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諸葛孔明の格言「無欲でなければ志は立たず、穏やかでなければ道は遠い。」の深い哲学的考察
無欲でなければ志は立たず、穏やかでなければ道は遠い。 諸葛孔明(181年 - 23
【真夜中の三国志#10】ナムコ三国志1年攻略209年編【土日限定】
真夜中の三国志 ナムコ三国志はバンダイナムコエンターテインメント(以前はナムコ)が開発し発売した戦略シミュレーションゲームです。 このゲームは中国の三国時代を舞台にしプレイヤーは有名な武将を指揮し戦略的な戦闘を展開します。 以下はゲームの特徴のいくつかです。 1. 三国志の歴史的背景: ゲームは中国の三国時代を再現しており、プレイヤーは曹操、劉備、孫権などの有名な武将を操作できます。 2. 戦略: プレイヤーは領土を拡大し様々な戦略を駆使します。 3. シリーズ展開: 「ナムコ三国志」はいくつかのエディションやシリーズが存在しさまざまなプラットフォームで楽しむことができます。 このゲームは三国…
Wo Long: Fallen DynastyのDLC第3弾「荊州の風雲」12月12日配信発表
Wo Long: Fallen Dynastyウォーロン フォールン ダイナスティ第3弾DLC「荊州の風雲」12月12日配信エンドコンテンツの拡張なども収録予定。新シナリオ「荊州の風雲」于吉亡き後の荊州・劉備軍の活躍を描くシナリオ。新たなステージ追加や難易度追加、武器種追加敵の追加も。仁王2コラボも
🙇🏻まずは2ポチっと と を押して 貰えたら、やる気 ✖100倍 ポパイのほうれん草 ❢ は じ め に ご 挨 拶 本 編 四川省 綿陽市 三国志 概 要 お わ り に ご 挨 拶 糸屯ちゃんの掲示板 主催サークルのご案内 趣味のブログを楽しむ会 映画バンザイ!! NO MUSIC NO LIFE 洋楽好きのためのサークル 関西サークル ビバ!海外生活 食べるは楽し会 2016年にブログを創めた人のサークル ブログサークルコメント #ハッシュタグ(IN POINT) ランキングバナー、拍手、はてなスター、B!ブックマーク は じ め に ご 挨 拶 おはようございます ☕ _ _))…
李克強が死にましたが、その死は、胡耀邦が死去したときを、彷彿とさせます。今後の中国から、ますます目が離せないと思うのは、僕だけではないでしょう。今日のタイトルは、諸葛亮の言葉。諸葛亮は司馬懿との戦いの最中に、五丈原で病没。 稀代の軍師も、病と老いには勝て
【真夜中の三国志#5】ナムコ三国志1年攻略204年編【土日限定】
真夜中の三国志#5 ナムコ三国志はバンダイナムコエンターテインメント(以前はナムコ)が開発し発売した戦略シミュレーションゲームです。 このゲームは中国の三国時代を舞台にしプレイヤーは有名な武将を指揮し戦略的な戦闘を展開します。 以下はゲームの特徴のいくつかです。 1. 三国志の歴史的背景: ゲームは中国の三国時代を再現しており、プレイヤーは曹操、劉備、孫権などの有名な武将を操作できます。 2. 戦略: プレイヤーは領土を拡大し様々な戦略を駆使します。 3. シリーズ展開: 「ナムコ三国志」はいくつかのエディションやシリーズが存在しさまざまなプラットフォームで楽しむことができます。 このゲームは…
【天地を喰らうⅡ】赤壁の戦い 関羽で挑戦編【エンディングまで】
関羽で挑戦編 三国志の壮大な戦いが再び蘇る! 『天地を喰らうⅡ』の新エピソードでは赤壁の壮絶な戦闘が繰り広げられます。 歴史の舞台裏に迫り英雄たちの勇敢な戦いを体験しましょう。 驚きと感動の瞬間をお見逃しなく! ゲーム下手がカプコンアーケードスタジアムの機能を使ってクリアを目指す天地を喰らうⅡ赤壁の戦いに挑戦します。 天地を喰らうⅡ赤壁の戦いは1992年カプコンから稼働されたアーケード用ベルトスクロールアクションゲームです。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); それではどうぞ(^_^)/ www.youtube.com 前回の様…
【真夜中の三国志#3】ナムコ三国志 1年攻略 202年編 諸葛亮登場【土日限定】
真夜中の三国志#3 ナムコ三国志はバンダイナムコエンターテインメント(以前はナムコ)が開発し発売した戦略シミュレーションゲームです。 このゲームは中国の三国時代を舞台にしプレイヤーは有名な武将を指揮し戦略的な戦闘を展開します。 以下はゲームの特徴のいくつかです。 1. 三国志の歴史的背景: ゲームは中国の三国時代を再現しており、プレイヤーは曹操、劉備、孫権などの有名な武将を操作できます。 2. 戦略: プレイヤーは領土を拡大し様々な戦略を駆使します。 3. シリーズ展開: 「ナムコ三国志」はいくつかのエディションやシリーズが存在しさまざまなプラットフォームで楽しむことができます。 このゲームは…
【天地を喰らうアーケード攻略2】 評判の高い天地を喰らうに挑戦!【関羽編】
関羽編 関雲長いざ参る! ゲーム下手がカプコンアーケードスタジアムの天地を喰らうに挑戦します。 天地を喰らうは1989年4月に稼働したカプコンのアーケード用ベルトスクロールアクションゲームです。 アクションゲームは苦手なのでカプコンアーケードスタジアムのコンティニューを使ってクリアに挑戦します。 今回は関羽編です (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); それではどうぞ(^_^)/ www.youtube.com 前回の様子はこちらから↓↓↓ www.youtube.com おすすめ動画はこちらから↓↓↓ 【ドラクエ6無職縛り攻略#1…
【真夜中の三国志#2】ナムコ三国志1年攻略201年編・強い武将続々加入【土日限定】
真夜中の三国志#2 前回200年の1年の様子だったので今回は201年の様子を紹介したいと思います。 前回の様子はこちらから↓↓↓ www.akinonbiri.work (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); それではスタートです。 201年になり新しい年になったので 各都市新しい武将が登場していないか情報集めに行かせました。 翌月確認すると 武将は発見できずキンの発見だったので もう1度情報集めに行かせました。 3月になるのを待っていたら 1番左の国の孫権軍がショウヨウに攻め込んできましたΣ(・□・;) 沢山の部隊で来たのかと思っ…
【真夜中の三国志#1】ナムコ三国志 劉備で統一をのんびり目指す!1年攻略200年編【土日限定】
真夜中の三国志#1 ナムコ三国志はバンダイナムコエンターテインメント(以前はナムコ)が開発し発売した戦略シミュレーションゲームです。 このゲームは中国の三国時代を舞台にしプレイヤーは有名な武将を指揮し戦略的な戦闘を展開します。 以下はゲームの特徴のいくつかです。 1. 三国志の歴史的背景: ゲームは中国の三国時代を再現しており、プレイヤーは曹操、劉備、孫権などの有名な武将を操作できます。 2. 戦略: プレイヤーは領土を拡大し様々な戦略を駆使します。 3. シリーズ展開: 「ナムコ三国志」はいくつかのエディションやシリーズが存在しさまざまなプラットフォームで楽しむことができます。 このゲームは…
経理工場は作業の関係で職訓に行った人も見たことあるから、一縷の望みを託そうと思う。
出所まで487日(火曜日) 矯正 朝食後の申し出のタイミングで郵送宅下げの願箋をもらいつつ、正担に例の W eb スキルの職訓の申し込みについて相談してみた。しかし、どそうやら美祢の調理室に限らず、どこの刑務所も炊場、洗濯などの経理工場は作業の関係で職訓に行った人も見たことあるから、一縷の望みを託そうと思う。 午前・午後とひたすら読書をし、なんとか三国志全13巻を読破できた。昼食後はグラウンドで運動会の練習。今日は応援合戦の練習だけで時間を使いきってしまい、他の練習は一切できなかった。 人気ブログランキング へ 【Amazon.co.jp限定】ザバス(SAVAS) ホ
北方三国志があと3巻残ってるので、なんとか明後日までに読破して全巻まとめて宅下げしたいとこ。
出所まで488日(月曜日) 休み 今日明日と2日連続で矯正指導日。明日郵送交付願箋をもらって明後日に本を提出しようと思うので、今日も教養テレビなどを観ながら本を読んでいく。北方三国志があと3巻残ってるので、なんとか明後日までに読破して全巻まとめて宅下げしたいとこ。 語学チャンネルの方は今日から新シーズンということで、NHK英語高校講座 communication I が中国語ナビに替わり、そしてハングルッナビが 2023シーズンとして新スタートした。ハングルッナビが1回目から観れるので嬉しい!これから1年ちょっと本腰入れてハングル勉強してみっか? 午後は理髪があり、原型刈り
現代の石兵八陣?大阪にある天王寺動物園へ久しぶりに行ったらかなりの規模でリニューアル工事中
どうも、昨日は子供たちと久しぶりに遠出をしてきた二児のパパ達也です。 久しぶりに時間をかけて電車に揺られて天王寺動物園に行ってきましたよ( *´艸`) 天…
「パリピ孔明」 第2話 ネタバレ 感想~超孔明!煎じ薬を飲めばエエ声~
四葉夕ト(原作)、小川亮(漫画) 『パリピ孔明』 あらすじはコチラ→☆ アートフェス当日。 RYO(森崎ウイン)は自分たちの本番は明日の単独。 今日はサクッと前哨戦といこうか!とドラムのMASA(高尾悠希)、キーボードのTAKU(松延知明)
三国志とはわかりやすく解説!三国志とは簡単に言うと「激爆おもしろい」三国志あらすじを超わかりやすく解説3
全世界上でもっともハラハラ・ドキドキ・・・そのファンが最も多いと言われている歴史事象「三国志」。 その解説記事最終章です❗ ライバルたちを全て蹴落とし・・・最大の領土と最高の地位を確立し
三国志とはわかりやすく解説!三国志とは簡単に言うと「激爆おもしろい」三国志あらすじを超わかりやすく解説2
超絶人気歴史物語「三国志」。全然わからない人に向けて超わかりやすく面白く解説していきます。
三国志とはわかりやすく解説!三国志とは簡単に言うと「激爆おもしろい」三国志あらすじを超わかりやすく解説!
内容が全くわからない人も多いハズ・・・そんな人たちに向けて超わかりやすく面白く「三国志」の物語を解説していきます。
劉備軍で最速クリアに挑戦! 今回はナムコの三国志で劉備軍で最速クリアに挑戦します! ナムコの三国志は1988年7月29日にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用シミュレーションゲームです。 ナムコの三国志は君主さえ倒せば領地を全部もらえるので案外簡単にクリアできると思ってましたがまさかの展開に(^^; (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); それではどうぞ(^_^)/ www.youtube.com 前回の様子はこちらから↓↓↓ www.youtube.com おすすめ動画はこちらから↓↓↓ 【FF6ピクセルリマスター版攻略#…
読書感想文は中学生で終わりかな?どうなのかな? 小学校の時からずうううっと苦労していた夏休みの読書感想文。今年は何にしようか迷っていたようですが、夏休み中に読んだらと軽い気持ちで『三国志』を推したのは、母が『三国志』好きだから。結果、非常に苦労することになりましたが・・・。これです☟ 偕成社 『三国志』全4巻 三国志〈2〉臥竜出盧の巻 偕成社 Amazon 息子は読書自体は楽しかったようですが、全4冊なんて(もっと長いのもあるけど)、あらすじ描くだけでも大変。登場人物も多いし、漢字も多い。劉備があっちへ行ったりこっちで食客になったり放浪したりで何度も読み返してヒーヒー言ってました。 (adsb…
どうも、クイズで知識も楽しくゲットしたくなるブログです。ゲームやマンガなどでメディア展開がされているといえば中国の歴史小説といえば「三国志」ですね。「三国志」といえば、NHKで1980年代には人形劇も放送されるなど爆発的な人気を集めたことなどでも有名ですよね。さ
陳寿の人生と業績に焦点を当てたブログです。彼の主著「三国志」の編纂過程、政治的背景、影響について詳細に解説。三国時代の歴史、文化、人物に興味のある方におすすめの読み物です。
歴史小説や時代劇というものをたまに見ます。歴史的な考察がしっかりしていて、勉強になる内容は好きです。 海外の歴史小説は文化背景が違うのであまりピンとこないので、読んだとしても自伝が多いです。幼い頃は漫画で描かれた自伝が好きでした。 その後、中学生になりゲームにはまり始めます。その時に買ったのが、三国志のゲームでした。三国志自体にそこまで興味はまだありませんでしたが、敵をバッタバッタと切り進む爽快感から好きになりました。 そのゲームが学校内ではやり始めたころ、学校では「朝読書」が始まります。朝読書で何を読めばいいか分からず、本屋さんで本を探しているときに目に入ったのが今日紹介する本です。 大人に…
※曹操が南陽の 宛《えん》まで来ている、という衝撃的な知らせは、あっという間に諸将にひろがった。孔明のまわりに集まった将たちの顔は、一様にこわばっている。それはそうだと、趙雲は思う。これまで何度か曹操と対決してきたが、今度の曹操は大軍を引き連れている。国境を巡る小競り合いではない、大津波が襲ってくるのも同然だ。だれもが、勝ち目はあるのかと疑い、動揺している。そんななかでも、孔明だけは落ち着き払っていた。「みなにそれぞれ策を与える。今回はわれらが樊城に移動するまでのあいだ、曹操軍を足止めするのが目的だ」孔明に反論する者はだれもいない。みな粛然としてその声を聴いている。「麋子方どのと劉封どのには、それぞれ赤い旗と青い旗を持って、山頂にて振っていただく役目をお願いする」「振るだけでよいのか」劉封の問いに、孔明は...地這う龍その13作戦をたてる
※あらわれた関羽は、甲冑姿のままで、砂埃を払うこともしなかった。その血相はいままで戦場でのみ見た鬼神を思わせるもので、その片手には漆の箱を、もう片手には、旅装の男を引きずっている。引きずられている旅装の男の顔を見て、ますます不吉な思いが増した。男には見覚えがあった。劉備が襄陽に行くたびに趙雲も主騎として随行していたのだが、その襄陽で、蔡瑁のとなりにいた男が、その鼠を思わせる顔をした男…宋忠《そうちゅう》だった。宋忠は、歯をカチカチと鳴らして怯え切っている。「何があったのだ、雲長」「何があったもなにも」劉備の問いに答えつつ、関羽は手にしていた漆《うるし》の箱を劉備のかたわらにいた孔明に向かって放り投げた。孔明はそれを受け取ると、すぐさま封を切り、開く。中には書簡が入っていた。書簡を読む孔明の顔色もまた、桃色...地這う龍その12最悪の知らせ
え、誰?というツッコミが来そうな御仁。趙雲ファンならば、正史三国志の蜀書にある「季漢輔賛臣伝」において、趙雲とならべて語られていることをたいがい知っている。wikiなどを見ると、陳到は豫洲に劉備がいる時代から、劉備に付きしたがって、白耳兵なる精鋭部隊を率いて前線で戦っていたようだ。くわしくは、そちらを検索していただきたい。武勇において、趙雲と並ぶと称賛されている。武勇に優れていただけではなく、史実では永安都督までになっているので、統率力もかなりのものだったよう。某SLGの三國志では、だんだん陳到の顔グラフィックが格好良くなってきているように見えるので、趙雲ファン、蜀漢ファンにだけではなく、広く三国志ファンにも認知されてきているのかもしれない。当作品では、勝手に陳到を趙雲の副将ということにしているが、これは...陳到(叔至)
※劉備の私室へ行くと、劉備そのひとと、張飛、孔明がそれぞれ赤い顔をしてそろっていた。劉備と孔明の顔がほんのり赤いのは、酒の力によるものだろうが、張飛に関してはそればかりではなさそうだ。部屋にはもうひとり、目の細くてすらっと背の高い男がいて、趙雲を見るなり、深々と頭を下げた。おそらくは、許都からもどってきたという細作の成延年《せいえんねん》だろう。いつもは片付いている部屋が、今朝に限っては徹夜明けのためか、散らかっていた。書簡、地図、徳利、杯、そういったものが、ばらばらにあちこち置かれている。さらには、部屋にはぷんと酒の匂いが充満していた。空になった徳利の量が三人分よりさらに多い。益徳め、呑みすぎだぞ、と張飛は心のうちで舌打ちをした。その張飛は、虎になって、劉備にからんでいる。「なーにが『お気の毒』だよ。孔...地這う龍その11細作の正体
「阿斗さまは子龍さまがお好きなのね」阿斗を上手にあやす趙雲い、感心しきりといったふうに軟児が言う。阿斗は劉備によく似た福耳の、まるまるとした赤ん坊だった。泣くときは、身が爆発するのではと周囲が臆するほどに大声で泣く。「奥方様がたは朝の支度をされているのかな」趙雲が問うと、少女たちはいっせいに、うんと答えた。「奥方様がたがお忙しそうだったので、あたしたちが子守りを買って出たんです」と、リスのような少女が言った。「でもあまりお役に立てなかったみたい。阿斗さまは、むずかしいわ」その口調が、まるで大人の口調をそっくりまねたようだったので、趙雲は思わず声を立てて笑った。趙雲がそんなふうに、楽し気に声を立てて笑うことは珍しかったのだが、もちろん、新参の少女たちはそれを知らない。知らないが、なんだか愉快になったらしく、...地這う龍その10こころの傷
食堂でほかの兵卒たちとともに食事をともにする。張著《ちょうちょ》は趙雲に言われたことを忠実に守って、朝食を猛然と食べていた。もうすこし、自分の感性や感情を優先できるようになるといいなと、となりで趙雲はおもう。壺中《こちゅう》というのは、大人に従順でないと生きていけない場所だったらしいから、張著は大人の言動に過敏になっているのだ。そして、食事をしていると、やれやれというふうに、趙雲の部隊の部将がやってきた。「どうした、朝っぱらから疲れた顔をしているな」趙雲が声をかけると、部将たちは困り顔のまま答えた。「それが、大門のところで、ちょっとした騒ぎがあったのです。どう処理してよいか、困ってしまいました」「どんな騒ぎだ」「鶏の鳴く声と同時に門をひらくのは子龍さまもご存じでしょうが、今朝はまっさきに門をくぐろうとした...地這う龍その9趙雲と子供たち
劉備に続いては、このお二方。もう千八百年は語り継がれている人たちだけあって、キャラクターががっちり固まっているところが、じつに書きづらい。とくに関羽は神さまになっているので、とても気を遣う。張飛がボケて、関羽がツッコむ、という図式を崩せないかと頭の中でシミュレートしてみたけれど、どうしても崩せない。しかし、劉備・関羽・張飛のトリオをテンプレ通りに書かないと、もうそれは三国志ではないような気もする…以上の理由から、オリジナル要素は少ない二人である。当作品内でも、関羽は義を重んじる性格で、誇り高く、思慮深い。水魚の交わりのエピソードを持ち出すまでもなく、当初は孔明のことを受け入れていなかったようだが、いったん認めると、とても親身になる。おそらく荊州で娶ったと思われる妻とのあいだに、のちに頼もしい武将に成長する...関羽(雲長)&張飛(益徳)
※朝の早い兵舎では、すでに起きだした兵卒たちが、がやがやとにぎわいながら食堂へ向かっていた。その楽し気な声と、足音、物音で、趙雲は目を覚ました。夢を見ていたような感じがするが、目をひらいたとたんに忘れてしまった。どうせ夢だし、たいした内容でもなかろうと思いつつ、寝台から起き上がる。兵舎の一角にしつらえた粗末な部屋が、趙雲の寝起きする場所である。もっとよい部屋で、劉備や孔明のそばの場所もあるのだが、趙雲が希望してここにしてもらっていた。ここにいると、兵卒たちの把握がしやすいうえに、奥向きのことに気を取られなくてすむので、かえってのんびりできるのだ。女が苦手というほどではなかったが、生来、あまりがつがつと異性に食らいつくほうではない趙雲としては、気を使わない男どものそばにいたほうが気安い。本来なら起き抜けにす...地這う龍その8新野城の朝
しばし、狼心青年のことばを呑み込むことができなかった。曹操が物見遊山《ものみゆさん》に許都をでたわけではない。いよいよ野望をむき出しにし、荊州を併呑《へいどん》せんと動き出したのだ。「し、しかし、いまはもう秋だぞ。すぐに冬になってしまう。兵法に通じている曹公が、まさかこんな時期に軍を動かすとは」おどろきうろたえる夏侯蘭《かこうらん》だが、狼心《ろうしん》青年は頓着しないというふうに、白湯《さゆ》をすすりつづけている。「裏をかいたか、それとも絶対の自信があるのか…どちらにしろ、曹公は自分がまけることなどつゆほどかんがえていない。まあ、負けることは万が一にもなかろうが。なにせ、百万の兵を動かしているのだからな」「百万…」そのあまりの膨大な数を想像しようとした夏侯蘭だが、すぐに想像が追い付かなくなり、やめた。「...地這う龍その7ふたたび荊州へ
ちょっと久々のこちらへ。前回は2月末日だったので、4か月弱ぶりの訪問。前回食べに行った時、お子さんがうるさくて、落ち着かないので行くのをやめてましたが、どうな…
「おいおい、たったひとりの丸腰の男相手に、多勢で向かうは卑怯であろう」どこか呑気に、狼心《ろうしん》青年は襲撃者たちに言う。「そいつはおれの朋友だ。殺さないでもらおうか」「知ったことか」吐き捨てるように言ったのは、例の小柄な血の涙の女だった。「おまえたち、先にこいつらを始末しておしまい!」黒装束の者たちは、返事をするまでもなく、こんどは狼心青年たちに向かっていく。狼心青年は驚く様子もない。静かにたずさえていた槍の穂先をあらわにした。となりの巨漢もまた、それに倣《なら》う。黒装束の者たちは、鳥のように高く飛び上がり、狼心青年たちに斬りかかる。その数、五人。だが、巨漢の男は狼心青年と同様にまったく動じず、腰に力を入れると、手にした槍でもって、黒装束の者のうち、ひとりを薙ぎ払った。すさまじい力であった。そいつは...地這う龍その6あらわれた助け手
コネらしいコネもないままに、乱世を腕一本でのし上がった英雄。そのわりに、なぜかふしぎと、強引さや、残虐さといった、自己中心的な面が前面に印象としてないのが、得なところ。前半生は苦労の連続であったのは、ご存じのとおり。ただ、苦労したおかげで、逆にあまたの英雄から「良い面」「悪い面」を学べたのかもしれない。「三国志演義」では、後半生はとくに泣いてばかりの印象が強く、「泣いて蜀をとった」とまで揶揄されがち。包容力のある人物で、あまり多くを語らないところ、感情をあらわにして周りに無駄な気を遣わせないところなどがある。髭は薄く、あるのかないのか、というほど(ちょっとコンプレックス)。みごとな福耳で、手足が細長いため、ふつうのひとより長く見える。音楽が好きで、派手なもの、楽しいものが好き。手先が器用で、牛のしっぽの飾...劉備(玄徳)
墓の前にいたのは、小柄な女だった。女が墓の前の地面に屈みこんで、なにやら熱心にやっている。ざっ、ざっ、ざっ、ざっ、ざっ…規則正しく音がする。どうやら、地面を掘り返しているようだ。犬のような女だな、どこかおかしいのかもしれぬ。と、そこまで考えて、夏侯蘭《かこうらん》はとつぜん、ひやっとした。おかしい、だと。おかしいのも当たり前ではないか。この女の掘り返している地面の下にはなにがある?狗屠《くと》の首ではないか。夏侯蘭は思わず腰に手をあてていた。そして、おのれのうかつさを呪った。ここ数か月、あまりに平和に過ごしていたので、近所に出かけるときは、剣を佩《お》びないようになっていたのだ。女の白く細い手が、土にまみれている。女はそれでもかまわず、熱心に土を掘り返そうとしていた。背後に夏侯蘭がいるのにも気づかない様子...地這う龍その5血の涙の女
※夏侯蘭《かこうらん》は、集落の外れに住んでいた変わり者の叔父の家を継いで、子供たちのための私塾をひらいて暮らしていた。教え方がうまいというので、瞬く間に子供たちが集まり、塾は大盛況である。子供たちの相手をするのは楽しかった。自分の冒険譚を語ることで、頭の整理もできる。それに、子供たちの素直な反応で、かえって自分を客観視できた。そもそも人に教えるということは、自分がその事物について深く理解していないとできない。夏侯蘭は、自分が武辺者だと思い込んでいたが、あんがい、自分は学があるなと自分でおどろいていた。子供たちは毎日、うれしそうに自分の話を聞いてくれる。周りの反応がよいため、夏侯蘭もうれしくなり、常山真定に帰ってからのほうが、よく勉強するようになっていた。勉強は、真面目に取り組んでみると、とても面白い。世...地這う龍その4秋祭りの日に
冀州《きしゅう》、 常山真定《じょうざんしんてい》。集落のはずれめざして、童子が走っている。幼い妹のおしめの世話をしていたら、いつのまにか太陽がすっかり昇り切ってしまっていたので、焦っている。あわてて支度をして、母親から渡された野菜のいっぱいはいった籠をかかえて、いま走っているのだが、さて、あたらしい私塾の先生は授業を待ってくれているだろうか。籠のなかの泥付きの野菜を落とさないように、気を付けながら走らねばならないので、なかなかコツがいる。ときどき、籠から野菜がごろりと地面に落ちるので、そのたびに立ち止まって拾わねばならなかった。童子はぼやきながらそれをひろい、授業がはじまっていないといいな、先生の面白いはなしを聞き逃していないといいなと願う。やがて、集落のはずれにある、古い大きな家の入口が見えた。入口...地這う龍その3常山真定の夏侯蘭先生
名前が『雲』で、あざなが子『龍』。まさに雲を得て天に昇る龍をあらわした、そうとうに気合の入った名前である。名とあざなの意味が対応できている名前なので、学のあるきちんとした人物にあざなをもらったのだとわかる。趙雲はそれなりの家柄の子息だったのだろう。「奇想三国志英華伝」では、認知症がすすんでいる老いた父の代わりに、次兄が字を授けた、という設定にした。(くわしくは「臥龍的陣番外編しゃれこうべの辻」でどうぞ)。趙国の王族の末裔かもしれない、というのは、柴錬三国志の影響を引き継いだ。趙雲が現在でもこれほど人気を誇っているのは、正史三国志の注釈にある「趙雲別伝」によるところが大きい、というのは異論がないと思う。文章に堪能な子孫が残したと思われるこの「別伝」。そこに描かれる趙雲は、ともかくかっこいい。身の丈八尺、容姿...趙雲(子龍)
大正筋商店街の和(なごみ)さんでお惣菜ゲット!(2023/6/4)
先週末、くつっ子まつりのあと、近くの大正筋商店街をプラプラしてきました。その時に立ち寄ったのがこちら、店頭でぼっかけのお惣菜を販売している和(なごみ)さんです。お店の写真撮るの忘れてた……。牛まんもすごく気になったのですが、晩ご飯用に今回は「牛すじそば飯」
※朝議が散会になったあと、趙雲は孔明のそばに向かった。孔明は趙雲の顔を見るなり、不機嫌そうに小声で言う。「曹操が来ないというのは、ほんとうだろうか」「なぜそうおもう」「根拠らしい根拠はない。勘だ。根拠と言えば、ひとつだけ。徐兄からの手紙がかえってこないのだ」徐兄とは、孔明の前任の軍師の徐庶、あざなを元直のことである。前身は潁川《えいせん》のやくざ者だったが、改心して学問にはげみ、立派に軍師となって、短期間だが劉備に仕えた人物だ。孔明の兄弟子でもあり、親友でもある。いまは事情があって曹操に仕えているが、それでも孔明はせっせと徐庶とその身辺に向けて、無事かどうかを確かめる手紙を送り続けていた。「手紙がこないとは、無視されているということか?」徐庶は義理堅い男だった。その徐庶が、かわいがっていた弟弟子《おとうと...地這う龍その2孔明の疑問
「曹操は来ないんじゃないかな、秋だし」張飛は自分にだけ聞こえるようにつぶやいたつもりらしい。だが、もともとの地声がおおきいこともあり、静まり返った広間に、かえって響いてしまった。となりにいる関羽が、ぽかりと張飛の頭を小突いて、たしなめる。「ばかもの、安易に憶測を言うな」「でもよ、兵法では、秋になったら兵を動かさないものなのだろう?自分は兵法の大家だって自慢している曹操の野郎が、あえて秋に兵をうごかすかなあ?」張飛の言うことはもっともだ。張飛と関羽のやり取りを聞いていた趙雲は、張飛もすこしずつ進化しているなと素直に感心した。ほかの者もおなじようで、張飛のことばに目をみはっている。朝議の中の発言である。しかも、今朝は勝手がちがう。許都からの情報をもったはやぶさが、飼い主たる陳到のもとへ戻って来たのだ。その細作...地這う龍その1許都からの密書
趙雲(子龍)→劉備の主騎。劉備の命令で孔明の主騎もかねる。槍の名手。ただし、その名はまだ天下に轟いてはいない。武人ながらも思いやりのある性格で、気配りの人。冷静沈着に事態に対処できる。諸葛亮(孔明)→劉備の軍師。号は臥龍。軍師ではあるが、策謀にはあまり長けていない。むしろ人を励まし鼓舞することのほうが得意。リアリストだが、人を慮ることができ、苦難に対しても精一杯努力できる美点がある。劉備(玄徳)→趙雲、孔明らの主君。感情の振れ幅が大きい。普段はおだやかだが、ことあると激情家の面も見せる。おおいに笑い、おおいに泣くことのできる、人間くさい主君。残酷なところが少ないのも、人をほっとさせるところ。手先がとても器用。関羽(雲長)→劉備の義兄弟。曹操とその家臣たちについては、だれより詳しい。当初は孔明に反発していた...地這う龍登場人物紹介
ご存じ、天才軍師。三国志演義では八面六臂の活躍をみせ、神算鬼謀の軍師として生き、蜀漢の丞相となってからも劉備の遺志をひきつぎ、そして志に殉じたとされる。史実の場合は、意外にも軍師として戦場で活躍したことは少なく、陳寿に評された通り、政治家としては超一流だったが、戦術家としては、ざんねんながら超のつく一流とはいいがたかった。「奇想三国志英華伝」(当作品)においては、知恵のあるリアリスト・常識人として描かれる。きわめてまっとうな倫理観を持ち、どんな局面においても揺らがない。育ての親である叔父に感謝の念を伝えきれなかった後悔から、周囲の人への感謝の念は、言うべき時にはっきり口にするよう自分に習慣づけている。それにより周りはおおいに照れたり、呆れたりするが、きざなのではなく、乱世において、明日また会える保証はない...諸葛亮(孔明)
まずは、この長い話を読んでくださったすべてのみなさまに感謝です。みなさまに幸あれー!小説投稿サイトを利用しての作品発表は初めてで、わからないことだらけ(いまもわかってない)です。それでもとりあえず「奇想三国志英華伝臥龍的陣」はいったん終了させることができました。途中、紆余曲折ありまして、「毎日更新」のはずが…ウクライナの戦争にショックを受けて休んだり、Windowsの更新バグに引っかかり、ビットロッカーをしっかり管理していなかったせいで、一か月以上の休みを余儀なくされたり、ううん、なにをやっていたのやら。とくにウクライナの戦争がはじまったころは、「覚悟もなく人身売買や児童虐待の話を書いてしまった、これを発表してよいものか」と悩みました…戦争がはじまったとき、隣国へ避難していく人たち、子供たちや女性たちを狙...臥龍的陣あとがきにかえて