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「國民の創生」を見てきました。D・W・グリフィス監督によるサイレント映画です。澤登翠氏と片岡一郎氏が交代で弁士を務めていました。この映画はアメリカの南北戦争を題材としています。冒頭、片岡氏は「日本人が戦争と聞くと第二次大戦を思い浮かべるように、アメリカ人にとっては南北戦争こそが大きな歴史上の悲劇である」と語っていました。映画の公開は1915年ですので、南北戦争(1861〜65年)は約半世紀前、公開当時は南北戦争を経験した人も多かったと思われ、この映画をどのように受け止めたのか気になりました。約3時間、二部制の映画です。第一部が南北戦争の勃発からリンカーンの暗殺までが描かれています。主には、同じ…
『許されざる者』(60)(1974.1.11.ゴールデン洋画劇場)西部開拓時代のテキサス。父親を亡くし、母親(リリアン・ギッシュ)と3人の息子(バート・ランカスター、オーディ・マーフィ、ダグ・マクルーア)、養女レイチェル(オードリー・ヘプバーン)の5人で暮らすザカリー家。レイチェルは長男のベン(ランカスター)を慕っているが、ある日、一人の老人(ジョセフ・ワイズマン)が現れ、レイチェルが先住民の娘だと言いふらしたことから、一家に困難がふりかかる。オードリーが出演した唯一の西部劇。監督はジョン・ヒューストン。「BSシネマ」『許されざる者』(60)
フランスの名女優ジャンヌ・モローが監督した知られざる3作品(監督デビュー作『リュミエール』(76)『思春期』(79)『リリアン・ギッシュの肖像』(83))が、「映画作家ジャンヌ・モロー」「女が女の映画をつくるということ」として特集上映される。『リリアン・ギッシュの肖像』(83)(2024.10.8.オンライン試写)インタビューを通して歴史的名女優に迫ったドキュメンタリー。1893年にオハイオ州で生まれたギッシュは、『國民の創生』(1915)『イントレランス』(1916)『散り行く花』(1919)『東への道』(1920)『嵐の孤児』(1921)など、D・W・グリフィス監督作への出演でサイレント映画期を代表する女優となり、“アメリカ映画のファーストレディ”と呼ばれた。83年の夏、当時55歳のモローがニューヨー...「映画作家ジャンヌ・モロー」『リリアン・ギッシュの肖像』
昨夜の夕食。通常食に戻り、温野菜をたっぷりと。豚肉、キャベツ、小松菜、椎茸のオイスターソース炒め、おみそ汁は大根とスナップエンドウ、松山揚げ。日に日に、能登地震の被害の実態が明らかになり、まるで爆撃を受けたかのような町の様子に衝撃を受け、何ともやりきれず、もどかしい思いです。この寒さの中、地震はまだ止むことなく続き、避難所生活も長引いて、先の見通しが立たない、というのが一番つらいですね。何かできる...
出典元: あらすじ アメリカ・メイン州のある小さな島、穏やかな波が打ち寄せる岬にたたずむ一軒の別荘。ベランダで姉リビー(ベティ・デイビス)の長い髪を、優しくブラシする妹のセイラ(リリアン・ギッシュ)。最近リビーが死を言葉にするようになり、
今回のお題は『白昼の決闘』(47)(1974.6.26.水曜ロードショー)南北戦争終結後のテキサス。インディアンの母を殺した白人の父スコット(ハーバート・マーシャル)が刑死し、孤児となったパール(ジェニファー・ジョーンズ)は、大牧場主マキャンレス夫妻(ライオネル・バリモア、リリアン・ギッシュ)に引き取られる。パールをめぐる、マキャンレス家の兄ジェシー(ジョセフ・コットン)と弟ルート(グレゴリー・ペック)の愛と確執、鉄道の利権をめぐる争い、親子の対立を、雄大な西部の風景をバックに描く。ほかに、ウォルター・ヒューストン、チャールズ・ビックフォード、ハリー・ケリー、ジョアン・テッツェル、バタフライ・マックィーン、オットー・クルーガーらが出演。ちなみにペックとビックフォードは後に『大いなる西部』(58)でも共演している...ビデオ通話で西部劇談議『白昼の決闘』