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月夜の猫-BL小説です 月澄む空に(工藤×良太)35まで更新しました BL小説 月澄む空に(工藤×良太)35、好きだから89、誰にもやらない42 まで更新しました
堪らない。雄吾の、その手つきは今までとは違う。そうか、雄吾は告ってきたからか。私は日本に未練あるのだろうか。そんなことを思っていると、背中から息を吹きかけられているのか、耳元を噛まれる。「め・・・・・・」「ねぇ、朝巳。彼は2年後どうなるの?」「くぅ・・・・・・。来年、決算を1人で」雄吾の手が、手が・・・・・・。「決算を1人でやらせるの?」「やらせて、みないと、何も、分からない」「彼は頑張り屋なんだな」「ゆ、ご・・・・・・...
月夜の猫-BL小説です 好きだから89 BL小説 「別にわたしに報告しなくちゃならないってことはないけど、もしかしたらイベントで沢村っちに会ったのかなとか思ったら、手塚が昼くらいには神宮出たって。それから一緒にご飯食べて買い物して、飲みに行ったって。何かまるで………」 そこで言葉を切った直子は、少し目が潤ん
月夜の猫-BL小説です 好きだから87 BL小説 「だから、沢村っちの父親が興信所を使って沢村っちを調べさせてることとか、相手が男だとか言ったからとか、それから、沢村っちの部屋とかあたしの部屋の盗聴してるとか、確か、佐々木ちゃんの名前は出してないけど、迂闊に会えないから沢村っちが我慢してるとか、そんなこと……ど
月夜の猫-BL小説です 好きだから85 BL小説 十二月も中盤に差し掛かると、世の中も忙しなく歩みを速め、賑わしさに拍車がかかる。 青山プロダクションのオフィスでも、例年のイベントである業者を招いての忘年会の準備が始まっていた。 何せ社員の少ないこの事務所では社の一大イベントにもかかわらず、準備から実行までもう
月夜の猫-BL小説です 好きだから84 BL小説 そんな顛末を今西は聞いたのだろう。 それ以降、佐々木も仕事は仕事とわきまえてはいたが、植山のことがあってから意識過剰になっているのかもしれない。 我に返ると、今の状況を思い出して、今度は頭痛がしそうだった。 気が付くとバットの快音は消えていて、佐々木はふいに強
お疲れ様です!! いやぁ〜とうとうブログ記事がブレイバーンで埋まってしまって……(予想はしてました……) まぁ、それは想定内でしたので!!(OvO) 本日は、久しぶりに?! 自創作...
月夜の猫-BL小説です 好きだから83 BL小説 目一杯の笑顔と期待に満ちた目で、八木沼は勝手に佐々木の両手を握りしめた。 「こないなめちゃきれいな人とと一緒できるとか、俺、超うれしい!」 大型犬のような無垢な目の八木沼は佐々木を覗き込んでいる。 「あ、いや、俺は……」 「え???? 男なん?」 それで離れる
目が覚める。「んー・・・・・・・、よく寝たぁ」「本当に寝たねぇ」「雄吾に消毒されるとグッスリなんだよね」「やっぱり、相性が良いんだな」バカ、と言って枕を投げつけてやる。「朝巳、NYに来い」「雄吾?」「あのイケズには言ってある。お前を掻っ攫うってな」「いつの間に・・・・・・」「朝巳、俺は幼なじみの仲良しを恋愛の対象として見ている。NYに来い。俺と一緒に暮らそう」「私は、そこまで思ってない・・・・・・」「分かってる。なあ、...
月夜の猫-BL小説です 好きだから81 BL小説 朝、十時半に迎えに行くからと今西に言われていた佐々木が十時少し前にオフィスに行くと既に直子は来ていて、室内は温かかった。 「おはよう! 今日一団と寒いね~! 昨夜お稽古遅くなったでしょ?」 「おはよう。はあ、みっちりやられよった。片付け終わったら一時過ぎ」 はあ
月夜の猫-BL小説です 月澄む空に(工藤×良太)26まで更新しました BL小説 月澄む空に(工藤×良太)26、誰にもやらない33、好きだから80、 まで更新しました
月夜の猫-BL小説です 好きだから79 BL小説 「なるほどね、しかし受けた仕事はきっちり結果を出しておられる。見かけ云々は、私の卑屈さからなんですよ。センスもない上に地も悪い。だからクリエイターは見かけにこだわらないやつがいいとかね。それに地がよくなければ、センスだけではどうにもならないものもありますからね」