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月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤×良太)54までアップしました BL小説 工藤は京都の撮影へとたったか行ってしまい、良太は良太で、関西タイガースの沢村を起用した東洋グループのCM制作や、宇都宮と小笠原がW主演するクライムアクションドラマの制作が始まり、ドラマで使うバーのオーナー海老原が現れ、苦手意識があ
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に48 BL小説 『ギャット』で『貴様と俺と』の撮影が始まったのは、翌水曜日の夜のことだった。 局内の会議室で月曜日に顔合わせをしてから一日しか経っていないが、何せ出演陣はスケジュールがタイトだ。 「噂には聞いてたけど、いいよね、ここ」 月曜日から東洋グループのCM撮影の
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤×良太)46までアップしました BL小説 鴻池物産社長の鴻池から、傘下の企業CMでトラブったために泣きついてきたからだった。良太が以前鴻池に嫌な思いをしたため、工藤は鴻池関連の仕事は良太にタッチさせないようにしていたが、いかにも疲れている工藤が良太は心配になる。
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤と良太)41までアップしました BL小説 工藤が急に撮影先の京都から戻ってきたのは、先輩鴻池物産社長の鴻池が傘下の企業CMでトラブったために泣きついてきたからだ。良太が以前鴻池に嫌な思いをしたため、工藤は鴻池関連の仕事は良太にタッチさせないようにしていたが、いかにも疲れて
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤×良太)37までアップしました BL小説 ドラマで使う予定の店が潰れたから至急代わりを探しておけという命が入り、良太は『ギャット』という店をもつ会社にアポを入れると店はCEOが直轄している店で、CEOは午後を逃したら当分会えないと言われて早速虎ノ門にある会社を訪れる
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤×良太)33までアップしました BL小説 工藤から良太にドラマで使う予定の店が潰れたから至急代わりを探しておけという命が入り、良太はネットで検索したりして候補の店をいくつか選ぶが、アスカに聞いた『ギャット』という店が雰囲気が合いそうだと、その店をもつ会社にアポを入れる
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に32 BL小説 もともと業界内ではクリエイター佐々木が類稀な美貌の主だという噂がちらほらあったのだが、古巣のジャストエージェンシーから独立して以来、女性誌などが佐々木本人を取り上げてからというもの、徐々に注目度が上がっている。 しかも昨年正月から佐々木がクリエイターとして関
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に31 BL小説 思わず良太の口をついて出た言葉に、「『やさか』さんとこのお菓子はほんまにかわいいてきれいですな」と淑子が答えた。 「あ、研二さんのとこのですか。なんか、いいんですよね、研二さんのお菓子って」 良太は食べる前に菓子の器を手に取って少し眺めた。 「『やさか』の
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に30 BL小説 佐々木家の表門の前に車を停めてインタホンを押すと、女性の声で、どちら様でしょうか、と聞こえた。 良太が青山プロダクションの広瀬ですと答えると、門が内側へと開いた。 車を入れて停めると、また門が閉じた。 大きな屋敷は相当古く、茶道師範佐々木淑陽の息子であり、仕事
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に29 BL小説 「あ、是非参加したいです、また連絡下さい」 昨年、軽井沢にある綾小路の山荘で友人知人が集ったスキー合宿はいろいろすったもんだもあったものの、久々良太も楽しかったのだ。 「ラインするわ」 千雪はそう言い残して京助とともにオフィスを出て行った。 京助と千雪、実は
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に28 BL小説 法学研究室助教として籍を置く大学内では、未だに臭そうネクラおたく云々と言われるのを本人は面白がっていて、講義以外ではなりを潜めているが、実際はクールな毒舌家だ。 「竹野さん、小林先生に逢いたがってるんですよね」 「気ぃ強い女優とか、アスカさんだけで手一杯や」
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に27 BL小説 千雪はテレビをあまり見ないらしく、俳優やタレントなどには疎い。 原作があるドラマのキャスティングなどには原作者が意中の俳優を押してきたりすることも多いが、千雪はとにかくこっち任せ。 つまり俺任せ。 脚本家の大久保や監督の山根もこれまで通り良太に丸投げ状態。
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に26 BL小説 というのも会社各々のやり方があるのはわかるが、ミタエンタープライズは一握りの超売れっ子以外の、特に下っ端の新人に対する待遇がいまいちなのだ。 本谷は昨年青山プロダクションが関わったドラマに出ていた人気上昇中の新人俳優だったが、マネージャーが担当する別の俳優に
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に25 BL小説 ランドエージェントコーポレーションの社長野口から連絡が入ったのは、翌朝十時を過ぎた頃だった。 「はい、ありがとうございます」 良太の予想に反して思いがけずバーを貸してもいいという。 野口は明るい優し気な口調で、好意的な印象も受けた。 「それでというわけではな
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に24 BL小説 良太は小首を傾げてから、また温かいカクテルに口をつける。 海老原が消え、身体が温まったので良太は少し肩の力を抜いた。 同時に忘れていた疲労感が押し寄せる。 あらためて店内を見回すと、それぞれみんな穏やかに寛いでいる。 オーナーはああでも、店はいい雰囲気だ。 良太
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤×良太)23までアップしました BL小説 工藤からドラマで使う予定の店が潰れたから代わりを探しておけという命が入り、良太はギャットというバーのオーナー海老原と会うが、海老原は何やら曲者だった………