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子の肌の調子が芳しくなく、近所の皮膚科に行った。小さな個人病院で、医師はものすごく物腰が柔らかく善人そうな医師で安心感がある方だ。 その先生、インカムマイクをつけている。そして胸元には小型スピーカー。これまで何度か通っていたときもその機器の存在には気づいていたが特段気にはしていなかった。誰かに指示を出すときに使うのだろうなという認識でいたのだが、珍しく子がぐずり出して互いの会話が聞き取りづらい状況が生まれたとき、先生がインカムに向かって喋りはじめたのだ。 するとスピーカーから拡大された先生の声が発された。おお、こういうときに使うやつだったんだ。この病院は小児科もあるのでこどもが泣いてしまって会…