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聖書の「ヨブ記」は、旧約聖書に含まれる文学的にも哲学的にも非常に深い書物で、「なぜ正しい人が苦しむのか?」という**人類の根源的な問い**に挑んでいる作品です。 --- ## 【ヨブ記の概要】 ### ◆ 主人公:ヨブ(Job) ヨブは「完全で正しく、神を恐れ、悪を遠ざけていた」人物で、家族・財産にも恵まれていました。 --- ## 【物語の流れ】 ### 1. **神とサタンの対話(序章 1~2章)** 神はヨブの信仰…
キリストは人の罪を十字架にあがない、信じる者を十字架の血潮に洗いきよめて義とし、十字架のあがないを信じる者に神の子の身分を与えられた。あがなってくださった罪は過去、現在、未来に至るすべての罪であり、ただ、キリストの十字架の御わざによってのみ、神の御前にキリスト者は聖であり義とされて、父なる神に受け入れられ、今、神の家族の交わりに居るのである。 それは死後のことではなく、イエス・キリストの十字架のあがないを告白して、感謝をもって礼拝した瞬間からのことであり、その関係は永遠である。 ヨブにある罪は、神にすべての裁きを委ねて安息なかったことである。神はヨブを罪に定めず神の摂理を彼に説き聞かせられた。また、ヨブに罪の悔い改めを迫った友人を評価することはなく、ヨブの執り成しによって、彼らを赦されたのである。 私が...神から摂理を説かれたヨブの祝福
ヨブ記を聴く。 www.youtube.com 神と悪魔は、大勢の天使の前で夫婦漫才やってるようなもんだ。舞台でどつき合っても、楽屋じゃ仲がいいと思う。この何千年も続く長い漫才のネタのために操られる人間は堪ったもんじゃない。神と悪魔は、我妄想の自作自演だ
He Never Leaves You 今回は前回の記事と被りますがヨブ記1章からです。それだけこの箇所は私にとって考えさせられるところがあるのかも。 ヨブ記ほど後世に大きな影響を与えた書はない。特に文学や哲学の分野においての影響ははかり知れない。それはこの書が「神義論」を取り扱っているからである。この問題は常に人類にとって大きな問題であり、ヨブの悩みはいつの時代にも人間の持つ悩みである。 「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」➯ 歎異抄の一節である。私たちはこの親鸞の言葉を耳にするとき、はてな?と思う。そしてそんなことがあってたまるかと感じる。私たちが一生懸命に善に励むのは善行が善果を…
信仰の初めに聖書を読み始めて引き込まれた箇所が「ヨブ記」であった。ヨブの神を求めて格闘する姿に強く惹かれた。帰郷していた息子が通読箇所だと開いたので、一緒に読んでいて熱いものがよみがえって来た。 神はヨブを正しい人と評価された。神のことばはヨブの心がひととき迷ったからと、変わってしまうようなものではない。主が初めからヨブの本質をご存じないであろうか。サタンの企みによってボロを出すようなお方であろうか。神はサタンを用いて、ヨブを腹蔵なき信仰に導かれたのである。 どのような犠牲を払おうとも、人にとってこれほどまでに神のことばを聴く関係に至る祝福は、他に比べ得るものなき光栄である。ヨブは腹の底から叫びを上げて主を求め、みこころの解き明かしを求めたのである。それは主を知ることの飢餓である。 神は初めからヨブの信...私の好きな「ヨブ記」
前回からの大きな変化、それは部屋移動でした! 今までは4人1部屋のいわゆる「大部屋」だったのですが、個室に移動です。 周りの人を気にしなくて良いのは、とても快適。 NHKのBSで放送している海外のニュースを見たり、ニュース7を英語の副音声にしたりすることがあるのですが、大部屋のときのようにイヤホンで聞かなくてもOKです。 しかし、自分がまだ慣れていないようで、変な時間帯に目が覚めてしまいます(^^; そんなこの部屋ですが、後数日でまた移動です。 今度は、自分の病気を治すための治療により特化した個室です。 最初、その部屋はいっぱいで入れなくて、今の部屋での治療になる、と言われていたんです。 ただ…
ウツの地に、その名をヨブという人がいた。この人は誠実で直ぐな心を持ち、神を恐れて悪から遠ざかっていた。彼に七人の息子と三人の娘が生まれた。(1:1~2) 誠実で直ぐな心を持つと神が評価されたヨブは祝福を受けて、その地の有力者であり大変富んでいた。彼は信仰にも、家族にも、世の権威にも申し分のない立場にあった。 彼の息子たちは互いに行き来し、それぞれ自分の順番の日に、家で宴会を開き、人を遣わして彼らの三人の姉妹も招き、よく一緒に食べたり飲んだりしていた。(4) 子どもたちがすでに独立した立派な大人であった。恵まれていた彼らは、兄弟姉妹とも良い関係を築いていた。 宴会の日が一巡すると、ヨブは彼らを呼び寄せて聖別した。朝早く起きて、彼ら一人ひとりのために、それぞれの全焼のささげ物を献げたのである。ヨブは、「もしかする...従順と安息(ヨブ記)