモいのはこのおっさんや! 何様や思うとんのや! 千雪はまた心の中で毒づいた。 工藤のエロやろうの肩持つわけやないけど、このアンコウオヤジはすかん! 「西岡さん、別荘は工藤さんが曽祖父から譲り受けられ
酔っぱらった俺たちは目隠し鬼を。鬼になった俺は自分のネクタイで目元を覆い開始しようとしたら。静まりかえり、微かに物音。「なんなんだよ!」とネクタイをとれば、とっさになにかを背中やポケットに隠す友人たち。一瞬、スマホが見えたような。撮影したとしてなにに使う