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私の次男は理容師と美容師の資格を持ち、子どもの時から通っていた理容店で働いた後、昨年の7月に円満退職し、9月に船橋市でSWITCHという自分の店を始めました。これがとてもユニークで、看板も、理容店を示すクルクルポールもないので、外見では何のお店か分かりません。新京成線の二和向台駅の南口から商店街を通り、京葉銀行の前の幹線道路を渡って、細い路地を入った10mほど先の右手にコバルトブルー色の外壁に白い縁取りの出窓のついた2階建ての店舗があります。玄関扉も白い格子に透明のガラスがはめ込まれていて、小さなペンションか、喫茶店のようにも見えますが、中を覗くと理美容室であることが分かります。大きな鏡と専用の椅子が目に入るからです。 前の路地は住宅街に通じているので、人通りが多く、開店当初は物珍しさから「何屋さんですか?」とよく聞かれたといいます。この店から、半径100mほどの間に理容店が5店舗もあり、いずれも1500円から2200円という低価格を売りにしています。こんな激戦地で大丈夫なのかしらと心配する私に、息子は平然として客層が違うから平気と意に介しませんでした。私はこの店の経理を任されており、